コロナが存在しない幻の国で2度コロナ感染したお話
まんぼ〜!タンザニアのパン屋さんジャクソンです。
今日は、「コロナが存在しない幻の国で2度コロナ感染したお話」について書こうと思います。(笑)
長い間伏せていましたが、実は私、二度感染してしまっていました。。
先日、タンザニアでは一年以上ぶりに感染者数が発表されたり、ワクチンの輸入が決まったりと、コロナを取り巻くあれこれは大きく前進しました。
そんな機運に後押しされ、私の感染話もそろそろ時効だと思うので(笑)、現地タンザニアの医療体制や街の雰囲気、政府の対応についての備忘録を残しておこうと思い立ちました。
※タンザニアでは、2021年3月に大統領が変わり、政府が対コロナ政策の方針転換を表明するまで、コロナに関することをネット上で発信することが禁じられていました(厳密なことを言うと、私が把握している限りにおいては、このお達しが解除されたという公式発表はまだありません。なので、私が消えたらそういうことです笑)。
「コロナは存在しない」国にも第一波がやってきた
世界各地がコロナパンデミックに見舞われてから、約1ヶ月ほど遅ればせながら、タンザニアでも状況が大きく変わり始めました。2020年3月中旬の頃でした。
現地の医療体制が不十分であることや、航空便がなくなっていく状況を踏まえ、各国大使館がそれぞれの在タンザニア市民に向け、帰国を促す勧告を出し始めました。この時点で、多くの外国人が帰国しました。日本人も、青年海外協力隊の方々を含め、ほとんどの人が帰国していきました。それはそれは速かった。(トオイメ)
一方、私はというとタンザニアに残留しました。日本に帰国しても仕事面で特にできることがないということ、また「外国から帰ってきた」というだけで「ウイルスを持っている可能性が高い」という噂が広がり、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性を考えての決断でした。(実際、おばあちゃんは私の帰国を怖がっていた)
当時すごくすごく悩んだ末に、パン屋の方は休業し、日本人の方向けにオンラインでパン教室を開き、なんとか窮状をしのぎました。(オンラインパン教室に参加してくださった方々、ありがとうございました!)
コロナ関連データ非公開、「神に祈れば感染しない」
いよいよタンザニアでも感染者数が増えてきた4月初旬(この頃、東アフリカ諸国ではタンザニアの感染者数が最多でした)、マグフリ元大統領は『神に祈り、仕事を続けよう』と国民に呼びかけました。
同じ頃、国際便はすべて運行停止となり、いよいよ不穏な空気が漂ってきていました。私が居住している外国人が多く住むエリア(Masaki, Oysterbay, Mikocheni辺り)では、「コロナで呼吸困難となった若いお兄さんが朝方道端で倒れて亡くなっているのを発見されたらしい」などという本当か嘘かわからぬ噂が、外国人の間でまことしやかに囁かれるようになりました。
そんなとき、タンザニアが国外で奇異の目に晒されるようになったあの報道が・・・。
「パパイヤやヤギなどの様々な検体に氏名、年齢、性別を添えて抜打ち検査をしたところ、陽性反応が出た」と政府が発表したのです。
日本でも「そんなアホな!?」「アフリカやべえww」と、SNSで冷笑されていたことは記憶に新しいですね。
真偽のほどはさておき、この背景には、植民地時代にアフリカ諸国が経験してきたことから生まれた、先進国への根深い猜疑主義があります。のちにマグフリ元大統領は、コロナワクチンに関しても先進国の陰謀であると説いていました。
世界中で物笑いのタネにされた彼のコロナ政策ですが、現地のマグフリ支持層は、そのまま鵜呑みでした(現地にいないときっと伝わらないと思いますが、本当に心から彼の主張を信じている人をたくさんみてきました)。
というのも、マグフリ元大統領は自身が貧しい農家の出身であったことから、低所得層からの圧倒的支持を得ていたからです。(彼の国葬が執り行われた時には、相当数の市民が会場に押し寄せ、少なくとも45名が死亡、37名が負傷と報じられました。それくらいファンの多かった強烈なリーダーシップを備えた政治家でした)
今時ネットにアクセスすれば、世界のあらゆる情報が入手可能なはずなのに、なぜ?と思われるかもしれません。
しかし、現実にタンザニアで、日頃からネットにアクセスできる人は一体何割いるでしょうか?たとえスマートフォンを持っていても、WhatsAppとInstagram以外にはネットアクセスできない人も多いのです。
