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志茂田景樹先生の本『14歳のきみたちへ』

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Yahoo!ニュースに取り上げられた『フォロワー41万人、志茂田景樹に“人生相談”が殺到!「死にたい」の声にどう答える?』

https://news.yahoo.co.jp/articles/4d0c8c6edf88622690280ba93ee59daa9afdff45?page=1

この記事を読んで、とにかくこの本を紹介せずにはいられないと思いました。

『なんで!? 納得できない... 14歳のきみたちへ』

この本ができたきっかけは、東日本大震災が起こった翌年、復興に向けての式典で天皇陛下がお言葉を述べているのを当時小学2年生だった息子と一緒にテレビで見ていた時でした。

息子が「この“てんのうへいか”っていう人は、なんのひとなの?」

私の頭に浮かんだ言葉は、”日本国民の象徴”でしたが、小学2年生の子どもに象徴という言葉自体がわかるわけがなし、かといって”日本人を代表する人”というのも、これもまた説明が難しい....。

結局、「いつか何となくだけどわかるときがくるよ。日本の歴史の中で、大切な人だね。」そんな答えしか出てきませんでした。

答えられない自分が悔しいのと、これから先、もっといろんな疑問が出てきたとき、親としてちゃんと答えられるのだろうか?

その時から、なんとなくもやもやしたものを抱えていました。

ある方の紹介で志茂田先生とお会いする機会をいただき、一緒に本を作りたいことをお話しました。

その当時からツイッターであらゆる方の悩みに答えていらっしゃった志茂田先生なら、私のこのもやもやに答えてくれるはずと胸に秘めていたチャンスがやってきたのです。

志茂田先生からは、「あなたはどんな本を作りたいのか」と質問をされ、

息子とのエピーソドをお話し、親である私が、中学生になった息子がこれから悩むであろう学校でのさまざなこと、そして、将来のこと、そんな悩みや疑問に答えられるだろうか? 

すでに経験していることなのに言葉にすると難しい、学校とはどんなところなのか、勉強とは、友達とは、学校を卒業して社会に出るとは、仕事とは、家族とは、自分でも言葉にすると難しいこれらのことを、志茂田先生だったら中学生ぐらいの子どもたちにどう答えてくれるのだろうか?

そのことを夢中になってお話したところ、「それはおもしろいですね。ツイッターでは短く答えていますが、書き下ろしてみましょう!」そう、力強く快諾していただき、この本ができました。

発売当初、期待以上の売れ方はしませんでしたが、この本が出てから数年後、『君たちはどう生きるか』吉野源三郎 著が、ベストセラーになり、志茂田先生も、ツイッター上でこのようなことを述べておりました。

『君たちはどう生きるか』は、1973年に出版された本ですが、漫画を入れリメイクして出版したところ数年前に大ベストセラーになった本です。

話はちょっと変わりますが、最近、弊社の本『99歳ちりつもばあちゃんの幸せになるふりかけ』をFacebookで紹介したところ、ある有名書店員さんがその投稿を見て、自身の書店にある在庫からその本を見つけて読み、「いま必要な本だと思い注文します。展開販売したいと思います。」と、シリーズ3作を合わせて50冊注文していただきました。

その書店員さんはこうもおっしゃっていました。

新刊でもなく、ちょっと前に出した本のようですが、内容は古くありません。本に賞味期限はありませんから。いい本にはこうしてまた光を浴びるのです。」

プロの書店員さんからこの言葉をいただいた瞬間、震えるような感動を覚えました。


『99歳ちりつもばあちゃんの幸せになるふりかけ』

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『99歳ちりつもばあちゃんの幸せの道しるべ』

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『君たちはどう生きるか』が、70年以上の時を経て再び脚光を浴びたのも、『ちりつもばあちゃんシリーズ』が書店員さんの琴線に触れたのも、

”その本がなにを伝えているのか”

これに尽きると思います。

『なんで?!納得できない...14歳のきみたちへ』

この本も、伝え残したい本物の言葉があります。

私が”あのとき”この言葉を求めていたように。

いま、時代がこの言葉を求めていると信じています。


本書の扉メッセージを少しだけ紹介します。


家族とは?幸せとは?

朝起きてね、

大きく深呼吸できる。

ご飯を家族みんなで美味しく食べられる。

これって、きみにとって当たり前で、

特にりがたいとも、

幸せだとも思わないだろう。

その幸せはどこからきたのだろう?

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友だち、人間関係とは

許すということは、

相手を認めることであり、

相手から自分にはない何かすばらしいものを得るということなのだー

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社会とは?仕事とは?

自分を磨きながら生きていく、これが人生

仕事は未来につながっていくのだから、どの仕事も貴い

給料には、成長しているという喜びが入っている

社会は、協力と連帯という絆が必ず息づいている

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今回はちょっと真面目に書きましたが、次回からなるべくゆるくお話しできればと思います。

ここまで読んで下さったみなさまに、いいことありますように。

ありがとうございました。

飽きるまで、燃え尽きるまで、つづくー。

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