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【記録】中学生ソフトボーラーとの軌跡

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2020年7月の記事一覧

因果応報(2019/3/18)

因果応報(2019/3/18)

牡蠣にあたった中学生の話を、ゲラゲラ笑いながら聞いていた翌日、自分も牡蠣にあたった。

その日は、朝起きたときから、なんか頭が痛くて寒かった。
しかしながら、中学の部活があったため、しっかり防寒し、通勤ラッシュの電車に揺られた。
グラウンドに着くと不思議なもので、心も身体もしっかり熱くなり、元気よく4時間練習を終えた。

しかし。
帰宅した途端に、悪寒が走り、頭痛腹痛に耐えきれず、すぐにベッドに横

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キャッチボール。(2019/3/12)

キャッチボール。(2019/3/12)

ソフトボールの基本はキャッチボールにあると考える。

プレースキルの次元は違うが、多くのプロ野球選手も同じようなことを口にしている。

私が練習に行っている公立中学校のチームは30分ほどキャッチボールをすることもある。
長ければいいというわけではないが、強いチームが、これほど時間をかけて丁寧に行なっていることからも、キャッチボールが、いかに重要な要素なのか窺い知れる。

ただし、漫然とするキャッチ

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チームへ。(2019/3/11)

チームへ。(2019/3/11)

「信頼」
この言葉を辞書で調べると、「信じて頼ること」とある。

先日、大学の部活の後輩からこんな質問を投げかけられた。
「現役時代、チームのメンバーを『完全に』信頼していましたか?」と。

答えはYESだった。
この文が記録として残るから綺麗事でまとめよう、としているのではない。
私は周りを信頼してグラウンドに立っていたと、自分では思っている。

その後輩は、続けてこう尋ねた。
「どうして無条件

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見る、見られる。(2019/2/11)

見る、見られる。(2019/2/11)

先日、選手達が、春の大会に向けてミーティングをした。

私が感じる、今のチームの長所は、冷静に客観的にかつ端的に、自分達を分析できることだ。
中学生ながらに、その年齢以上の賢さを感じることが多々ある。

このミーティング中も、驚かされる点が沢山あった。

何に驚かされたか。

それは、選手達の「聞き取る力」である。
練習中に選手達へ伝えた一言はもちろん、毎練習後のミーティングで何気なくした技術指導

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コーチの価値。(2019/1/30)

コーチの価値。(2019/1/30)

練習後の帰り道、電車内で1人の生徒に尋ねられた。
「あと何回、練習来られますか?」

学生コーチとして関わることができる残りの練習回数は、もう残り15回を切っていた日のことだった。

「終わりが見えている」というのは、時にモチベーションとなる、その一方で、それゆえに生じる葛藤がある。

去り行くことが分かっているコーチが、残せるものは何か。

自分がこれまで3年間のコーチ生活でやり残してきたことは

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