さらに悪いことには、マグフリ元大統領政権下では、表現の自由を制限する政策がとられていました。2018年、ブログやYoutube等オンラインコンテンツ提供者は認可取得を必須とし、違反すれば罰金とされました。また、新聞・ラジオも検閲されており、政府を批判する内容については報じることができない状況が続いていました。選挙前はTwitter等のSNSへのアクセスができなくなるということも普通にありました。
そんな状況下で国民がアクセスできる情報は、どれも政府にとって都合の良い情報ばかり。弊社の社員に「日本はいまどうなの?」と聞かれ死亡者数を伝えると、「そんなバカな」と笑い出してしまい、取り合ってくれなかったのを覚えています。このような状況下において国民が「コロナなんてない」と思い込むのもしょうがないのかもしれません。
そんなわけなので、タンザニアではマスクを着用している人はほとんど見られませんでした。(今現在もですが!w)私がマスクを着用して歩いていると、「お前ら中国人が持ってきたウイルスなのに何を怖がってんだー!」とヤジを飛ばされることもありました。笑
マグフリ元大統領の対コロナ政策に関する是非を問う議論はさておき、彼が現実離れした「嘘」を国民に唱え続けた背景には、国民のパニック回避があると言われています。
というのも、タンザニアではインフォーマルセクター従事者が多く(その数76%にものぼるそう)そういった方々の暮らしを鑑みると、人との接触を避けることは不可能だからです。
ダルエスサラームでも多く見られますが、トタン屋根の長屋に部屋を借りている人々は、多くの場合、トイレやシャワーなどの水場を共有して生活しています。つまり、ロックダウンしたところで、感染リスクを減らすことはインポッシブルに近しい、と考えたと。もし、ロックダウンを強行すれば、それはすなわち大多数の貧困層の死を意味するのです。
どのみち無理ならば、先進国と逆行するこの政策を政治利用してしまえ、すなわち、国民の反植民地主義感情を煽ることで政権支持を強めようとしたのではなかろうか。
幾分か私の曲解が入っているかもしれませんが、そんなようなことを、先日タンザニア人の友人が話していました。
私個人としては、彼の主張に納得する部分があるものの、それが良かったとは思っていません。市民はあらゆる情報にアクセスした上で、吟味し選択する権利があるはずだと思っているので。それがないことには、いつかの恐怖政治の歴史が繰り返されてしまうことになるのではないか、と危機意識を持ってこの状況をみています。
コロナ検査には賄賂USD500が必要?!
さて、ここからは私のお話です。
5月初旬、典型的なコロナの症状を経験しました。微熱が続き、味覚がなくなり、咳が出て、一日中体がダルくて重い。
1週間以上たっても症状が戻らなかったため、ダルエスサラームでは一番か二番目に大きな病院、アガカーンへ行きました。
私が行った日、おそらく同じような症状の人たちが20人くらい待合室にいました。お昼すぎに行った私が悪かったのですが、5時間弱待ちました(涙)待ちに待っていよいよ診察・・・・!コロナの症状があることを伝えると、
「コロナなわけないので、マラリアと腸チフスの検査をします。」
と言われました。(なんでだよーーーー!w)
It is not possible!って、お医者様に鼻で笑われました。笑
これは後日友人に聞いたのですが、この病院では、賄賂USD500を医師に渡さないと、コロナの検査はしてもらえなかったのだそうです。(彼の友人がそうやってようやく検査してもらえたとかw)
印象的だったのは、私が待合室で待っている間に、コロナ感染で亡くなったと思しき方の棺2つが脇を通り過ぎていったことです。棺を抱えている人に続き、消毒スプレーを撒いて歩くスタッフ。全員、厳重に防護服を身に纏っておられました。
「あーーー明日は我が身かもしれないな。」と思いました。他の人も同じように思っていたのか、待合室は妙に静かで物々しい雰囲気でした。
結局、アガカーンでは検査してもらえなかったため、後日IST病院にて検査してもらいました。
結論から言うと、この時の検査結果は返ってきていません。が、返ってきていないことが、「陽性」であることの証左なのです・・・。闇。笑
ちなみに、病院では、3日後に検査結果は出るので、こちらから電話をかける、と言われていました。1週間待てど、2週間待てど、3週間待てど「まだ出ていない」とのことでした。
病状については、1ヶ月半程度微熱が続きましたが、自宅療養で回復しました。
タンザニアで二度目の感染
さて、時は流れ、2021年2月中頃、またしても感染の疑いが!(本当に体が弱くて嫌になるな)
この時は、風邪の初期症状が2週間以上続いているな・・・ということで再度病院でチェックを受けることにしました。今回は最初からISTクリニックへ!
