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肩鎖関節の評価方法

前回からは評価について整理しております。前回は胸鎖関節の評価方法について整理していきました。
肩甲胸郭関節が60°可動するためには胸鎖関節は25°の可動域が確保されていることが重要でしたね。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
本日のテーマは同じ肩関節の一部を構成する”肩鎖関節”について整理していきましょう

1 肩鎖関節の特徴

前回の復習にもなりますが、肩鎖関節は肩関節を構成する関節の一つです。肩関節の可動域は180°ありますが、それぞれ担当する可動域が決まっています。
肩甲上腕関節:120°
肩甲胸郭関節:60°
  胸鎖関節:25°
  肩鎖関節:35°
となっており、肩甲胸郭関節が60°可動するための条件として肩鎖関節が35°動くことが重要です。

肩関節に制限があった場合、または鎖骨骨折後などは必ず評価しておきたいポイントです。

2 どう稼働しているのか?

上肢外転時の上肢が 挙上するに従って,鎖骨に対して肩甲骨は約 15°内転、約20°上方回旋、約20°後傾します。 また、回転軸に目を向けると、肩鎖靱帯 と烏口鎖骨靱帯の烏口突起付着部とを結ぶ軸周りに約35°回転運動します。

(引用:鎖骨,肩甲骨の バイオメカニクス)

2 実際の評価方法

では、実際の評価方法について整理していきましょう。
ポイントは肩鎖関節が可動し、その部位に圧痛があるか?です。
① 肩鎖関節を触診する 
② 肩鎖関節に押圧を加えつつ、肩関節を水平内転させる
③ 肩鎖関節周囲の圧痛があるか?を確認する

4 まとめ

肩鎖関節は肩関節を構成する関節の一つです。前回ご紹介した、胸鎖関節同様に肩関節の可動域制限があった場合しっかりと評価していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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