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現代を「鬼滅の刃」から読み解く

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#メリトクラシー

現代を「鬼滅の刃」で読む(拾):身の回りの人の幸せのために

現代を「鬼滅の刃」で読む(拾):身の回りの人の幸せのために

「親ガチャ」という言葉が巷を少し騒がせました。発信元の若者たちの中にはそこまで深刻な言葉としてではなく、「しょうがねえなぁ」「やれやれだぜ」という意味合いも込めてライトに使っていた人もいるようです。

むしろ、団塊ジュニアあたりが強めに反応してしまった気もします。しらんけど。

哲学者のマイケル・サンデルは、その著書『実力も運のうち 能力主義は正義か』で、「親ガチャ」の考えを「メリトクラシーの世界

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現代を「鬼滅の刃」で読む(壱):愛をとりもどせ

現代を「鬼滅の刃」で読む(壱):愛をとりもどせ

「鬼滅の刃」と書きながら、「愛をとりもどせ」は「北斗の拳」の歌ではないかと思いつつ、連れずれなるままに硯に向かうのです。

小学3年生の息子が、テレビの影響を受けたのか、子ども部屋にしまい込んでいた「鬼滅の刃」のコミックを取り出してきました。その辺に置いておくものだから、ついつい開いてしまったではないですか。

私はパラパラと観ながら、やはり、作者からのひとつのメッセージを受け取りました。コミック

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