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花組『アルカンシェル』観劇記録・5/4(夜)

我がご贔屓、花組トップスター柚香光様(れいちゃん)の卒業までとっくに1ヵ月を切ってしまったGWのある日、やっとのことで花組『アルカンシェル』のマイ初日を迎えることができました。良かった良かった!…って本当なら3/2.3に大劇場で観劇する予定でしたし(←当日公演中止になった。しかも1階最前列のドセンだった…)、東京公演のマイ初日リベンジは4/21のはずだったんですけどね!この日電車の中で公演中止を知りました(←大劇場に続いて2回目)。
結局4/21の1日だけ公演中止となったわけで…どうしてピンポイントで当たるかな?この『アルカンシェル』に関しては私の観劇運はどうなってるのでしょうか?
…まあそんな話はともかく。


「みんな戦っているし、戦わなきゃいけない時がある」…そんな言葉が『アルカンシェル』本編を観終わった後に思い浮かびました。

戦時下のパリで劇場を守ろうとする一座の姿に、コロナに翻弄されたれいちゃんと花組のみんなの姿が重なりました。それに今の状況にも。
エンタメ大好き人間としては、絶望的な状況でもパリ市民の楽しみのために心を砕く劇場の人たちの物語に胸を熱くするわけです。それに稽古場での葛藤や苛立ちや喜びなんかにも。
そうやって創られたものは、何ものにも代えがたい素敵な宝物ですね。

…といいつつも、「れいちゃんきれいだなあ」と思いながらほぼれいちゃんしか観ていなかったわけですが。最後の輝きですね…キラキラしてました(←もはやそんな子供っぽい感想しか出てこない…)。まどかちゃんもキラキラしてました。
あとれいちゃんと相手役の星風まどかちゃんがいちゃいちゃしてるところも見逃せない!なかなか言えませんよ…「もっと燃やして、焼き尽くしてやる」なんて!そしてこのセリフからのキスシーンですよ!このセリフを聞いて私の中ではお祭り騒ぎです(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
スウィングのれいちゃんとひとこちゃん(2番手の永久輝せあさん)の掛け合いな感じもやっぱり好きだなあ。この2人の並びを(友情でも敵対でも)もっと観たかったよ…。
やっとれいちゃんのピアノを生で聞けたというのも嬉しい♪(←なんせ一昨年の『巡礼の年』の時は公演中止で観られなかったからさ…)この時はまだ意見が対立しているカトリーヌに助け船を出しているわけで…実はマルセルって優しいし、ホントヒーローだよねって思わせる場面だなと思いました。


大劇場の千秋楽のライブ中継も、ディナーショーのライブ配信も見て、『アルカンシェル』本編を実際に観ても全然れいちゃんの卒業を実感しなかったのですが…今回フィナーレで急に湧いてきました。ここで急に?

もう娘役さんに囲まれている美しい場面を観られなくなる…
もう男役さんを引き連れての群舞も観られなくなる…
れいちゃんとまどかちゃんの多幸感に満たされるデュエットダンスも観られなくなる…

そう思ったら無性に寂しくなってきました(つд`。)

そういやデュエットダンスのリフトの前、れいちゃんが手を広げて笑顔でまどかちゃんに呼びかけていましたね!「おいで」かな?(←妄想というか願望)こういうところにいちいちキュンとさせられるわけです。そのリフトもきれい。
20年ほど宝塚を観てきましたが、今までデュエットダンスにはあまり興味がなかったんですよね…(←それよりも男役同士の絡みが観たい変態です(*´∀`)ノ)。でもれいまどのデュエダンにはそれを覆されましたよ。観てるだけで幸せな気分でいっぱいになります。

フィナーレ含めて全編観終わった後に浮かんできたのは「なんで?」という言葉。

これまでのご贔屓様の退団には、納得感というか自分の中でもやりきった感がありました(←私にしては結構な回数観たからね!もちろん「まだ観たい!」というのはあったけど)。
でもれいちゃんに関しては公演中止で観られなかった作品がいくつかあったから微妙に消化不良感がありますね…。だから「なんで(もう観られないの)?」「なんで(もっと観ておかなかったの)?」と思うのでしょうか…?
なかなか感情の整理は難しいですね(だんだん何書いてるのか分からなくなってきた…(´- `*))。

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