8人目のこびと

地方中小都市で新規事業開発に携わる会社員です。ここでは新規事業開発に携わる中で得た情報…

8人目のこびと

地方中小都市で新規事業開発に携わる会社員です。ここでは新規事業開発に携わる中で得た情報や知識を共有できればと思っています。少しかっこつけておくと、アウトリーチ活動的な場として活用したいと思っているのですが、あくまで個人的な見解です。プロセスサポーター。

最近の記事

なんとなくいいこと、クサいこと、そんなことも書きたい気がして

ペンを執った。 実際にはキーボードを押し込んでいるのだけれど。 むかし、日々思うことをつらつらと書き連ねていたことがあって、 完全に自己満足な文章だったのだけど、たま~に 「あれで元気が出たよ」 なんて言葉をもらうことがあった。 言葉は鋭い刃のように人を切りつけることもできるし、 やわらかいタオルケットのように包み込むこともできる。 使い方次第でいかようにもなる。 発した言葉はもう取り消せないから慎重になるし、 そうしたほうがいいけれど、 言わなかった言

    • 創造性を発揮するために必要なこと――「IDEO流 創造性を取り戻す4つの方法」

      ハーバード・ビジネス・レビュー編集部『デザイン思考の教科書』に掲載されている論文を読みながら、デザイン思考とはいかなるものかについて考えていく連載企画第2弾です。10本の論文が掲載されているので第10弾まで続く予定です(無事2弾目!)。よろしくお願いします。 今日の論文今日みていく論文は以下のものです。 本論文ではデザイン思考において重要な要素である創造性について押さえられればと思います。 4つの恐れが創造性を阻む冒頭で、創造性は誰しもが持っているにもかかわらず、成長と

      • デザイン思考とはなにか――「IDEO デザイン・シンキング」

        ハーバード・ビジネス・レビュー編集部『デザイン思考の教科書』に掲載されている論文を読みながら、デザイン思考とはいかなるものかについて考えていく連載企画第1弾です。10本の論文が掲載されているので第10弾まで続く予定です(予定です)。よろしくお願いします。 note新エディタベータ版を使ってみているのですが、改行と段落が区別されたのいいですね。引用する際には出所について書く欄も用意されたとのことなので、これから使っていきたいと思います。わくわく。 今日の論文今日みていく論文

        • 自分が決めた時刻に起きることで人生をコントロールしている感覚を得ることができる。

          朝、布団がなかなか私を放してくれない季節が近づいてきました。こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。 今日は朝の起床についてみていきたいと思います。 (なんだかうまくいってないな)というとき、私の場合は決まって朝の時間が乱れています。出社ギリギリの時刻にノソノソと起き上がり、ドタバタと準備をして、文字通り家を飛び出して、ある意味エクストリームに出社するのです。 これが“会社に自分の1日のスタートを規定されている状態”なのだと気づいたのは早起きを始めてからでした。 仕事の

        なんとなくいいこと、クサいこと、そんなことも書きたい気がして

          『リーン・スタートアップ』の考え方はしかし、実践するのが難しい

          リーン・スタートアップ10周年エリック・リースの"THE LEAN STARTUP"が出版されたのが2011年、日本に紹介されたのが2012年。今年が出版10周年だったんですね。 私が「リーン・スタートアップ」の考え方に出会ったのは2016年だったと思うのですが、結構衝撃的だったのを覚えています。(なにこれすげー!)という感じでした。 いまでは日本でも普及して、どちらかというと流行りが落ち着いて、実践を続ける人は続け、そうでない人は元通りになった、という感じなのでしょうか

          『リーン・スタートアップ』の考え方はしかし、実践するのが難しい

          テーマを持って、生きていく

          昔、TOEICのキャッチフレーズに「自分にテーマを与えて、生きていこう。」というのがあって、(いいフレーズだな)と思ったことがありました。そのことをいまでもたまに思い出すことがあります。 先日、またそのことを思い出すことがあって、(果たしていま、私はテーマを持って生きているだろうか)と自問したのです。なんとなく大きな、ぼんやりとしたテーマはあるのですが、自分から選び取った明確なテーマはないような気がしました。 (大きなテーマに向かうための、日々の明確なテーマがあるといいん

          テーマを持って、生きていく

          顧客のことを想像するときに使える2つの方法

          こんにちは。8人目のこびとです。11月に入って朝夕がすっかり冬の様相を呈していますが、いかがお過ごしでしょうか。 今日は『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』を参考に「顧客のことを想像する方法」についてみていきたいと思います。 新規事業開発を行っていると、どうしても自分が考えている製品・サービスが思考の中心になってしまい、顧客のことを考える割合が減ってしまいます。定期的に「いまのアイデアは顧客のニーズを満たすことができるか」と問う必要があります。 そのときに使える有

          顧客のことを想像するときに使える2つの方法

          ブレインストーミングがうまくいかないときに試してみたい3つのこと

          今回はブレインストーミング(ブレスト)についてみていきたいと思います。特に、ブレストがうまくいかないときにやってみるとよさそうなことについて考えてみます。 ブレストがうまくいかないときはいろいろとありそうですが、ここでは、アイデアを出すために取り入れてみたのに全然アイデアが出てこない、あるいは満足にアイデアが出てこない状態を「ブレストがうまくいかないとき」としておきます。だいたいそうですよね? 「結構いろいろなところで取り入れられてすることが多いわりに、そのことについて教

