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ADHDでASDの私が生き延びてきた方策

現在、私は発達障害で生き延びてきた系女性の生きづらさ解消の為に何ができるのかということを考えています。

その一環で、自分が何をして生き延びてきたのかをまとめる事も必要なので、「当事者研究シート」で自分の年表を書いてみました。
「障害の社会モデル」に基づくワークシートです。

書いてみると
「仕事をしていないと病む」
というライフサイクルに気づきました。

病んだ中でも「引越し鬱」になった時、家事の負担感増大による「献立パニック」(スーパーで何を買ったらいいかわから無くなってパニックになる)
が一番大きかった出来事でした。夫にとっても。

専業主婦という大看板は重すぎて、「病まないために働く」方策を取ってきたのです。

まずは労働環境について

働くのであれば、
ジェンダーバイアスが少なそうな環境で働く。
これめちゃくちゃ大事!

大卒で即、IT企業に勤めたのですが、
職場に入る前に、大学の先輩に会って話をきくと、
「現場では性別関係ない。
手であれば男でも女でも猫でもいいみたいな職場」
といっていただけあって、楽でした。
ただ直属の有能な女性はなかなか出世しなさすぎてビビったけど。

次は、保育士。正確には学童保育の児童指導員。
女性がトップにいる職場で、
世代間ギャップが大きかったので
「20代の人はそうなのね」とか言われ
いろいろ済ませてもらってきました。

他には、国連関係とかで帰国子女が多いところも気楽でした。

アジアだけでない、全世界と取引がある職場、
女性の平等に関する職場とかも。

役所は、お薦めできない。
とにかく非正規(ほぼ女性)と正職員との
ヒエラルキーがすごいあるのに「ない」ことになってる。
未だにお湯沸かすの非正規の女性がするとかだけど、
正職員の人は何も言わない。
異動が多く、慣行に従うので、なかなかルールは変わらない。
第三セクター的な財団は緩め。
偉くなろうというが少ないからだな(断言)。

今は一人職場と5人職場を掛け持ちしていますが、
一人職場がやっぱり楽。

職種について

良かったのは職種は、図書館司書系でした。
過集中傾向は調べ物する仕事にフィットするし、
毎日異なる案件が来るので飽きない、
ASDのルール厳守な部分と図書規則はフィットしていたりとか、
ADHDとASDの特性を活かせる職種でした。

私は、WAIS-III 成人知能検査で
処理速度がめちゃくちゃ高く、
それに比べて、知覚推理指標が低め。
データ入力とか早いけど、ミスを見つけるのが苦手。
人の顔はあまり覚えていれないので
似顔絵を描くのも苦手という特性があります。

図書館司書はお給料は安いとされてますが、
経験や職場によっては幅もあって、高給職はもあり。
運とタイミング頼みですが。

逆に絶対選ばない職種は「金融系」でした。

お金数えるのが苦手というだけでなく、「絶対男に貢ぐ為にお客さんのお金に手をつけそう」とか自分で思ってました。
(昔だけど、滋賀銀行9億円横領事件、有名ですよね。)

資格を取るのであれば、司書・教員免許・保育士はオススメはします。
基本的には、国家資格が良いですよね。

職場での対応

とにかくメモする。ロルバーンは表紙がすり切れるまで使う。
用件はメールでもらう(紙はなくすし、検索できないw)。
カバンは横長系、小さめにして、鞄の中でも、家の鍵・財布・定期はいつも見えるところに置いています。底の浅い、横幅の広い鞄が良いです。

職場でも人間関係では、「人見知りです」「私の話、つまらないので」「雑談苦手です」とアピールしておく。
職場では友達は作ろうと思わず、喋れる人を作る。
お昼は一人で食べる主義を貫く。(時々、ここだけの話みたいなのをしに、
同僚の人を誘って良いところに食べに行くとかはしてました。)

リーサルウェポンは・・・

生き延びるための最終兵器としての「ヲタ活をする」
リーサルウェポンです。

ASD当事者のニキリンコさんの本にも「趣味大事」とありますが、
ヲタ活する為に働いていると思えば、だいたい頑張れる。
休みはヲタ活。
私は好きなアイドルの舞台やライブに行く、あとは野球観戦にもよく行っていました。

ヲタ活最大のメリットは、ヲタ友になっても、お互いの<本名知らない・仕事知らない勢>から気楽です。

でも・・・
そうやって生き延びてきても、巨大な障壁が出現して、うつ病からの発達障害と診断されることになるのですが。それは<職場環境>がだいぶダメだったので。上にも書きました、公務員系非正規にありがちな職場でした。

いくら自助努力してもダメな時は身体に出ます。
でも、まあ回復したら、また復帰できます。

まとめ

ということで、まとめようと思うのですが、働かないとしんどいしやたら働くのもしんどい。

今、働けていない発達障害の人は働けないしんどさを抱えていると思う。
それは、自己尊重感を削ぐというか自分に刺さるから、余計にしんどいんです。めちゃわかります。

働くことやボランティアがしんどかったら、プチ当事者会でいいので、開催してみて欲しい!居場所は、自分でも、一人からでも作れるよ。













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