尾坂淳一

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01index  2001/4/7 尾坂淳一 ©著作権は筆者各講師に帰属します 02書誌 奥羽大学文学部日本語日本文学科講義録 英語第Ⅰ 英語第Ⅱ 03哲学 04倫理学 05心理学 情報処理概論 06日本語学概論 07日本文法講義 08日本語史講義 09日本文学概論 10日本文学史 11日本文学講読Ⅰ 12日本文学講読Ⅱ 13日本文学講読Ⅲ 14卒業論文 15日本語学講読Ⅰ 16日本語学演習Ⅰ 17日本語学講義 18日本文学講義Ⅱ 19日本文学講義Ⅰ 20日本文学演習Ⅲ

    • ■98アニメ「ひとりぼっちの○○生活」現実をみるひとりと夢みるぼっち

      「ひとりぼっちの○○生活」、ギャグとしては「ヒナまつり」に匹敵し、日常系として「ぽんのみち」に匹敵する作品でした。特に五話は逸品でして、連続四回見てました。 安易ではありますが、「ぼっち・ざ・ろっく!」を想起いたしまして、後藤ひとりは最後に、 「今日もバイトかあ」 と成長した様子で終わります。 対比して一里ぼっちは 「夢みたい」 と、超現実的に終わるわけです。 アリストテレス「詩学・詩論」ではより優れた者を悲劇、より劣った者を喜劇と分類しておりまして、ぼっちのストーリーは

      • ■97アニメ「86」人間とは誰か

        ロボットのようにみえるレギオンが、人間の存続を脅かすのに対抗し、非人間として制度化されたシンたちが次々と命を落とすストーリー。観ているうちに文化記号論的問題と、哲学的問題とに気付かされます。 一に記号論的問題から 中心(レーナたち支配層)vs周縁(シンたち86)vs未知(レギオン)という多重構造ですが、レーナとシンにより境界は曖昧にされます。そもそもレーナたち支配層は髪の色だけで人間と86を区分するというあやふやな制度をしきます。一方シンはレギオンが分かると言い、テレパシー

        • ■96アニメ「ゆるキャン△」の枝葉末節

          作画も声優もすばらしく、とてもたのしく拝見しました。私は特になでしこをかわいらしく感じまして、視聴する時は「なでしこに会える」という気持ちになれました。こういう気分ははじめてでして、大変うれしく思います。そもそも私は文学者でして、アニメには疎遠でなぜアニメがおもしろいと言われるのか知りたく、この一年間をかけてようやく500作を視聴したところです。 本作のおもしろさは作画や声、ゆるさ、といいますか優しさが本懐ですが、細部にこだわりが観られる点にもありました。例えば、以下に画像

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          ■95アニメ「ヒナまつり」凡庸なるヒナ

          yoh氏が「やっぱヒナまつりがギャグアニメ最強じゃないか?」で瞳とアンズが対称化され、ヒナと新田が対立構図にあると書かれていまして、yoh氏には全然敵わないのではありますが、私もヒナについて想う事を著してみようかと思います。 ヒナの親がわりの新田に言わせれば学校も家事も失敗ばかりのヒナは駄目な奴、読者(視聴者)視点からもヒナは駄目な奴に見えます。しかし視点を変えますと、私にはどうもヒナは普通の娘に見えてくるのです。学校での居眠りや家事の失敗は現実世界で日常的にある光景ですし

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          ■94アニソン「TO BE HERO」私のパパが地球を守る

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          ■93アニメ「じいさんばあさん若返る」祖父の過去を知ろうか

          一見、風変わりな着想のアニメに感じましたが、自身の祖父の人生を想起し、何も知らない事に気付かされ、作者ももしかしたら同じ思いなのかも知れないと想像してしまいました。 ここからは例え話ていどに考えて聞いてください。ある男の、爺さまの話になります。 ある男の父方の祖父は一言も喋らない男でした。小さな畑を耕している姿しか知りません。死んで20年もしてから、恩給で生活していた、南方、激戦地の生き残りであると聞かされ、かなり驚きました。同時に、祖父の厳しい顔や寡黙はきっとその死線か

