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ミュンヘンから届いた展示会のお知らせ

春の展示会はほぼキャンセルとなって久しいですが、今日は10月末-11月始めに開催されるミネラルの展示会について、ミュンヘンのメッセから連絡が届きました。

内容は…;
今はとても厳しい時期だけれども、私たちは秋には予定通り開催します!

というような元気がいい文体が目につき、私は「おおおお???」と一瞬目の前が明るくなりました。

それも束の間、先を読み進めていけば、やはり事情は厳しいようで、
「但し私たちには健康を守る責任がある」
「行政の指示に従いながら」
「開催の決定は注意深く決定する」
というような内容でした。

文の最初のほうにチョモランマの頂上へ引き上げられ、そこからまた渓谷へ突き落とされるパターンのやつです。

でももしも秋には展示会の開催ができたとしても、出展者も来場者も気持ちがついていかないのではないかなと、私はそちらも心配になります。
そして影に日向にと展示会を支えている施工や什器屋さんなど、準備をされる業者の方々…売り上げが100%から0になった現実、これはどれだけ辛いことか。お世話になっている方々の顔を思い浮かべると本当に心が痛みます。

ミュンヘンよりもさらに色々な意味でケタ違いの規模のバーゼルワールド。これは5月末-6月開催ですが、すでにキャンセルが決まっています。
バーセルはスイスでは3番目に大きな街ですが、このバーゼルワールドが開催される期間は街の中だけでホテルは到底足りず、近隣の街からチューリッヒのほうまで、ドイツやフランスの国境のホテルまでいっぱいになります。一大行事のキャンセルによって、ホテルだけではなくてレストラン、カフェ、マーケット、すべてのインフラが打撃を受けることになります。

もちろんバーゼルだけではないのですが、すべての機能が止まっている今、これからどのような社会になるんだろうね…というのは誰もが思っていることでしょう。でもまずはこの時期を耐えて越えること。

秋になっても展示会の開催が危ぶまれているとなると、クリスマスは一体どうなってしまうのだろう…たとえウイルスの問題が終結して展示会が再び開催されるようになっても、社会は一変しているはずですから…。
春はまだ始まったばかりですが、もう長年の毎年の習慣で私の思考は季節外れに巡り、すでに冬の心配をしています。

そのように自分がいくらいろいろ考えても季節もまた巡り、今日から夏時間が始まりました。
明るい時間がさらに延び、私は大好きな季節です。
思考の習慣を少し休めるには、今は最適な期間なことには間違いありません。
…ぼけすぎないようにしないと。

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