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太る原因が睡眠不足!?

「痩せたいのに食欲を抑えられない。」

このような悩みがあり、且つ分かっていてもどうすることもできないという方も多いのではないでしょうか?
自分の感情なのになぜこれほどコントロールすることが難しいのか、患者さんからリクエストがあった為、今回はその原因と対処法を記事にしていこうと思います!!

痩せたいと思っているのに食欲を抑えられない。
その原因として考えられるのはホルモンの関与です。
ホルモンとは体の機能を調節するもので、必要に応じて必要な量、必要な場所に届くようにできています。

そのホルモンの分泌を乱してしまうのが睡眠不足です。
(この睡眠不足というのは6時間未満の睡眠のことを指します。)

食欲に関与していて睡眠不足によって分泌量が乱れやすいホルモンに「レプチン」と「グレリン」の2つがあります。

・レプチン=本来は食べ過ぎを抑制してくれるホルモンなのですが、睡眠不足によってホルモンの分泌量が減ってしまい、体重増加の原因になりやすいホルモンです。

・グレリン=食欲を増すホルモンで睡眠不足によってホルモンの分泌が過剰になってしまうのでこちらも体重増加の原因になりやすいホルモンです。

主にこの2つのホルモンバランスの乱れによって、食欲が自分の意に反してしまうケースが多いと言われています。
なのでその根本の原因となっている睡眠不足から見直す必要があります。

かといって、今まで5時間しか寝ていなかった人が2〜3日ほど7時間寝たからといってホルモンバランスが正常に戻るかというとそうではありません。

ホルモンバランスが整うまでには7時間睡眠を約3週間継続しなければいけません。

今まで睡眠時間を削って自分の時間にしていた方からすれば、生活リズムを変えることはとても難しいと思いますが、睡眠は時間を作って取るものなので本気で体を変えたいなら心を鬼にして7時間睡眠をとるようにしてみて下さい!

補足ですが睡眠不足が招く悪影響は太りやすいこと以外にもインスリンの分泌量が低下し、血糖値が高くなり糖尿病のリスクが高くなったり、自律神経が乱れるので交感神経優位になり高血圧にもなりやすいです。
その他に精神状態が不安定になりやすいため、うつ病やアルコール依存症になるリスクも高まります。

これらのことをふまえて、最近食欲が増してきたという方は欲をコントロールしようとしてストレスを溜め込むのではなくて、その根本原因の睡眠を時間をかけて見直していけば必ず効果を感じられると思うので、睡眠をとることのメリットも理解しながら頑張って下さい!!


最後までご覧いただきありがとうございます!


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