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月組『Eternal Voice』『Grande TAKARAZUKA 110!』観劇記録・6/3(夜)

れいこさん(月組トップスター月城かなとさん)は月に還るかぐや姫だなと思った。

ん?姫?

のっけから何を戯言をと思われそうですが、雪月の場面のラストの振り返りは月に還るかぐや姫にしか見えんかった。…って全然姫の格好じゃないじゃん!それでも最後だけはかぐや姫だと思いました。ちなみに最初登場した時は彦星かなと思いましたが…(なんか違う気はするけど七月七日の七夕が宝塚卒業のラストデイだし)。
狩衣?(昔の装束の種類が分からない)に烏帽子をかぶって、なんか後ろには満月の描かれた長い布(なんじゃそりゃ?)を垂らして…まるで一枚の完璧な掛け軸のようでした゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚麗しい。麗しすぎる。なかなかこんなにこのお衣装が似合う美しい人はいませんぜ?
かろうじて1枚だけ手に入れられたこの公演のチケットですが、この麗しい瞬間を観ることができてホント良かった!しかも旅行会社のホテル付きプランという少々お高めなやつでしたが…この一瞬にはその価値がある!と思いました(あくまで個人の感想です(*´σー`))

いやだって…お芝居が私と相性の悪い(←一方的な感情)正塚先生の作・演出だから。特に前々から会話に違和感があって(勝手に感じてる)正塚芝居が苦手だなと感じていました。だけど今回その違和感がなかったことにびっくり。月組の芝居力のおかげでしょうか?
まあだからといって、相性の悪さは払拭されませんでしたが…(私には分からなかったけど…きっと面白いと感じる方もいるはず)。だけど彩みちるちゃんのエゼキエルの突き抜けた感じが好きでした。

その代わり(?)レビューの方はどの場面も楽しい♪
前述の雪月の場面はもちろん、マスカレードのれいこさんとうみちゃん(トップ娘役海乃美月さん)が豪華なお衣装で素敵でした。お2人のこういうタイプの場面珍しくないですか?いつにも増してすごくキラキラしてますね!
前々から思っていましたが月組の娘役さんは強いイメージがありますね。だから娘役だけで銀橋で歌う場面でも、かわいいだけでなく格好良さみたいなものが滲み出る気がします。
スパニッシュの中詰めは客席降りがあるとは知らず、2階席の置いてきぼり感よ…。楽しいのは楽しいんですけどね!(でも帽子で顔が見えないよ…!)
ベテランちなつさん(2番手鳳月杏さん)のアヴァンギャルド!での急な若手感Σd(゚д゚*)
まだまだこれから!次はちなつさんの時代ですね!
男役の群舞は黒燕尾なのが良かったなあ。やっぱり最後の退団公演は黒燕尾姿を観たいよね?れいこさんとちなつさんの絡みがあったのも嬉しい♪
れいこさんとうみちゃんのデュエットダンスは観ていてきゅんとする感じではないけど、互いへの信頼感にあふれていますね。その辺がれいまどのデュエダンを観てる時と違うなと感じるけど、トップコンビの個性というか持ち味が出て面白いなあと思いました。
デュエダンの前のれいこさんとうみちゃんが月組のみんなに囲まれてるのとか、めっちゃサヨナラ仕様で泣かせにきてるな?と思いました(←まんまとその策に乗せられた!)。お2人に向ける組子みんなの温かい眼差しが素敵。こちらも信頼感が感じられる。れいこさんがどんな風に組を作ってきたのか、背負ってきたのかが垣間見える光景な気がします。
れいこさんがトップになってからあまり月組を観られていないのですが(月組のチケットとは一番縁が薄い気がする…なぜ?)、最後にこのレビューを観られて良かった良かった!(ん?お芝居は?)

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