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          ■92アニソン「はたらく魔王さま」魔王力を取り戻す

          力が漲るような素晴らしいメロディー ※四方山話になりますが、私はメタラーなので曲をつくる場合にリフから入ります。リフなんて誰でもつくれるわけですが、この曲のようにメロディーから入られると、敵わねえな、なんて感じるのですね。それくらいこの曲は素晴らしいと感じてます。

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          ■91アニメ「スーパーカブ」なぜ小熊に両親はいないのか

          静かで豊かな作品です。そして作画、殊に色合いがすばらしく見入ってしまいます。女子高生のバイクのある日常をゆったり描いておられますが、むしろ私はハラハラしていました。深夜にバイクで出て事故にならないかとか、メガネでドレインを外そうとしてバイクが倒れないだろうかとか、けっこう緊張してました。 ところで、ある解説動画で「小熊の父親は事故死」「母親は蒸発」「アニメでは分からないが原作の漫画にある」とありました。 これは私としては迷うのです。アニメをテクストととして扱いますと原作を

          ■91アニメ「スーパーカブ」なぜ小熊に両親はいないのか

          ■90アニメ「現実主義勇者の王国再建記」石鹸、めし、カネ

          異世界ものといえば、転生時にスキルやアイテムを授かり中世期に生れ落ちるものですが、その中には現代のモノや知識を活かすアニメが散見されまして、私にはそれが痛快に感じられます。 2017夏「異世界食堂」 2019夏「魔王様、リトライ!」 2019秋「旗揚!けものみち」 2021夏「現実主義勇者の王国再建記」 2021秋「世界最高の暗殺者異世界貴族に転生する」 2023冬「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 2023夏「レベル1だけどユニークスキルで最強です」 持ち込むものはとり

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          ■89アニメ「ぽんのみち」はなぜ麻雀をしないのか

          麻雀のアニメですから、「アカギ」や「哲也」といった勝敗や駆引きを想像しましたが、本作では殆ど麻雀をしません。かわいい女子高生たちの日常、一年間を12話に纏めた作品であります。 すばらしい作品なのですが、というと不思議に思われるでしょうが、私はおもしろいと感じました。時代背景が良い意味で出ているなと。 白黒はっきりするとか、熱い友情はテーマとして一般的で面白いですし、対照的ないわゆる日常系も面白いのですが、本作は時代を反映し「相対化しない」という特性がはからずも出ています。

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          51キリスト教概論

          51窪寺洋子「キリスト教概論」2004年清泉女学院短期大学国際コミュニケーション科 テキスト武本民子「小さな証」ボンソンファの会 先ず始めに、論者は当講義を受けておらず、ただ書き込みされたテキストを譲り受けたに過ぎない点をお断りしておきたい。論者はただ講師がこのテキストを選択した点から、宗教とは何か、問題はどこにあるとされているか、を俯瞰したいだけである。 さいわい講師は講義中受講生に対し本文に傍線を引くよう指導された。今となっては講師の講義を再現は出来ないが、論者なりに

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          ■88アニソン「NiarAutomata」アンチノミー

          つまったような声質がくせになります

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          ■87アニソン「殺戮の天使」pray

          サビの上がり方がすきです。ポリリズム?

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          ■86アニソン「でこぼこ魔女の親子事情」welcome

          コミカルな作画が良

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          ■85アニメ「ソマリと森の神様」テクストは間違わない

          感情も感覚も無いゴーレムが女の子とともに成長する「ありきたりな着想」、ソマリと再会し、ゴーレムの最後も描かれない「結末が無い」「肩透かし」といった批難がありますが、しかし、私はとても感動した作品です。 結局、「肩透かし」といった批難は的外れなんだと私は考えています。作品の結末といえば、シズノ、ヤバシラ、成長したソマリに囲まれ、寿命などとうに過ぎたゴーレムが微笑みの中で朽ちてゆく、と万人が想像するのですから。それを「描け」というのは、あたかも夜に絵本をねだる子どもの所業であり

          ■85アニメ「ソマリと森の神様」テクストは間違わない