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へバーデン結節の意外な原因

ご無沙汰しております。
しばらくサボりにサボっていたので今回約4ヶ月ぶりの投稿となります。

大切な患者様からの「投稿サボりすぎじゃない?」というお叱りによりスイッチが入り本日から投稿を再開していきたいと思います!笑

今回の投稿内容なのですが要望がありましたため『へバーデン結節』についてお話し致します。

この症状についてあまり聞きなれない方も多いかと思いますが、簡単に説明すると手の指の第1関節に痛み、腫れ、変形が起きる病気になります。

発症は40代以降の女性に多く、ひどくなると重度の変形をきたしてしまい、僕が担当している患者さんの中には箸を持てないほど変形している方もいらっしゃいます。
そして手の指だけではなくて足にまで症状が及ぶ場合もあり、ひどくなると歩行困難になる危険性があります。

このへバーデン結節の原因なのですが、病院をはじめとした西洋医学では原因不明だと言われる事が多く、病院に行ってもなるべく安静にするように言われたり、テーピングで応急処置をされる方が多いです。
ですが東洋医学的視点では女性ホルモンであるエストロゲンの減少が大きく関与している可能性が高いと言われています。
事実として先程もお伝えしたようにへバーデン結節は40代以降の女性に発症する事が多いです。

順を追って説明すると
閉経に伴うエストロゲン分泌量の減少
エストロゲンの作用である筋肉、腱、関節の柔軟性を維持する働きが低下するそのため筋肉や関節への炎症や変形が起こる
このような順です。

と、ここまでの内容はへバーデン結節にまつわる情報を調べている方は、わりかしすぐに行き着くと思いますが、皆さんが本当に知りたいのはその事を知った上でどうすれば良いのかや、その場しのぎではなくて根本的に改善する方法だと思います。



なのでここからはあまり知られていないへバーデン結節の本当の原因、改善方です。

まず重要な点として、本当に閉経後のエストロゲンの減少が原因でへバーデン結節になるのであれば閉経後には全員へバーデン結節になっていなければおかしいはずです。

なので閉経だけではなくて何か他の原因によってエストロゲンの減少を促している事がなんとなく想像できるかと思います。

その前段階として皆さんはエストロゲンの分泌がどこで行われるかをご存知でしょうか?
それが副腎という臓器です。
近年ではよく副腎疲労という言葉も耳にするかと思います。
【寝ても寝ても疲れが取れない】【常に気分が落ち込む】【やる気が出ない】これらに悩まされていて、病院に行くとうつ病と診断されたが詳しく調べていくとうつ病ではなくて副腎疲労だったという方も実は結構いらっしゃいます。
この副腎疲労が起きるとエストロゲンの分泌量が減るので、閉経とのダブルパンチによってへバーデン結節を発症するリスクが高まります。

そしてその副腎疲労を起こす原因と言われているものがストレスやコーヒーの過剰摂取、食べ物でいえば(和菓子・洋菓子・ケーキ)、小麦類(パン・パスタ・うどん)の日常的摂取です。

なのでへバーデン結節に悩まされていて、なんとか悪化を防ぎたいという方は副腎疲労から抜け出すために食生活を見直すことが重要になります。
食生活だけではなくてストレスが日常的にある場合はそのストレスを避けるための方法、もしくは人に話してそのストレスを軽減させる等が必要になります。

治療家側の目線としては目の前の症状ばかりを追いすぎて肝心な食生活などの問題を見過ごさない事が重要なので、症状も含めて患者さんがどのような食生活をしていて、ストレスの有無も把握し、それらの改善点を提案する事も頭に入れておかなければなりません。

最後まで見ていただきありがとうございます。




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