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伝わる文章を書くためのオススメの本・記事3選

こんにちは。世界観コーディネーター&&地球を楽しむ旅人、JAMYです。

話すことができても書くことが苦手…そんな話をよく聞きます。SNSをやらないと言う人が少数派な現代だからこそ、文章が上手くなりたい!という気持ちは増して行きますよね。

私もpoolojobに入り、noteの執筆やプロの方の視点を直接いただくことで我流では掴みきれなかったステップを踏んでいますが、そのような環境でなくても手に入れられる上達方法といえばやはり書籍・雑誌。また本以外にもweb媒体がどんどん進化していることでオンライン上の良質な記事にも多くの視点と学びがあります。

ということで今回は

伝わる文章へレベルアップできる書籍や記事

を3つご紹介します。



読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術|田中泰延氏


こちらは2019年に発売されているので新しい本ではないのですが、文章の本質が書いてある良書です。そして何より、読みやすさが魅力的。本を読むのがとにかく遅い私でも、数時間で読みきれる分量と分かりやすさなので、本をあまりに読まない人にも是非手に取ってほしい1冊です。


いわゆるノウハウなどのtipsを並べた本ではなく筆者自身が、タイトルが「文章術」と書いているけどテクニックを教える本ではない!と冒頭から断言しています。

では、いったいどんな本なのか?というと、文章が上手くなりたい人間からしたらノウハウをとりに行きがちだけれど、それ以上に大切なものがあることに気づかせてくれます。

笑える独特の表現力と本質をついたメッセージ性に中毒性さえ感じるほどです。元電通で長年コピーライターとしての実績があるからこその独自の世界観を見事に言葉のセンスで表現していて、書くことにもっとも重要な目線を与えてくれます。そして書くという視点にとどまらず、人生論にまで発展していく。

冒頭から常に差し込まれる自虐ネタやボケが笑わずにはいられず、2、3ページに一回は声を出して笑ってしまうので、読むのであれば是非プライベート空間にてお読みください。狙ったボケというよりは心から思ってる独り言だったり、するどいツッコミは正論でしかなく、確かにとうなずける内容ばかりです。

つまらない文章と面白い文章の違いをこれまたわかりやすい説明、かつ、筆者の独自の表現力で説明してくれています。またリサーチの方法も一般的に想定できるリサーチ方法とは異なるケーススタディーも書いてあり、それまで知ることもなかった場所やサイトも丁寧に説明してくれています。

筆者が書いたサイト記事の背景が、ここまでの資料集めをして出来上がった文章なのか、と納得と尊敬に変わるはず。

また書くにあたって何を軸とするのかを明記しており、ふざけた文章の中にプロである心構えを感じさせてくれます。文章を書く時に絶対に失ってはいけないものや、結局どうやって書くのか?という疑問にもわかりやすく解説してくれています。

文章を書くことに疑問や辛さを感じた人にも刺さる内容が多く散りばめられており、web上で公開されている記事もとても参考になる1冊です。

タイトルの通り表紙もシンプル


「言葉にできる」は武器になる。|梅田悟司氏


こちらの書籍も、冒頭からノウハウを並べるようなhow to本というわけではありません。伝わるための「言葉」の扱い方が丁寧に記されているので文章にとどまらず、話すという点においても視野を広げながら学べる一冊です。

一番目の本と同じく、世の中に出回っている具体的な指南書を読んで、理解できても結局実践で役立つことはほとんどない、と断言しています。

たしかに私もビジネス書やお金の本がたくさん本棚に並べてあり、「あなたもできる○選」だとか、「お金が増える○つの方法」などは、耳障りが良く私のための本?と思えるタイトルばかりです。しかし読んだからといって本当に億万長者になれるかというと…大金持ちになっていたら、執筆なんてせずに豪遊しているはずです。

では、なぜ指南書を読んだところで結果が出ないのか?その理由こそ、方法論における本質を紐解きながら、それならば何にアプローチしたら良いのか?という根本的課題を伝えてくれているのがこの本なのです。

特にキーワードは「言葉の解像度」で、解像度をあげるための思考力を上げる内容からスタートします。

ノウハウ本を読みあさっているのに、なかなか伝わる文章にならないと嘆いている方には救いのような一冊としてお勧めしたいと思います。


教科書ならぬ強化書とうなずける一冊


美しいのに伝わらない文章(web記事)|松永光弘氏


最後に紹介するのはweb上での記事です。どうしても本を読むことに抵抗のある方や、なかなか読書の時間を確保できないという方にも向けて、書籍の中身に沿って、伝わる文章について分かりやすく解説してくれている記事をご紹介します。

この記事は編集家の松永光弘さんへのインタビュー記事となっており、すべての「伝わらない悩み」はひとつの方程式で解ける! 「伝わる」コミュニケーションの原則というタイトルに沿って3つの構成で紹介されています。

特にその中でもラストパートである、上記リンク先は、“伝わらない美文”と“伝わる悪文”の違いについて解説してくれており、なかなか書いている文章が進まない、など行き詰まりを感じている方には是非読んでいただきたい記事になっています。

普段、私たちは、伝えたいことをそのまま伝えようとして、結局うまく伝わらない…という状況におちり入りがちですが、その解決策がまさに書籍を読まずとも記載してあります。

<著者作品>
とはいえ、全部内容を読みたいと言う方にはこちらの書籍もおすすめします。


書籍のオススメと違ってサイトであればすぐに読みに行けるので、あえて多くを語らずご紹介に留めようと思いますが、この記事の大元であるログミーに関しても少し解説を入れたいと思います。

ログミーはターゲット層がビジネスパーソンということで、ジャンルも幅広い上に今をときめく著名人へのインタビューが多いサイトになっています。聞いた話をどう紡いでいくか、その視点においても参考になる記事ばかりです。


今回は2つの書籍と、web記事のオススメでした。

最初にご紹介した2つの書籍にも、最後のweb記事にも共通して言えるのが、文章を書くときにWHY(なぜそれを書く/言うのか?)の部分を欠かさないということ。伝わる文章を書くときの重要視点ですね。

そして、たまたまなのですが、

書籍は2冊とも著者の田中泰延氏も梅田悟司氏も、電通のコピーライターとして、働いていた人と働いている人ということ。やはり15文字という短いコピーのなかに全てを語る、そんな世界を知ってるプロの書物は一味違いますね。

そして、3つ目の記事の松永光弘氏が紹介されているエピソードに、2つ目の書籍で紹介した梅田悟司氏が出てきます。意図をせずとも、紹介したい本と記事に関連性があり、こんな偶然があるのか…と正直驚いていますが、つまりは3作品とも目を通してもらえたら幸いと言うことです。

言葉を介して表現するプロ3名がメッセージとして大事にされている本当に重要な部分を素直に理解できると思います。

「忙しい」が当たり前になっている現代人がほとんどです。伝わる文章を書くためにも、本を読む、記事を読む、そんな時間をあえて優先度高く用意してみてくださいね。

Jamy





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