この時、タンザニア政府はまだコロナの存在を認めてはいなかったものの、渡航者向けに陰性証明書の発行は行っていたため、手続きをスムーズにするためか、はたまた感染状況を暗に把握するためか、公式WEBページ上で事前に予約手続きが必須となっていました。
↑病院でもらえる支払いとWEB手続きの説明書き
検査を受けると、2日後に結果が受け取れるとのこと。実際、ちゃんとSMSメッセージが届き、送られてきたリンクにアクセスすると、そこに結果が書いてあります。結果はいかに・・・!
「あなたは陰性証明書を受け取ることができません。検査を受けた日から7日後に再度検査を受けてください。」
とスワヒリ語で書いてあります。婉曲的に陽性であることを伝えてきてくれます。はんなりか!
病院で待っている間、看護師の方と世間話に興じていた流れで電話番号を交換し後日連絡をとりました。(タンザニアでは病院ですらナンパスポットなのだ!笑)
私の検査結果が陰性ではなかった(=陽性)ことを心配し、「今朝は、ちゃんと生姜とレモンを混ぜてお湯で割って飲んだか?」と、律儀に1週間毎朝電話をよこしてくれました。
どこの国でもそうかと思いますが、自宅療養の場合は、栄養をしっかりとって寝るしかないのです!
マグフリ元大統領が推していた伝統医療も似たようなレシピで(タンザニア政府はパンデミック当初、公式にこのような伝統医療で治ると主張していた)、これに薬草やら何やらを混ぜて・・・だったので、この方もマグフリ信者かな?と思いました。
ISTは外国人が経営するプライベートな病院で、スタッフも含めオペレーションは洗練されており、コロナに対する意識も同じくらいアップデートされたものと信じていたので、正直ショックだったと言うか、いや、ブルータス!お前もか!的な絶望を感じました。
ちょっと話は脱線しますが、看護師さんと話していてもう一個感じたことですが、普段穏やかなタンザニア人でも、病人に対しては「体を動かせ!寝るな!」と、古代ギリシャのスパルタもびっくりのゴリゴリマッチョな思想を押し付けてくるんですけど、あれ、一体なんなんでしょうか・・・?笑
汗をかいてデトックスしろ、っていうのはわからないでもないですが、辛くて横になってる病人に「動け!エアロビがいいぞ!」ってアドバイス、松岡修造でもしなくないですか・・・?
