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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス【Jシネマレビュー#23🎬】

GWの公開ということで、非常に盛り上がることが予想されていたドクター・ストレンジの最新作🕰
混雑の落ち着いた5月中旬の鑑賞レビューとなります!!

↑あくまで個人の感想です

・内容     12
・演技演出   15
・視覚効果   18
・音楽     16
・エモーション 14

マルチバースがテーマの本作品は、圧巻の映像美。
異空間のニューヨークの街並みは、華やかな花々に包まれ、まるでユートピア💐
ストレンジとチャベスがさまざまな空間を浮遊するシーンは、ありとあらゆる映像技術を駆使した迫力のあるシーンでした🌈

スカーレット・ウィッチが全面的に登場してきたことで、本作品はホラー映画的な要素も散りばめられていました。
思わずビクッとなるような、静寂と驚かし演出、不気味なピアノの効果音など、緊張感のある作品となっていたところも印象的でした🦹‍♀️

あと、余談ですが、ミスター・ファンタスティックやブラックボルトなどが、弱すぎて笑ってしまいました😂

内容であったり、心に響くところはに関しては、後のテーマでじっくり述べていこうと思います。


フライヤーはこちら

”ヒーローでも考える幸せのあり方”

⚠️ネタバレがあるのでご注意ください。

MCUシリーズも28作品目ですか?!
相当な数になりましたね!!笑
私はマーベルシリーズは映画作品のみを観てきたので、以下はあくまでその視点からの感想となります。

今作を観て思ったのは、ヒーローでも、幸せについて悩み、考えるんだということです。

「世界を救うことだけが幸せではない」
ストレンジは終盤でこのようなことを言っていましたが、戦いの中で多くの仲間を失い、クリスティーンとも結ばれることがなかった背景がある彼の、この言葉には重みがありました。
しかし、ウォンをはじめとした仲間のいるカマー・タージに戻った彼にとっては、その帰還こそが一つの幸せの形であったのかもしれませんね😌

幸せというテーマで考えると、今作ではヴィランと化した、ワンダが強く印象に残ります。
トミーとビリーを子に持つ彼女にとって、二人と共に過ごす平穏な”普通”な日々が、幸せであったことは容易に想像できます。
特殊な存在であるが故に、温もりある幸せを感じることができないもどかしさが、彼女の表情から伝わってきました🥲

スーパーヒーローものでありながら、母親の視点というものが描かれているのは、斬新ですし、飛躍して考えれば、シングルマザーとしての苦労や、家庭を持つことの幸せといった社会的なメッセージとしても捉えることができるのかなと思いました!

”みなさん、話について行けましたか?笑”

2つ目のチャプターとして、このようなタイトルになってしまいました…笑

内容やエモーションの評価が個人的に低くなってしまったのは、私の勉強不足が故に、ストーリーについて行けなかったところもあると思います。
ただし、正直なところ、MCU映画シリーズのみしか観ていない人にとっては、同じような感想を持った人もいたのではないでしょうか?🤔

本作品は、ディズニープラスで配信されているドラマの、ワンダヴィジョンシリーズも観ておく必要があるとのことでした。
私は特別マーベル・シリーズのファンというわけでなく、いろいろな映画を楽しみたいタイプなので、映画に加えてドラマコンテンツまで観るという余裕はありませんでした笑
持論にはなりますが、ドラマまでカバーしていないと内容が入ってこない、という作りにはしてほしくなかったなというところです。

やはりMCUも、エンド・ゲームでひと区切りついた後は、少し複雑化してきているなという印象です。
もちろん、テーマがマルチバースなので、複雑化はやむを得ないことですが…笑

初期を思い出してみると、アイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーといった、一つ一つ作り込まれた単体作品が存在して、そのヒーローたちが集結して「アベンジャーズ」を結成していくという構図がありました。
誕生秘話や人物の背景などは、単体作品でしっかりと描かれ、ドリームチームが結成されたときには、強力なヴィランとの戦いや仲間同士の絆を楽しむことができるという流れがありました。
一方で、アイアンマン1・2・3と単体作品だけを続けて観ても、違和感がなく自然とストーリーが掴めて、それもまた作品の素晴らしさだなと思うこともありました。

フェーズ4では、伏線回収等のエッセンスは今もなお残っていますが、つながりという部分では、難しくなってきているのかなと感じます🤔
ストレンジやソー、アントマンなど、エンドゲーム以降も引退していないキャラクターもいますし、シャン・チーやエターナルズなどの新機軸もあります。
それでいて、映画とドラマ配信というコンテンツの分散化も起こっています。

よほどのファンでないと、内容について行けない、流れについて行けないという展開になってきている気がしますね...😅

それでも、スパイダーマンシリーズのように、劇的な展開というのも記憶に新しいところですし、今後もMCUシリーズには注目して観ていこうと思います!!

最後に、サウジアラビアなどの一部地域では、LGBTQの背景があるために、放映禁止となったそうですが、逆に驚いてしまいました😅

キャスト
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ
-ベネディクト・カンバーバッチ
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ
- エリザベス・オルセン
ウォン
- ベネディクト・ウォン
クリスティーン・パーマー
- レイチェル・マクアダムス
アメリカ・チャベス
- ソーチー・ゴメス
ニコデマス・ウエスト
- マイケル・スタールバーグ
トミー・マキシモフ
- ジェット・クライン
ビリー・マキシモフ
- ジュリアン・ヒルヤード
ハミヤ
- トポ・ウェルネスニーロ
ダニエル・ドラム
- マーク・アンソニー・ブライトン
ウィーゼル
- チャーリー・ノートン
サラ
- シェイラ・アティム
リントラ
- アダム・ヒューギル
チャーリー
- アコ・ミッチェル
バロン・カール・モルド(マスター・モルド)
-キウェテル・イジョフォー
チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX
- パトリック・スチュワート
ペギー・カーター / キャプテン・カーター
- ヘイリー・アトウェル
マリア・ランボー / キャプテン・マーベル
- ラシャーナ・リンチ
リード・リチャーズ / ミスター・ファンタスティック
- ジョン・クラシンスキー
ブラッカガー・ボルタゴン / ブラックボルト
- アンソン・マウント
ウルトロン・セントリー
- ロス・マーカンド

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