絶望?

異性の事を好きになるきっかけって何だろう?
人それぞれ違うとは思うけれど自分は少数派なんじゃないかと思う。

わたしは好きな人にいわゆる告白ってものをした事が無い。
今までの事を思い返すと、そもそも男性を好きになる理由が相手も自分の事を好きだから。だったと思う。

日々を過ごす中でなんとなく好意を持たれているなぁなどは分かってくる。
例えば学生の頃なんてゆーのは、あいつがあの子の事好きらしいよ、誰々があの人に告白したらしいよ。など知りたくなくても耳に入る。

そんな環境にいれば直接好意を感じることも安易にある。
そのなんとも言えない空気を感じてお互いが少しずつ意識して過ごしていく内に告白される。という流れがほとんどだった。

わたしは今まで、相手もほぼ確実に好意を持ってくれているのが分かっていて告白してくれた方としか付き合いを持った事が無い。

相手がわたしの事を恋愛感情として見てくれているかなんて分からない。
でもわたしは彼の事が好き!だから告白するの!なんてゆー女の子の気持ちが全然分からなかった。

わたしは自分が傷つく事を極端に恐れて生きているのが分かる。
一方的に人を好きになった事などないし、ダメ元で告白するなんて滅相もなく、一目惚れなんてもってのほか。

ある一定の好意をあからさまに見せてくれている人しか好きになれないのだ。親友に言わせれば、自分が好きになった人じゃなければ無理!なのだそう。他力本願に見えるのか、本当に好きなの?!と疑われているのか。笑

でもわたしは自分に恋愛感情が無くても、そーいった分かりやすくあからさまな態度の人や、わたしがあしらっていてもめげずにグイグイくるような、少しガサツで猛進してくる人をいつの間にか好きになっている事が多い。

相手の気持ちを確かめている、というか重さを計っているのかも知れない。

基本的に人の事を信用していないのだと思う。
連絡を取り出して数日、会って数週間などで好意的な言葉ばかり並べてくるのは、世間的には普通なのだろうか。とりあえず会いたいから出てる言葉に感じてしまい、ありがとうございます~(愛想笑い)しかできない。

心から嬉しいと思った事が多分ない。
可愛げがなく捻くれてるとしか言いようがない。自分でも分かっている。

なんでだろうと考えてみたところ、わたし自身が会って間もない異性の容姿で相手に伝える程の好意を抱かないからだと思った。

その人の中身もろくに知らないくせに見た目がカッコいい、お洒落だからって口に出して伝えるような所にまで感情が至らない。伝えてどうするんや。としか思えない。だから相手の言葉も響かないんだと分かった。

親友が言うには簡単な事だ、ほんとに良いなと思ってるから言ってる!好意的なのを知って欲しいから言う!好きだから伝えてるんだ、との事。笑
彼女も好きになった人にははっきり動く人だし、わたしに好意的にしてくれていた男の人の心理も分かる。と。

人の事を好きになるのに時間が掛かりすぎる上に人をなかなか信用できないわたしには到底持ち合わせていない価値観だ。

だから6年近く彼氏がいないのだろう。笑

先日、美容院の後にふらっと行った占いで気づいた事があった。
何か大きく喪失感を受けた経験はあるか?と聞かれ、真っ先に口から出たのは5年間付き合って別れた元カレの事だ。お互い結婚も考えていたけど結局は別れた結果に、そんなに大切だと言い合っていてもどうせ別れるモノなんだと、どこかでふっと冷めたというか、絶望とか悲しみとかじゃなく、諦めというか、「冷めた」という言葉が一番しっくりくる。

初めての年上の彼氏で、同棲も長く、お互いの家族とも親交があって、お互いに血の繋がった家族よりも気を許せるよな。家族とは無理だけどお互いの歯ブラシは使える!笑 と言い合っていた程だ。

今思えばわたしの中では世紀の大恋愛だったのだろう。
そんな人でも一緒に居ることができなかったのだから、これからまたそれを築きあげることも、それを共にする人に出会うことももう無理だろう。とどこかいつも思っているのは確かかもしれない。

そう占い師さんに伝えたらその時だけ?と聞かれた。幼い頃とかにはない?と。それを聞かれてびっくりした。

わたしは本当の父の記憶がほとんどない。幼いころに両親が離婚している。
再婚もしているがわたしは継父の事が好きじゃなく、父娘の絆を感じたことも無ければ継父とそうなりたいと思ったことも無い。
だから普通の家庭ならば当たり前にある父親の存在をわたしは感じた事がありません。と伝えた。

それだなぁ。元カレもだけどそちらが先で根源かもと占い師さんは言った。
潜在的に男の人は居なくなるものだと、頭に刷り込まれてる所がある。と。
自分で父の話を占い師さんにしている時、初めていなくなった父の事をそこまで気にしていたのだと気づいた。

そして元カレとの別れが決定的になって、冷めた気持ち、諦めの気持ちになったのだと思った。

だからわたしは相手の気持ちの重さを計ったり、突き放してもわたしが良いと言ってくれる人じゃないと好きになれないのだと、父から受ける無償の愛のような形じゃないと不安なのかと。そう思った、、

もちろん彼氏に父の代わりになって欲しいなんて思っていない。だけど潜在的にそういうモノがあるならきっとわたしは変われないのだなと。
父がいなかったことに変わりはないのだから。

ちょっぴり絶望した。

わたしはこれからも恋愛はしたい。
だけど恋愛にあまり希望も持っていなければ期待もしていない。

毎日なんら不満も不安もない。という顔をして生きてるけれど、もうこれからの自分の人生にやっぱりちょっぴり絶望しているんだな。と知ってしまった。

今年も終わろうとしているこの時期になんだか今更思い知ってしまった感。
この1年で出会って、今も連絡を取り合ってくれてる男の人が何人かいる、その人達は漠然といい人だなと思っている。その出会いと繋がりを蔑ろにしないで少しずつでも大事に温めていけたらなと。希望を込めて。

恋愛や仕事あらゆることに感情的にのめり込んでしまう性格。 しかし感情を表現するのが苦手で人生苦戦続き。笑 30代になりこんな自分を打破したいと思いnote始めてみました。 よろしくお願いします◎