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福田尚弘
2024年2月26日 15:49
今回は、『ごんぎつね』であまりにも有名な新美南吉の作品群の中で、彼が晩年に残した「少年もの」を中心に取り上げていきます。また、スタイルを変えながらも彼が一貫して表現しようと努めてきた「悲しみ」とはどのようなものだったのか等も、あわせて辿っていきます。主な作品と執筆年まず、29才という短い生涯における南吉の作品群を、初期・中期・後期と、大きく三つの時代に分けてみます。(太字は、今回言及するも
2024年2月3日 10:09
今回は、難解なイメージが強いドストエフスキーの『罪と罰』を中心として、彼が貫こうとした「大地主義」とともになるべくわかりやすく解説します。(注:終盤のシーンふくめ、ネタバレありです)「なぜ殺人は許されないのか?」普遍的とも言えるこの課題については、古今あらゆるメディアで様々な論が交わされてきました。「自分がされて嫌なことを人にしてはいけないから」「家族や知り合いにつらい思いをさせてしま