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コロナ・円安・冬が来た・・さてどうする暮らしすと?

▼執筆 / JAA主任講師・ビューティーライフ研究所 高橋 佳璃奈先生

あっという間に「冬」の寒さがやってきた10月末。

天変地異だけでなく、2022年という年は何もかもが「反転」する激しさで、変化を強いられている感じがあります。

すると、10月に入って円の暴落が始まりました。あれ? 今年の初めはまだ115円とかじゃなかったっけ? すると、今月はとうとう150円越えも……。

コロナ対策の緩和で、外国人来訪者の規制が圧倒的に緩められ、多くの外国人の来日と共に、かつて爆買いは隣国の物だったのが、世界の人たちの日本での爆買いがはじまっているようです。

これは、観光地や様々なメーカーにとっては嬉しい悲鳴となりますが、不動産や企業買収などとなると、穏やかではありません。でもバブル時には、日本企業がハリウッドの映画製作会社とか買いまくっていた時期もありましたね。

まさに歴史は繰り返す……。今日本は、タイやインドネシアなどのアジア圏に人気なのだとか。中国や韓国は、とっくに日本を追い越したと感じているようで、ちょっと上目線な感じがあります。(日本もかつてはそうだったけどね)

さらに、ロシアとウクライナの戦争のために、小麦製品などの食料品や肥料、エネルギー資源の輸出規制で、生活するためのすべてに大きな値上げが起き、世界中が悲鳴を上げる事態となっています。

日本では、3年続いたコロナ対策のツケのためと、65歳以上高齢者人口が全人口数37%以上となり、にわかに年金支払い期間を5年延ばし65歳まで支払い義務が生じ、支給年齢は70歳にのびるという策に出るもよう。

どうする? どうします? 

こんなに急に何もかもひっくり返って。むしろ、これからこういうことはどんどん起きて、Back to the Future みたいな感じになるかもしれません。
 
この映画を続編もろとも見た方は、大事なことに気づいているでしょう。え? どうだったっけ、って? Back to the Future は、未来に起こることは過去の行いによって決まる、ってことを伝えていた映画でした。

そのポイントが今の危機的な数々のポイントが初めての人たちにとっては、「恐るべき」「大変な」「先の見えない」時期と思いがちだけれど、ポイントを同じ感覚で通過してきた人たちにとっては、「あの時の」「あの状況の」「あの大変さ」を経験して、「あ、またか」「お、そうきたか」「え、もういいよ」という違う感情が芽生えています。

お金を中心とする経済社会に翻弄されてきた世界の人たちは、生活苦を嘆き、政府を恨み、暴動を起こしたり、誰かを憎んだりするかもしれません。

生きてきた過程の中で、「生活」や「人生」を過ごすことの他に、「いろいろなことを学び、知り、その中で解明していく」ということを役割としてもらっている人もいます。何もかも鵜呑みにしてただ怯えているより、事実やその裏にあることを調べ、リアルとして体験していくことで、冷静に客観的に物事のススミを見極めることもできるのです。

変化を余儀なくされたら、必要な変化を自分なりに受け入れ、変化によるマイナス面を、どのようにしたらプラスにできるか考え、その方法をできるだけメンタルなタフさと向上心として転換できるように、暮らしの工夫をしていくこと、これが暮らしすととして目指したい方向です。

世界で初めて、核を投下され何もかも失った日本が、わずか10年余りで再生し、さらに高度成長期を迎えGDP1位になったり、宇宙ロケットも飛ばせるようになり、オリンピックの金メダリストが冬季も夏季もたくさんおり、ノーベル賞受賞者が毎回のように日本から選出される……。そんな国他にありますか?

国の評価がレートで決まるなんて、そんな視点を持っているなら、これからは苦しく感じるばかりです。たとえGDPが上位でも、言論を規制されていたり、国家に監視されていたり、あるいは国のトップの独善的な決定により、いまだに戦争に駆り出されるような不安定な基盤の国が未だにあるわけで、日本はどれだけ生きやすいか……。

これから、生活は経済的に苦しさを感じることもあるかもしれません。でも、私たちには工夫する知恵と、視点を変えるカシコサを持っています。生きていくのに大切なこと、大切なもの、これらをしっかり感じられる「暮らしすと」として、共に歩んでいきましょう。

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