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福井県で労働に従事するものです。こちらでは主に哲学(笑)のようなものを中心に書いており…

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福井県で労働に従事するものです。こちらでは主に哲学(笑)のようなものを中心に書いております。パソコン通信あがりです。

最近の記事

雑談:女性の男性化

しばらく前にX(Twitter)で、三重交通が発表した公式キャラクターを巡って炎上騒動が起きましたが、そろそろ皆さんの記憶関心からも消えつつあると思うので、あえて備忘録的に少し。まあタイトルにもあるように雑談で。 三重交通公式キャラクター設定 三重交通のリンク先はこちら 炎上の論点は「女性の画像が男性に比べてクネクネ(胸や腰を強調する性的なもの)になっている!これこそ女性差別だ!」という話で。クネクネしている、という表現はなかかな上手い言い方のような気もしますが(笑)、

    • 雑談:勉強の方法(三)

      前回「勉強をするということは、日常の中で生じた諸々を改善することで、自分自身をアップデートすることだ」という趣旨のことを書きましたが、これ大事なのでよく憶えておいてください。勉強をする、ということを考える時私達は「学校でやった勉強の方法/作法」を念頭に置きがちですが、端っから「勉強が大好き!」という人は別として、大概の人はそうやって構えてしまうことで逆に「勉強することを億劫に感じる」のではないでしょうか。そういう「作法」は結局「勉強のための勉強に他ならない」わけです。私達は勉

      • 雑談:勉強の方法(二)

        勉強というのは、言ってしまえば日常的にやっている「料理をする」みたいなもんです。「いや、私は料理なんか普段はしない。デリバリーか外食が基本だ。それと同じことか?」という人は、仕事とか趣味とか日常的にやっているけど何かしら「変化」がある行為を連想してください(笑)。とりあえずこの記事では日常的に料理をしている人を想定します。 日常的にする料理は、ほとんどのケースで自分か家族が食べるためのものを作る、という行為になると考えます。一汁三菜といったシンプルなものですむなら一定のパタ

        • 雑談:「勉強」の方法 (一)

          上記記事へのコメントと言いますか、なんというか…(笑) 簡単に要約すると、今後の社会は現在よりさらに知識偏重/知識を持つ人、勉強することが苦にならない人にとって有利な社会になる。その結果、あまり知識を得ることを重視しない人/苦手な人にはより厳しい社会になるだろう。みんな勉強して自己防衛をしよう、という話。実際その通りだと思います。 ただ問題はですね。「勉強しようと言われてもどう勉強したらいいのかわからない人が多数派なのではないか」ということではないか。白饅頭さんからのアン

        雑談:女性の男性化

          雑談:討論の距離感

          この話の続きでもあるんですが。 ネットで起きる議論には色々なものがありますが、白熱しがちな話はやはり時事に関わるような話で。今(2023年11月)だと国内だとクマ等の獣害であり、国際社会ではウクライナ戦争、パレスチナ戦争がそれになりますかね。なかなか決着がつかないので話題は尽きません。 とは言うものの。皆さん自分の言いたいことを言うだけで、それを他者の意見とすり合わせてより建設的なものにしていこう、実社会に反映させていこう、影響を与えていこう、という方向にはなかなか行かな

          雑談:討論の距離感

          雑談:ネットの議論は「めんどくさい」

          SNS等では「議論」ができない、とはよく言われる話で。実感としてもそうで「なぜこの人には話が通じないのか。私の書き方が悪いのか/なぜこの人はこんな物言いをするのか。これでは対話にならず喧嘩になるだけではないか」と感じることは多々あります。これを読んでくださっている方にもそうした経験をお持ちの方は多いんじゃないでしょうか。こういう悩みは古くパソコン通信の時代から語られてきていますが、いまだ良い解決策は見つかっていません。ネット議論の宿痾みたいなものですかね。だから「議論ができな

          雑談:ネットの議論は「めんどくさい」

          感想:映画「バービー」

          観てきました。ぶっちゃけてしまうと配信とかがはじまったときに観ればいいか、と思っていたんですが… 二本立て続けに感想を読んで俄然興味が湧きましてね(笑)。ちょうど公休日でもあったことから本日行ってまいりました。アメリカンコメディは笑いのツボがズレることも多くて、なかなか米国人がドッと笑うようには楽しめないんですが、この作品はそのなかでは比較的笑える部分も多くて個人としてはお薦めの部類になる作品です。「俺は男だっ。バービーもリカちゃん人形も知るかっ」という人にも安心なように冒

          感想:映画「バービー」

          断片:エスカレーターを駆け上がる価値...

          なかなか皮肉が効いたツイートですが、「女性がエスカレーターを駆け上がる」という絵面はけっこう示唆的なものではないかとも思うのですよね。 いわゆる男性優位社会。主に会社組織、あるいは政治の世界などは男性が多くいてその支配権を握り、女性がそこに参加していても補助的な役割しか与えられないとか、そもそも女性の数が少ないのはおかしい、という批判があります。確かに社会を構成する人数比で言えば男女はほぼ半々なので、会社にしても政治にしても、その比率が半々でないのは数だけ見ればおかしいと思

          断片:エスカレーターを駆け上がる価値...

