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ドイツではまだ規制を緩めてほしくない人たちが過半数

少し驚きましたがなんとなく納得できるニュースが今日は目に入りました。

「ドイツ人の大半は、コロナのパンデミックを抑制するために接触禁止を緩めることに反対しています。
Die Mehrheit der Deutschen ist gegen eine Lockerung des Kontaktverbots zur Eindämmung der Corona-Pandemie」


現在は家族以外で3人以上の集まり・会合はできない決まりになっています。それでも過半数の人たちがウイルスに感染するリスクを考えると今はまだソーシャルディスタンスを保ちたい、規則を緩めてほしくないと希望していることに驚きました。

あと数字は新聞によって若干違うのですが、アンケート結果では「新型ウイルスに対する政府の対策に満足している」と「やや満足している」を合わせると2/3(60%前後)とも90%を越えるとも言われています。
不満の内容で衝撃的なのは、そのうちの12%はもっと規則を厳しくするべきだという意見だそうです。
(どの新聞にも同じような内容が掲載されているのでリンクはとりあえず一つだけ貼っておきます。)

私のようにいつも一人で出張に行き、普段からあまり友達に会ったり食事に行く時間も習慣もないと特に問題もなく暮らしていますが、本当に大多数の人がこの規則の中で満足して生活しているのかどうか…それがコロナによるものなのか、それとも家族以外の誰かとのコンタクトを断ちたいと多くの人たちが願うようなもっと別な社会的な闇が潜んでいるのか、そのへんは私にはわかりかねますが、復活祭の連休中も概ね外出制限の規則も守られているようでした。

様子を見ながら、4月19日にまたその先のことが決まるようです。
外出規制やソーシャルディスタンスの決まりが執行されてからまだ4週間目です。これからさらに不満がでてきたり、イライラが募る人たちも増えてくるころだと思います。
今の状況は「民衆とは、このような状況ではこのように行動する」という壮大な実験、ある意味観察されているようなものだと私は思っています。
これからどのような決まりが増えていくのか、あるいは決まりが緩んでいくのか、この非常事態からますます目が離せません。

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