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コーヒーフィルターを使えるマスクを作りました。

先日YouTubeで見つけた天才クリエーターのコーヒーフィルターを使ったマスクが私はとても気に入り、なんとかコーヒーフィルターを利用してマスクを作りたいと考えていました。

先週末、閉店間際でマスクが買えたのも当然といえば当然、3枚で500円以上すると呆れて誰も買わないことでしょう…念のためにと買った私は例外中の例外の心配性です。

自分でマスクを作ろうと決めて、スーパーにある手芸用品コーナーに行きましたがもちろんゴムは売り切れです。
何か代用品はないかなぁと探していて、見つけたのがこれ↓

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オイロショップ(1ユーロショップ…100円ショップのようなものです。ただ換算すると100円以上になってしいまいます)で見つけたちびっこ用靴下です。縫い目もないしとりあえず切り口が丸いので。

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コーヒーのフィルターを抑えなくてはいけないので立体的です。
教えていただいたサイトや作り方を参考に型紙も作りました。

↓ちゃんとコーヒーフィルターも使えます。フィルターが湿気を帯びてきたらすぐに交換できるところが気に入っています。

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6個くらい試作したのですが、写真のものが一番気に入っています。靴下は切りっぱなしでが、そのうちゴム買ったら交換するのでとりあえず適当です。
輪ゴムでも代用できると教えていただきましたが、本当にその通りだと思います。

私のようにマスクを装着するのが好きではないという人は、たぶん湿気を帯びた布が顔に当たっているのが気になるのではないかと思います。少なくとも私はそうなのですが、コーヒーフィルターを使うと布と口+鼻の間に空間ができるので、だいぶ気にならなくなります。

ただ、しましま模様はもう今後使わないと思います。
何を作ろうとしたのか記憶にもない、うちにあったストライプ柄の布はとてもかわいいのですが、しましまの部分を合わせるのが大変でした。立体なのでカーブが多く、布が伸び縮みしたりもするので本当に面倒です。柔らかい布という素材で物を作るということは、とても技術がいることだとあらためて思いました。

そういえば…私の母はとても器用で、布が大好きな人でした。
アパレル出身なので「布を触っていれば幸せ」というだけのことがあり、色々作ったり服を直したり、仕事をしながらもよくそんなものができたね、と思えるようなものをミシンで作っていました。

私も子供ころは母がミシンを使う横で、マクラメを作ったり大好きだった作家の大高輝美さんの本を見ながらフェルトで天使やクマを作ったりしたのも、今となっては楽しい思い出です。

そのように今日はマスクを作りながら母のことを思ったりしていましたが、あまり褒めない母に一度私はとても感心されたことがあります。
たしか小学校の中学年か高学年に差しかかる頃です。
母「あんたすごいわね!そんなにきちんとまち針使ったり仮縫いしたり。」

私(へへへへへー)

母「…なんでまっすぐ縫えないの?ちょっとわかんない。」

私(?え?ええ?お母さん???😭 いやすごい本当にその通り)

たぶんこの瞬間に私に心は布から離れたと思います。その後は現在にいたるまで、物作りといえば私は石や金属が友達となりました。

なにはともあれ、先週末に久しぶりにミシンを引っ張り出してきて慣れないマスクを作ったり母の言葉を思い出したりしつつ、でもまだうちには布の切れ端があります。何度か引っ越したけど持っていて本当によかった。
またさらに形を改良して明日また引き続きコーヒーフィルター用マスクを作ろうと思います。

今日からイェナ(Jena) という街では、オーストリアのようにスーパーへ入店するときにはマスク装着が義務付けられました。この決まりが北上してきてももう大丈夫です。私には自作の自慢のかわいいしましまのマスクがありますから。
あまりわくわくと楽しみに待つ事態でもないのですが、ちょっと楽しみになりました。

…それまでにゴムは買わないと…




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