          ブレインストーミングがうまくいかないときに試してみたい3つのこと

          デザイン思考の「テスト」について

          デザイン思考には5つのフェーズがあるとされています。今回はその5つ目のフェーズである「テスト」についてみていきたいと思います。 なぜテストを行うのか経験上、われわれは意識しないとすぐに“自分たちが欲しいもの”を作り始めてしまいます。これは仕方のないことだと思います。なにかを生み出す、創り出す過程は楽しいからです。 しかしながら、ユーザのニーズを満たしていないのならばそれはただのガラクタ(失敬!)になってしまうのです。これは悲劇です。長い目でみれば喜劇かもしれませんが、そこ

          デザイン思考の「テスト」について

          デザイン思考の「プロトタイピング」について

          デザイン思考には5つのフェーズがあるとされています。今回はその4つ目のフェーズである「プロトタイピング」についてみていきたいと思います。 プロトタイプの必要性なぜプロトタイプが必要なのでしょうか? やはり、ここでも重要になってくるのが“ほんとうの課題はどこにあるんだろう”という視点です。これを検証、確認するためにプロトタイプが必要なのです。言い換えれば、自分自身が考えるため、問いと向き合うために必要ということです。 また、このあとに続くフェーズ「テスト」でユーザと会話を

          デザイン思考の「プロトタイピング」について

          デザイン思考の「アイデア」について

          デザイン思考には5つのフェーズがあるとされています。今回はその3つ目のフェーズである「アイデア」についてみていきたいと思います。その中でも特に、途中でアイデアを変更することについて考えてみます。 アイデアの発想のしかたそのものについては、前回の記事を参考にしていただければうれしいです。 アイデアを変更することについて課題定義の変更に伴ってソリューションアイデアが変わることになるのは自然な流れです。このとき「類似のものがすでにあるから」という理由だけで変更することはやめた方

          デザイン思考の「アイデア」について

          『アイデアのつくり方』を読んでアイデアをストックしておこう

          「アイデアが思いつかない!」 「アイデアが降りてこない!」 「アイデアが全然閃かない!」 わたしもそうなんです! あなたもそう思っているかもしれません。今回は『アイデアのつくり方』についてシェアしてみたいと思います。 そもそも、アイデア創出で多くの人がハマってしまうトラップに「アイデアは(なにもしなくても勝手に)浮かんでくる」というものがあります。実はアイデアを作るときに大切なことはストックすること/しておくことなのです。 「答え」にたどり着くために必要なことは連想であ

          『アイデアのつくり方』を読んでアイデアをストックしておこう

          デザイン思考の「課題定義」について

          デザイン思考には5つのフェーズがあるとされています。今回はその2つ目のフェーズである「課題定義」についてみていきたいと思います。 課題定義が変わることについていろいろと思考を展開していくといままで見えていなかった部分が見えてきます。そうするとこれまでとは違った形で課題が見えるようになります。“ほんとうの”課題はどこにあるのか。これを追究する姿勢を常に持っておくことが大切です。 視点を変える、つまりリフレーミングができるようになると違った形で課題が見えてきます。リフレーミン

          デザイン思考の「課題定義」について

          デザイン思考の「共感」について

          デザイン思考には5つのフェーズがあるとされています。今回はその1つ目のフェーズである「共感」についてみていきたいと思います。 「あるある」の共感わたしたちが日常的に使う共感は自分が知っていることを前提に行われると思います。たとえば、「今日は寒いね」「そうだね」という会話はこの共感で成り立っています。『デザイン思考ファシリテーションガイドブック』によれば、この共感は“sympathize”であり、受動的な共感であるとされています。わたしがはじめてデザイン思考と出会ったときに教

          デザイン思考の「共感」について

          「考える」ことについて考える

          巷にあふれる「ロジカル・シンキング」という、日本語にすれば「論理的思考」となる言葉。今日はこれについてみていきたいと思います。 とはいうものの、「論理的思考」を考える前に、そもそも“考える”ってなんだろう? と問うてみたいと思います。 まずは“考える”の品詞からみていきましょう。“考える”の品詞は動詞です。言葉を言い切りの形にしてウ段で終わるものが動詞です(かんがえる~~~ぅ)。他には座る(すわる~~~ぅ)、立つ(たつ~~~ぅ)、話す(はなす~~~ぅ)、食べる(たべる~~

          「考える」ことについて考える

          アウトプット月間!

          こんにちは。8人目のこびとです。びっくりするくらい久しぶりの投稿です。 お変わりないでしょうか。おかげさまでわたしは元気にやっております。 今回突如として筆を取ったのは、これまでインプットしてきたものをまとめておきたい! という衝動に駆られたからです。なぜ駆られたのかはよくわかっていませんが、ちょうど年末に向けて動き出すにもいい時期ですしね。 インプットしてきたものとはだいたい以下のものです。 □ デザイン思考 □ リーン・スタートアップ(リーン・ローンチパッド)

          アウトプット月間!