ドープネス将軍。
とにかく歴史が好きだ。
すっかりおじさんだが、今も歴史の中に登場する偉人、英雄達に心をときめかせている。
その中でもやはり惹かれるのは戦国武将だ。
豪傑のエピソードに触れる。
彼らは、まるで別世界のミュータント。
まさに修羅の如く。
無敵。
バッタバッタと敵をなぎ倒す。
きゅんきゅんしてしまう。
掘れば掘るほどに豪傑達はわんさか出てくる。
枚挙にいとまがない。
その中であえて今回紹介したい人物がいる。
それは、、、
室町幕府8代目将軍!!
足利義政!!
まずは説明から笑
↓↓
彼が将軍になった時期って、朝廷も幕府もクソ貧乏だし、庶民も経済もさっぱり潤ってなくて、超イケテナイ時代。
もー、秩序は乱れまくって、誰もどーやったら、いい感じに修正できるのかわからない。
もう手の施しようが無い。
そんな酷い状況の中、彼は将軍の座に着いてしまったわけです。
さらに、政治にやる気の無い上流階級の人達は私利私欲を肥やし、権力闘争に明けくれるばかり、、、
たまんないっすよね、、
義政は、政治を正すのを諦めて、仕事そっちのけで、自分のやりたいコトに没頭するコトにしましたw
歌を詠んだり、庭作ったり、絵を描いたり、ツレと喋ったり。
アホですねw
でもね。
俺が尊敬するのはその遊び方なんです。
高級シャンパンを入れて、女遊びをするわけでもなく、高級グルメを堪能するわけでもなければ、でっかい家を建てたり、高級車を乗り回したりもしません。
それはそれは凄く質素な遊びをするんですw
小石とか石とか岩を拾ってきて、紋様を配置して庭にしたり、筆と墨だけで色の無い絵を描いたり、味気ない漬物みたいなモンばっか食べて、安いお茶飲んで、やっぱ合うわーって言ってみたり、地味な皿焼いてみたりetc。
植物とか染料とか、金のかかる材質ナシで遊ぶワケなんすよね。
将軍なのに実に質素です。
でもアホでは将軍にはなれるハズないと思うワケです。
僕が思うに。
国も朝廷も市民もみんな貧乏だから、何も無い場所から、芸術で生きる光を表現しようとした。
もしかしたら、そうやって人々を導こうとしたのでは?
もしもそうなら、、、
それって超クールだぜっ!!!
って思いませんか?笑
その精神はワビサビと呼ばれるようになって今も受け継がれています。
私達、日本人ならではの文化でもありますよね。
そして、、僕は気付きました。
そうそれは、、、
コレってまさに現代で言うなればヒップホップなんじゃないか?と。
無いところから始まった、大きな文化革命に非常に良く似ているのです。
安いジャンクフード食べながら、ありあわせのモノを持ちよって音楽かけて、コレいーじゃんって言いながら、音に合わせて踊ったり、喋ってラップします。
荒廃した殺風景な街の壁に絵を描いて明るくしたり、公園で焚き火をして、バーベキューしたりします。
みんなお腹が空いてるので、炊き出し方式にしてみんなで分け合います。
火を囲んで、やっぱり踊ります。
ボロボロの弦が3本しか無いギターで歌います。
コードが無くても平気です。
持ち寄った何かを工夫して、楽しみます。
音程の要らない音楽が生まれます。
ラップやブルースです。
楽器が無い時は合唱します。
それがソウルミュージックとなります。
ファッションも自由です。
家にあるいい感じの、布のボロを切って体に巻いて衣装にします。
空き缶くり抜いてブレスレットもアリです。
レンズの割れたメガネは、くり抜いてフレームだけにしてダテメガネにしましょう。
全てワビサビです。
足利義政は超ヒップホップ。
それもクソ超ドープだ。
今日はソレがどーしても言いたかったのです。
星の数ほどの戦国武将、豪傑、偉人の中に稀にスポットを浴びない奇才、鬼才、変人が多く存在します。
そんな彼らに出会う為に、今日も私は歴史を堀り続けております。
ビバ🔥
歴史ってファンタジー🔥
BIG UP🔥ドープネス将軍義政🔥
ではでは。