ランジェリー コレクションの制作過程、デザインについて
以前のnoteで学生時代に制作したランジェリーコレクションのテーマについてお話ししました。
今回の記事はその続きということでコレクションについてもう少し詳しくお話しさて頂きます。
テーマについての記事をまだ読んでいない方はこちらから是非読んでください☺️
今回の記事ではコレクションの制作過程についてお話しさせて頂きます。
どのようにコレクションをデザインしたのか
ランジェリー という少ない面積の中で表現するため素材が重要だと思っていたので、素材、カラーを選ぶことから始めました。
まず、大阪にあるレースの工場さんに自分でデザインしたオリジナル刺繍のオーダーレースを発注しました。
オーダーレースは以前から作りたいと思い、発注する事は決めていました。
テーマのESPRIT DE LA MER(海の精霊)に沿ったタコとサソリのモチーフをレースにデザインしました。
そして、その他の生地や資材を選び、カラーガムに沿って染めて、フリルをつけたり、ボタン、ゴムを縫い合わせて素材加工したディテールのサンプルをたくさん作りました。
それらをマネキンの上で並べながらコラージュするようにデザインし、また、加工した素材の写真を撮ってさらにパソコン上で人の体の上にコラージュしてデザインしました。
それらをもとにデザイン画を何十枚も何百枚も描き、先生と一緒に作るアイテム、スタイリングを選んで決定しました。
コラージュでデザインをする事について
デザインのやり方として私はコラージュをよく使っていました。
コラージュでデザインする事で今までにない、面白い新しい発想が出来るのでやっていてとても楽しいです。
素材加工した物を直接マネキンにコラージュしたり、自分で撮った写真をコラージュしたり、テーマに沿った画像を切り取ってコラージュしたり、絵をコラージュしたりなど、、やり方は沢山あります。
そして、アナログでもパソコンでも出来ます。
トワル制作開始
デザインが決まったら、*トワル制作へと入りました。モデルさんのサイズに合わせて製作し、2、3回ほどフィッティングをしながらトワルに直しを入れて完成しました。
*トワル制作とは、本番の生地で製作する前に安い生地(トワル)で形を確認するために試着用に作る事です。
トワルが完成したらパターンに修正された直しを入れ縫い代を付け、本番生地での制作に移ります。
本番制作開始
まず、素材を染めて準備しました。素材が用意できたらカットして縫いに入ります。私はアイテムがどんどん出来上がっていくこの過程が、ワクワクしてとても好きなのです。
出来上がったら眺めて、自分でも試着してみて「可愛い!!」と独り言を連発してしまうほどに楽しいです。
アイテム完成
アイテムが完成したら靴、アクセサリーのスタイリングを決め、モデルさんに全身コーディネートをフィッティングしてもらい、直しが無いか確認し撮影の準備をしました。カメラマンと打ち合わせをし、撮影場所を決めていざ撮影です。
シューティング(撮影)
アイテムごとにどんな背景が合うか考え、事前に撮影場所や、撮影イメージ(ポーズや表情)、メイク、ヘアスタイルを決めて撮影に挑みました。友達に手伝ってもらいながらパリの街や、ホテルを使って撮影しました。
ブック制作
撮影した写真を加工し、一冊の本を制作しました。また、学校に提出するポートフォリオを制作したり、ファッションショーを行ったり。このようにコレクションが完成しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!🤎
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