病状に関しては、1ヶ月半程度微熱が続き、自宅療養で回復しました。
インド人の闇ワクチンビジネス
私の体調が回復してきた頃、タンザニアでもワクチンを打ってもらえるという情報を秘密裏に教えてもらいました。笑
なんでも、インド系の医師がイギリスから輸入してきたもので、USD200で打ってくれるとかなんとか。。。
真偽のほどは定かではありませんが、よくよく考えてみたらワクチンなんて食塩水を打たれたとしても素人にはわからないような・・・。しかも、ワクチンを打ったとして、発症リスクはゼロではないので、コロナ感染しても文句を言えないという・・・ついでに変種も出てきているし。
もし食塩水を売っているとしたら、なんて美味しい闇ビジネスなんだ!と、アホなことを考えてしまいました。もちろん、闇ワクチンの接種は断りました。
というようなことをずっと思っていたんですけど、つい昨日ウガンダで偽ワクチン打っていた看護師が逮捕されたニュースが出ましたね。みんな考えることは同じようです(笑)
マグフリ元大統領、異例の任期中逝去
タンザニアの大統領のお話に戻りましょう。
2021年3月17日、「3月14日にマグフリ大統領が逝去した」ことが公式に発表されました。このニュースは、当時国内外で電撃的に報じられました。
というのも、政府の公式発表の数日前から、「コロナなんて存在しないと言っていた張本人がコロナ感染しているらしい」「インドで治療入院中」「ナイロビに搬送されたらしい」など、様々な憶測が飛び交ったいたからです。
一応、政府の公式発表によると、「心臓の病で、ダルエスサラームの病院にて亡くなった」とのことですが、真相はわかりません。
タンザニアで、大統領が任期中に逝去するのは初めてのことだったこともありますが、マグフリ氏に次いで大統領に就任することになったのが、アフリカ初の女性大統領(サミア・スルフ・ハッサン氏)だということも世間を賑わせました。
タンザニアもついにワクチン導入へ
「ママサミア」の愛称で親しまれる新大統領サミア・スルフ・ハッサン氏は、4月18日、コロナパンデミックに対応するため、12人からなる有識者委員会を組織しました。この時、国民に対し手指消毒や体力づくり、着用が義務付けられた場所ではマスクを着用する等のコロナ感染予防対策について言及していました。
そして、5月17日、委員会は政府に対し、ワクチンを調達するように提言しました!前大統領が人がひしめく協会でマスクも着用せずに「神に祈ろう!」と演説していたことを思うとこれは革命だ・・・
とはいえ、2020年7月に施行されたオンライン・コンテンツの規制についてはまだ解除されていません。コロナに関する情報の発信が取り締まりの対象となっています。実際、イリンガ、ダルエスサラーム、キリマンジャロで、2021年3月16日までに4人が「マグフリ大統領の健康状態に関して虚偽の情報を拡散した」として逮捕されたという報道がありました。
新大統領就任後、「メディア規制は今後緩めていく」と言及はしたものの、「刑法89条とサイバークライム法の16条に違反すると取り締まる」と脅されたのも、そのたった2ヶ月前のこと。まだまだ様子をみる必要がありそうです。(とかいいながら日本語だからとこんな記事を書き殴っている)
と、なんだか物々しい雰囲気の話になってしまいましたが、明るいニュースもあります。
6月4日、ついにタンザニア政府はワクチンの輸入を発表!
同月、パンデミックの経済的課題へ取り組むために、国際通貨基金(IMF)から5億7,100万ドル(約1.3兆Tsh)の融資を正式に申請!
そして今週6月28日、一年以上ぶりに感染者数を公式発表!(タンザニアでは100件の新しい症例を記録し、うち70人が危機的な状態にあるとのこと。)
とな。
数ヶ月前、前政権が「コロナない!」と言ってたのが夢のようです。
渡航者は何を気をつけたら良い?
