ジャクソン|タンザニアのパン屋さん

学歴のないストリートボーイたちに職をつくるために、タンザニアでパン屋をはじめた人です。…

ジャクソン|タンザニアのパン屋さん

学歴のないストリートボーイたちに職をつくるために、タンザニアでパン屋をはじめた人です。波乱万丈な日々の中で思うあれこれを記します。

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3日間で$1,800を楽に稼ぐ秘密の方法を教えよう【努力不要】

こんにちは!タンザニアのパン屋さんジャクソンです。 タンザニア生活も約4年になろうかという今日この頃、なんと私、詐欺被害に遭ってしまいました!またもやネタを増やしてしまった。(呆れ なんの詐欺かというと、不動産絡みの振込詐欺です。なんと、阿呆な私、振り込んでしまったのです。 自分の間抜けなところを世界に向けておおっ広げにするのは、裸を晒すようでこっ恥ずかしいのですが(もじもじすな)、不都合な記憶はどんどん消し去り脳の容量を空けようとするのがニンゲン!なので、私はこれから

    • タンザニアのシャーマンキング

      ひょんなことから「タンザニアには死者を蘇生できる人がいる」という情報を得た。日本語で聞くとインパクトがある。 タンザニアに長く住んでいると、現地の人が日常的に呪術を話題にしていることに気づく。私もこれまでに何度か聞いたことがあった。 だがしかし、今回は「死者蘇生」である。黒魔術はよく聞くけども、死者の蘇生については初耳だ。シャーマンキングだ。阿弥陀丸だ。麻倉葉だ。私は、それはそれは胸を躍らせた。科学では説明できない目に見えない世界のお話が好きな性分なのだ。 さて、「死者

      • うっかりテレビ・ラジオ出演して人気者になってしまったために切腹したくなった話

        2021年8月1日、タンザニアの国営放送局(以下TBC)のラジオに出演した。日本でいうところのNHKみたいなものだ。日曜日の午後、小一時間ほどパーソナリティとおしゃべりする小さなコーナーだった。 ラジオっ子の私は、タンザニアでの収録の様子がどんなもんなのかを知りたいという好奇心のみで引き受けた。タンザニア生活における珍経験としてまた一つ経験値があがる〜うふふふふ、てなくらいのノリだった。 今回、私がゲストとして声をかけられた経緯としては、NHK WORLDのスワヒリ語放送

        • ストロングイノシシスタイル

          「何をそんなに悩んでいるんだ?」顔のすべてのパーツが丸っこい愛らしい顔つきの男が言った。 半年待った食パンのパッケージがようやっと出来上がらんとするまさにその日に、またもやサイズ違いの品を無理やり納品されそうになるという悪夢が襲来し、精魂尽き果て途方もない絶望の色を顔に浮かべた私をみて、パッケージ会社の担当者が言った。 そりゃ、悩みもするわな。と嫌味の一つや二つ、いや、百個でも千個でも並べたててやりたかったけども、攻撃力のある言葉を捻り出すHPすら残っていない。そもそも私

        3日間で$1,800を楽に稼ぐ秘密の方法を教えよう【努力不要】

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        • アフリカで奮闘している人のエッセイ
          2本
        • マーケティング
          1本

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          コロナが存在しない幻の国で2度コロナ感染したお話

          まんぼ〜!タンザニアのパン屋さんジャクソンです。 今日は、「コロナが存在しない幻の国で2度コロナ感染したお話」について書こうと思います。(笑) 長い間伏せていましたが、実は私、二度感染してしまっていました。。 先日、タンザニアでは一年以上ぶりに感染者数が発表されたり、ワクチンの輸入が決まったりと、コロナを取り巻くあれこれは大きく前進しました。 そんな機運に後押しされ、私の感染話もそろそろ時効だと思うので(笑)、現地タンザニアの医療体制や街の雰囲気、政府の対応についての

          コロナが存在しない幻の国で2度コロナ感染したお話

          オレたちの労働紛争〜さようなら25万円〜

          ご無沙汰しております。タンザニアでかろうじてパン屋さんをやっておりますジャクソンです。 またまたタイトルから物騒でどうもスミマセン(笑)久しぶりに大きなネタが入ったのでここに投下することでもって昇華(消化?)を図りたいと思います! 今回は、数ヶ月の長きに亘って、私に頭痛が痛い痛い状態をもたらしていた元マネージャーとの攻防についてでございます。てへへ 消えた2万円 ざっとあらすじをお話しますと、マネージャーと揉めてしまい、労働局に労働事件として通報され、最終的に約20万円

          オレたちの労働紛争〜さようなら25万円〜

          ケーキの切れない元ストリートボーイたち

          最近、とても稀有な読書体験をしました。「なるほど納得〜〜〜!」と頷きすぎて首がもげそうになりました。そんなカタルシス体験をくれた本とは、日本でも今話題の新書『ケーキの切れない非行少年たち』です。 友人に勧められて何の気なしに読み始めたのですが、思いがけず、本の内容が自分が日頃接している社員にそっくり当てはまっていたのです。 ケーキの切れない非行少年たち 本の内容はザッと以下の通りです。 児童精神科医の著者は、医療少年院と呼ばれる矯正施設に勤務していた。その頃、非行少年

          ケーキの切れない元ストリートボーイたち

          コロナで閉店瀬戸際なのに手塩にかけて可愛がっていた問題児ボーイに労働局に連れてかれそうになり給料2倍にしないと裁判起こすと言われた話

          アンラッキーの幕の内弁当かよ!と思いました。 なにゆえに一度に全部くる?前世で一体どんな悪事をしでかしたんだ私は? 空に問うてみても何も出てきません。今日は、そんな従業員とのプチ事件について書きたいと思います。 アフリカにもコロナがやってきた遡ること2〜3週間前。遅ればせながらも、ここタンザニアでもコロナの影響が出はじめました。日頃、外国人相手に商売をしていた我々は、彼らがお国に帰ってしまうと、真っ先に打撃を受けました。 お客さまはほとんどいなくなってしまい、経費だけ

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          タンザニアで起業ってどうすんの?〜法人登記から袖の下のチョメチョメまで〜

          こんにちは、タンザニアでパン屋を経営しております、ジャクソンです。 おそらく極限的に需要がないとは思うのですが、タンザニアでの起業のアレコレをどこよりも詳しく説明しようと思います!丸裸になって書くことをココに誓います。 というのも、自分がタンザニアで会社つーーーくろっと!と思いたったとき、ネットであれこれ情報を漁ったのですが、もう!全くと言っていいほど!ない!使える情報が!どこにも!ない!この!大量の情報で溢れかえっている世界にいるのに!ない!!!ってなったからです。

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          タンザニアで起業ってどうすんの?〜法人登記から袖の下の…

          従業員に金を持って逃げられました。

          はじめてのnoteへの投稿が、こんなにも不穏に満ちたタイトルになるとは思わなんだ。どうもこんにちは、タンザニアでパン屋を経営しております、ジャクソンです。 私はいつも、何かしらの文章を書くとき、どんな人に読んでほしいのか、読み終わった後にどんな気持ちになってほしいのか、はじめに考えてから書いています。が、これから書くこの文章は、そんなことを一切考えずに書きます。 自分の気持ちを整理し、前にすすむためだけに書く、完全なるマスターベーションです。お付き合いいただける方、お時間

          従業員に金を持って逃げられました。