          コメント:同性婚について嘘偽りの無い話を(笑)

          長くなるので、今回は記事として。以下の話へのコメントです。 まず同性婚についての考え/立ち位置を書いておきましょうかね。タイトルにもある通り「嘘偽りの無い」考えを書きますと「反対する理由が思いつかない」というのが正直なところで。 私の「理念」的なものは「個人の思想信条言論選択の自由を断固として尊重する」というものなので、個々人が誰と婚姻を結ぼうと結ぶまいと「どうでもいい。個人の自由だ」とある種突き放してしまうのが基本で。その結果として社会や国家が変容したとしても「社会とは常

          コメント:同性婚について嘘偽りの無い話を(笑)

          民主主義と、非常に面倒で実りの少ない割に避けては通れない「対話」...

          コメントと言えばコメントでもあるので、下記の記事を読める人(購読者)の方は読んでからどうぞ。 上記タイトルにもあるように、いわゆるシルバーデモクラシーと呼ばれる高齢者世代の政治的意見ばかりが通りやすい現状について、経済学者の成田悠輔さん、タレントのあおちゃんぺさんが提起した話についての記事です。成田さんが「高齢者は(社会的に)切腹/身を引くべきだ」という意見で、あおちゃんぺさんが「定年退職するような年齢の人は選挙権を無しの方がいい」という意見。共に、人口比で考えれば高齢者人

          民主主義と、非常に面倒で実りの少ない割に避けては通れない「対話」...

          断片:女を舐めるな

          コメントではあるのですが、思ったことなどツラツラと… いい気になって男性を殴っていた女性が反撃にあい、一撃で昏倒させられるという動画を観て「いや、これは女が悪いだろう」という意見が多数出たことに対して「潮目が変わった」と感じたというお話。 紹介されている動画は Twitterで目にしていまして、実は私も「まあ当然だわな。少しやりすぎの面はあるが」としか感じなかったので、これを当然と受け止める意見には違和感が無かったというのが正直なところで。女性だからといって「暴力は暴力」で

          断片:女を舐めるな

          断片:信仰とリベラル

          Twitterでは色々と(主に文字数(笑))制約が大きいので、noteの場での返答になってしまいますが。宗教に関してリベラルである、というよりは「信仰に関してリベラルであろうとしている、というか、そうせざるを得ない」というのが実際のところで。まあ、住んでいる土地が浄土真宗に対する信仰厚い土地で、にも関わらず曹洞宗の大本山永平寺があったりする福井県で、それでいて自分(達)の信仰がキリスト教だ、という複雑さも大きいんですが(苦笑)。 日本では、というよりは無宗教が増えていってい

          断片:信仰とリベラル

          読書感想:〈社会正義〉は実は正しいのかもしれない...

          批判を受けて日本語版出版元である早川書房がnote記事を削除したことで、逆にベストセラー入りを果たした話題の本(笑)「「社会正義」はいつも正しい」を読み終えましたので、感想などを。 最初に未読の方、あるいは購入したものの、なかなか内容を理解するのが困難と感じる方のために副読本を紹介しておきます。想定読者は「フーコーって誰?脱構築って何?」と思った方です。名前だけ/用語だけは聞いたことがある、という方達も読んでおくといいかもしれません。 さて「「社会正義」はいつも正しい」で

          読書感想:〈社会正義〉は実は正しいのかもしれない...

          断片:「知性」という謎...

          なかなかおもしろいお題をいただきましたので、僭越ながら「知性」について少し考えてみました。まあこのテーマ、様々な碩学が取り組んだ話でもあり哲学的な難問でもあるので、浅学非才というよりは無知蒙昧の身には重すぎる課題ではあるのですが、せっかく思いついたものなので(笑)。 結論から書きますと「知性とは世界を革命する力」なのではないか、と考えるのです。 「おいおい、「少女革命ウテナ」かよ、これだから学の無いヲタクは…」という声が聞こえてきそうですね(笑)。私も逆に話を聞く立場だっ

          断片:「知性」という謎...

          断片:哲学する者の役割

          上記記事を読ませていただいて、思ったことなどをつらつらと。 「哲学をすること」それ自体は哲学者の専売特許ではなくて、思考をすることができる人間であれば誰でもそれを成すことは可能だと考えるのですよ。わざわざ「哲学者/思想家」などと名乗らなくてはいけないのは、業として、つまりは「飯の種としてそれをする/している」人達に固有の問題ではないかと。そういう意味では「へえ、あんたも哲学者だったんだ/人は誰でも哲学者なんだよ」と言っても間違いではない。哲学しなければ生き残れない!かどうか

          断片:哲学する者の役割

          コメント:女の価値

          男性は女性に「若さしか求めない/若さ重点」というお話があります。 個人的には昔から年上の女性に恋心を抱くことが多かったので違和感があるにはあるのですが、とは言え周囲の男性を観察する限り、これは真だと考えてもいいかと思います。生物として考えても、若い女性を選択するほうが子孫繁栄には有利ですしね。遺伝子配列ごときに支配されてどうするんだ、お前達は「人間」だろう、とも思いますが(苦笑)。 この事実をもって「だから男達は~」とミサンドリー爆発させる女性の方も少なくないと考えます。

          コメント:女の価値