我々としては、気になるのは渡航者のアレコレ。
これまでのタンザニアは、良くも悪くも、空港ガバガバ状態で最後の楽園と呼ばれていた(?)くらい、渡航の際にコロナのアレコレを何を気にしなくて良い国でした。そのせいもあって、一時観光客が押し寄せていました。
しか〜し、第三波がきたと言われているとおり、2021年5月から空港での検査もいよいよ厳重になってまいりました。失楽園。
5月4日以降、タンザニア政府はすべての入国者にRT-PCR陰性証明の提出を求めるようになっています。
また、入国時には空港で迅速抗原検出検査(一人25ドル)も受けること、入国前24時間前以内に、WEB上での旅行者健康調査フォームの提出が必須になりました。
※この検査の待ち時間が2時間くらいかかっていたらしく、長すぎる!ということで苦情が相次ぎ、5月18日から検査所を2か所から10か所に増やし、電子支払いシステムを強化することで対応しているとのこと。今は15分しかかからないよ!との記事を読みましたが真偽のほどはいかに。
(2021年7月1日に書いている記事です。私が空港で実際に体験したわけではないのであしからず・・・)
それから、コロナのインド株が流行しているらしいと聞いて久しいですが、ここタンザニアでもそれを恐れてか、インドとタンザニア間の旅客機の往来を原則禁止(5月4日〜)としています。 トランジットを含め、インドへの渡航歴がある入国者に、より徹底した対処を行う、とも。
ウガンダではすでにインド株が入ったと確認されているそうなので、いわんやタンザニアをや、でしょうね・・・。
とはいいつつ、街中では誰もマスクをつけていない
これだけ政府がドラスティックに方針転換したのであれば、さぞかし現地の雰囲気も変わったんでしょうね!と期待したいところですが、人の意識の変化はそんなに早急には起こらないようです。笑
街中で現地の人がマスクを着用している姿はほとんど見られません。
外国人があまりいないようなエリアでマスクを着用していると、「まだコロナ怖がってんのかー」と囃し立てられることもあります。笑
外国人居住エリアのカフェやレストランでさえ、スタッフがマスクを着用していないところが多い印象です。
コロナのタンザニア経済への影響は?
さて、諸外国に比べると、これまでタンザニアはまともなコロナ対策をとってこなかったわけですが、経済への影響はいかがなものでしょうか?
5月17日のタンザニア銀行(BoT)の四半期経済速報によると、商業銀行による民間部門への信用の伸びは、2021年3月、2.3%に低下したそうです。
これについてBoTは、パンデミックがさまざまなものの需要と供給に影響を与えたと説明しています。ちなみに、2020年の第1四半期成長率は8.6%、 2019年の第1四半期成長率は9.6%で、比べると大幅に低下しているのがわかります。
とはいえ、一方的に打撃を食らい続けたわけでもなく・・・
タンザニア港湾局(TPA)によると、2018/19年に記録された1,710万トンと比較して、2019/2020年には1,750万トンの貨物を処理したとのこと。ダルエスサラーム港での取扱貨物量は40万トン増加していました。
また、これはタンザニアに限ったことではありませんが、タンザニア銀行によると、世界市場で貴金属の価格が上昇したことで、タンザニアの金出荷量は初めて30億ドルに達しました。これについてBoTは、金融市場がパンデミックの影響を受け、投資家は資産のより安全な避難所として金を急いで求めたのでは、と説明しています。
さて、タンザニアといえば世界遺産が7つもある観光大国!でありますが、観光業はどうだったかというと・・・
コロナパンデミックがはじまりモロに打撃をくらったはずの2020/2021年度は、合計624,096人の外国人観光客を受け入れたとの発表が。これは、目標であった437,000人を大きく上回っていたとのことです。
パンデミック中、最後の楽園として、ロシア政府はザンジバルへの旅行を猛プッシュ!格安チャーター直行便は10日に1便あったそうです。
実際、ザンジバルはロシア人観光客が溢れていたらしく、街中には「路上でのキス禁止」を勧告するポスターが張り出されていたそうです。(ザンジバルは島民のほぼ100%がムスリムというイスラーム文化根強い観光地です。露出度の高い格好で闊歩する外国人に嫌気がさしてポスターを貼ることにしたのでしょう・・・Pole sana)
※2021年4月12日、ロシア政府は、ロシアとタンザニア間のフライトを4月15日から6月1日まで停止することを発表していました。
まとめると、おかしな政策のおかげで特需景気の恩恵を受けたセクターもあったけれども、全体としてはやっぱり相当の打撃をくらいましたよ、というところでしょうか。
新大統領は、前政権時代に大きく傾いてしまった(決してコロナパンデミックだけが原因ではない)経済状況を上向かせるべく、「Business First」を謳って外交にもゴリゴリに力を注いでいるようなので、これからタンザニアの経済が上向いてくることを祈りましょう!Mumgu akubariki.
長くなりすぎました。笑
ここまで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m
最後の方は話が大きくなりましたが、これからのタンザニアに期待!しつつ、私はとりあえず、毎日焼きあがる目の前のパンを売り捌きたいと思います(笑)
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