千葉ロッテが教えてくれた、『チームで仕事を楽しむ秘訣』(前編)
2021年より日本ベネックスは、「千葉ロッテマリーンズ」のスポンサーを務めています。
スポンサー企業として、ただ応援するだけではなく、何か学べることがあるのではないか?と考え、今回は「千葉ロッテが教えてくれたこと」というテーマで座談会を開催しました。
座談会に参加してくれたのは、左から棒高跳びの現役選手増田さん(環境エネルギー事業)、複数のスポーツを経験してきた芥川さん(社長室室長)、元ラガーマンの小林さん(社長)、サッカー一筋、国見高校出身の木下(社長室)の4人です。
スポーツとビジネスの共通点
木下:
すみません、みなさんユニフォームまで用意してくださって。ロッテから頂いたユニは何で15番なんですか?
小林:
これね、確認したところ、おれの誕生日だって。(11月15日)
芥川:
なるほどー、ちょっとわかりにくいですね。(笑)
一同:(笑)
木下:
小林さんはつい先日、CS第一戦(11月6日)をzozoマリンまで見に行かれたということで、どうでしたか。
小林:
観客も1万5,000人くらい入っていたから、雰囲気良かったですよ。見ていて思ったのが、20歳、21歳くらいの若手が活躍していて、のびのびプレーしてるなぁと思った。
若手だけではなくて、ベテランの選手も活躍していて、チームワークがいいと感じたし、雰囲気で伝わってきた。
木下:
なるほど。プロ野球好きの芥川さんに聞きたいのですが、千葉ロッテがここ数年一段と強くなっている理由ってなんですか?
芥川:
小林さんが仰る通り若手の台頭とベテランの活躍はもちろんあります。ちょっとマニアックな話しですが、今年はロッテが一番盗塁してるんですよ。
今シーズンパリーグの盗塁ランキングベスト10に4人もロッテの選手が入っています。和田、荻野、中村、岡ですね。この機動力も強い理由の一つだと思います。
あとは投手も小島投手がすごくよかったのと、益田に佐々木に・・・。
一同:(やばい、詳し過ぎる・・・)
木下:
きりがないので、この辺でやめてください(笑)。話題を変えて、そもそもプロ野球をはじめとするスポーツとビジネスの共通点って何かありますか?
小林:
そうですね。スポーツもビジネスも基本チームプレーですよね。野球でいえばホームランバッターいるとか、すごいピッチャーがいて完封するとか、個人技というのもすごく重要だけど、でもいくらすごい選手が1人いたとしてもチームとして勝てるわけじゃない。そこはビジネスも同じだと思う。
すごい能力高い人が1人いるだけでは、何もできないというか。みんなの協力があってこそ、いい結果が生まれるので。
芥川:
組織構造も、「サッカー型組織」「野球型組織」っていう例えがあるくらいスポーツとビジネスには親和性がありますよね。
増田:
私は棒高跳び経験者なので、個人競技の視点からになりますが、ビジネスは常にPDCAサイクルがあります。それは個人競技も同じで、目標を設定してそれに向けてトレーニングをする。
その結果、実際試合でどうだったか。そしてそれを次に繋げていく。スポーツもビジネスも基本この繰り返しだと思います。
木下:
自分は前職時代、上司に怒られるときに、よくサッカーのたとえ話しをされましたね。
例えば市場のトレンドについて最新の情報をキャッチアップできていなかったり、競合の情報を知らなかったりすると、「お前は相手の戦術、試合の流れを考えないで試合にでるのか!知らないで勝てるわけないだろ!」って。(笑)
強い組織には「若いチカラ」「ベテランの経験」「新たな風」が必要
木下:
ロッテのように強いチーム、組織を作るうえで何が大事ですか?
小林:
我々も新しい事業、既存の事業についてもそうだけど、コアとなるのはやっぱりベテランの社員だと思う。
だけど中長期的に見ると、どうしてもそれだけだといけないから、助っ人が必要で、野球でいうとFAなのかトレードなのかわからないけど、ある程度経験がある人に入社してもらって新たな風を吹かせてもらいつつ、ドラフトのように新卒も採用して育てる。
ベテランと新たな風と、若手の成長がかみ合ったときに、チームとして強くなるんじゃないかな。
木下:
その融合を実現させるためには、どうすればいいですか?
