■85アニメ「ソマリと森の神様」テクストは間違わない
感情も感覚も無いゴーレムが女の子とともに成長する「ありきたりな着想」、ソマリと再会し、ゴーレムの最後も描かれない「結末が無い」「肩透かし」といった批難がありますが、しかし、私はとても感動した作品です。
結局、「肩透かし」といった批難は的外れなんだと私は考えています。作品の結末といえば、シズノ、ヤバシラ、成長したソマリに囲まれ、寿命などとうに過ぎたゴーレムが微笑みの中で朽ちてゆく、と万人が想像するのですから。それを「描け」というのは、あたかも夜に絵本をねだる子どもの所業であり