Mさんへの気持ちの着地点
私は、また、思い出して泣いていた。
また、どうしようもなく会いたくなっていた。
もうLINEも既読もつかなくなった。
もしかしたらブロックもされているかもしれない。
彼にとってもまた私という存在を思い出すという事はしんどい行為なのかもしれないと思った。
『自分の側から離れた者は、追わない。そしてその人もまた自分の役割を終えたから離れたのだ』という言葉が、Twitterかどこかにあった。
『そうか、私もMさんへの役割を終えたからMさんの側から居なくなったんだ』と思ったら、スゥーと気持ちが楽になったような気がした。
そう。私もまた、彼への役割を終えたのだ。
だから、今の位置にいる。
Mさんは大きな男だった。
勿論、見た目では無い。部下にきちんと愛情を捧げられる上司だった。
とても良い上司だった。
だから私は心から惚れたのだ。
大好きな男、そして尊敬する男。
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