芥川:
中途、新卒で入ってくるにしても、新しく入ってきた人が自分の実力を最大限発揮できるような環境にしたいですし、あるいはプロパーの社員も新しいことを取り組めるように、できるだけフラットな組織を目指しています。
そのために「ベネックスBOX」*を設置して、誰でも自由に意見が言えるようにしているし、製造業では珍しく、人を肩書で呼ぶことを禁止して、全員「さん」付けで呼ぶルールにしました。小さいことかもしれないけど、大事だと思います。
木下:
自分は高校サッカーの名門校に入ったんですが、入学して最初にカルチャーショックを受けたんですよ。何かっていうと、普段、先輩後輩の上下関係は相当厳しいんですが、練習中、試合中は何年生であろうと、ピッチに入れば全員タメ口、名前呼び捨てなんです。
つまり、ピッチの上では、年齢など関係なくフラットであるということです。試合に勝つためには上下関係など、気にしていてはダメだということです。
小林:
サッカーだったら勝つため、仕事だとあるプロジェクトを成功させるとか、何か目的が正しければ、過度な気遣いとか、遠慮は不要だよね。
あとこれは前に、社員へ話したことがあるけど、「社長が言ったからやる」「部長が言ったからやる」という組織になってしまうと、その判断が誤っているかもしれないのに、修正の機会が無くなってしまうよね。
そのような組織は思考停止してしまい、世の中の変化についていけず、結局のところ取り残されてしまうと思う。判断するのが、上長の役割ではあるんだけど、判断するための材料が間違っていれば、当然判断は誤ってしまう。
そんな時に、地位や立場に関係なく事実関係が間違っていることを、誰もが指摘できる組織にしたいかな。
それぞれのスポーツ遍歴
小林:
ところで、なんでみんな別々のユニフォームを着ているか、触れなくていいの?(笑)
木下:
あ、すみません。忘れてました(笑)
芥川:
小林さんはいつ頃からラグビー始めたんですか?
小林:
高校から。なんか部活入ろうと思って、素人でもできそうなのがラグビーだと思った。いや、サッカーとか野球とか高校生からだと無理でしょ?実力差がありすぎる。
ラグビーってね、大体初心者ばっかりだったよ。小中ってラグビーやる人あんまりいないから。
芥川:
ラグビーって怖くないですか?あんなガタイいい人が突っ込んできて
小林:
北陽台戦で鎖骨折ったことはあった。でも、突っ込んでいくの好きだったからラグビー向いてたのかも。
木下:
芥川さんは色んなスポーツを経験してきたんですよね。
芥川:
小学生のときはサッカーと野球で、中学は野球一本。高校は硬式テニスと剣道ですね。硬式テニスは途中で辞めたけど、剣道はずっと続けて初段まで取りました。
当時、剣道の先生が相当厳しかったんですよね。苗字は忘れましたけど、「剣道」っていう名前の先生。これ本当ですよ。
一同:(笑)
木下:
増田さんは何の競技を?
増田:
小学生のときはソフトボールで、中学から陸上を始めて大学まで続けました。今もやってますけど。
小林:
棒高跳びは中学から?
増田:
中学の時から棒高跳びやりたかったんですが、当時のコーチが危ないからという理由でやらせてもらえなかったんですよね。(不満そうに)
木下:
棒高跳びって練習で跳べていたのに、試合で跳べなくなることってあるんですか?
増田:
あぁ、逆ですね。試合のときってアドレナリン出るじゃないですか。アドレナリンがでると、面白いように記録更新していきます。
小林:
ただ練習してなかっただけじゃないですか?本番しか跳ばない、みたいな。
増田:
それは…否めないです。。
一同:(笑)
芥川:
どれくらい跳べるんですか?
増田:
今は3mくらいで、ピーク時は4ⅿ20㎝くらいです。
一同:
おお。結構、すごい。(笑)
後編はこちら↓↓
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