🌊旬杯✨勝手に十六夜賞🌖俳句編
こんにちは(^-^)
旬杯、たくさんのご参加ありがとうございます💐
まず、最初にこの記事の「勝手に十六夜賞(俳句編)」は、私設賞です。
私が独断と偏見(好み)によって「旬杯俳句」より、「勝手に」選んでいます。(^-^;
みなさまの俳句は、どれも秀作ばかりで、正直選ぶのがたいへんでした。
この賞を選ぶ際には、作者がわからない形で選ぶ「全句一覧」を使うのが便利です。
今回の私設賞である「勝手に十六夜賞(俳句編)」では、これまでの大会と同じくファーストインプレッションで選ばせていただきました。
何度も選ぶと、どんどん増えてしまってたいへんなことになるからです。
(^-^;
それでは、「勝手に十六夜賞(俳句編)」発表です。
今回も長いです💦
掲載時とは、文字間・改行が少し異なっていることがあります。
一部、コメント欄より引用させていただいています。
間違いなどありましたら、ご連絡ください。
(掲載は順不同)
💐勝手に十六夜賞🌖
🌻🌻🌻
ソーダ水は ライトシアンの午後の海
恒例のせきぞう、(俳号:瀬奇造)さんのイラスト&直筆の書での俳句は、やっぱり総合芸術作品ですね!(´▽`*)✨
他の2句の作品も好きだったのですが、私の一番のお気に入り1句目から唸ってしまいました。
ライトシアンは、プリンターインクで用いられている色ですが、午後の海の色としたこと、ソーダ水との取合せで、まさに記憶の中の夏を演出してますね🌊🌊
こだわりの書とイラストは、記事でご覧ください。
🌻🌻🌻
蛍火を祈るや森のせせらぎと
新緑の森の清涼なせせらぎと、静かに明滅を繰り返す蛍火を想起しました✨
けれど、「蛍火を祈る」なのですね。
お住まいの地域では、今も蛍は見られるのでしょうか?
その想起した幻想的な光景は、実景というよりは記憶の中の光景で、失われていく自然へのノスタルジーや思置くような心持ち、祈りが込められているのかなと感じました。
🌻🌻🌻
海霧晴れて地球の輪郭くつきりと
夕さればきみ待つこころ半夏生
1句目は、季語だけでなく想起する光景もそれぞれ雄大で、懐の深さを感じさせる句と思いました。
海霧を「じり」と読むのは、初めて知り、勉強になりました✨
また2句目は、印象が変わり、繊細で女性的な恋歌ですね。
「きみ」「こころ」とひらがなの多用もやわらかさがあって効果的です。
そして、コメント欄からですが「半夏生」は「半化粧」とダブルミーニングとのこと。
粋なつくりになってますね(*'▽')
🌻🌻🌻
平凡に生き平凡に茄子を焼く
鮎太さんの生活に根差した実感の籠った俳句にいつも勉強させていただいています。今回は特にこの句がいいなぁと思いました。
私たち市井で暮らすものとして「平凡に生き」るということが、実は一番幸せなことかもしれません。
そして、今日も平凡に平和に暮らし、食事の支度をしている。
そんなささやかな幸せに感謝です🍀
🌻🌻🌻
終バスの《降ります》灯る夏の夜
記事で句の奥にあるストーリーが合わさるとさらに、俳句がキラ✨キラ✨と輝きを増しました。終バスの夏の夜には、何だかジブリのようなファンタジーテイストも感じました。
私も句を読んだ時に、田舎のバスは都会ほどバスの中が明るくなくて、ちょっと仄暗いイメージがあるので、終バスは、特に暗い車中に「降ります」の赤紫色のランプが点々と星のように灯っている光景が浮かび上がりました。名句✨と思いました❣
ノスタルジーちっくなのも、なおよし✨お気に入りです(≧▽≦)💕
🌻🌻🌻
ほっといた分だけ痛む夏蜜柑
最初、ソーダ水の句と迷いました💦
ふぅ。さんといえば、アイスティ🥤の句が記憶に沁みついているので、最初に、あっ!飲み物で来たっと、喜んでいました😊
ですが、読んでみれば、3句ともふぅ節が炸裂していて、なんとも可愛らしくて切ない3句です。その中でも一番のお気に入りは夏蜜柑🍊の句でした💛
🌻🌻🌻
草いきれ無為に二十の時過ぎぬ
底までも冥き夜中のプールかな
1首目の季語「草いきれ」は、漢字で書くと「草熱れ」、草むらが夏の陽射しをうけて発する熱気。
もわっとした湿気を帯びた熱気と光景が、二十歳頃の若くて熱を帯びてた時代と重なります。二十歳頃の今にして思えば貴重な時代を「無為に」過ごしてしまったことへの後悔や自省ということでしょうか。
そのときには、なかなか気づけないものですよね。
かといって、もう一度あの時代に戻りたいとは思いませんが、何とも複雑な心持ちの時期でした。
2首目の「冥き」が、ただの明かりのない暗さだけではなくて、奥深さや心の闇、冥府から死やあの世までをも連想させます。
プールの水底に沈んでいるもの、その先にあるはどんなものでしょうか。
余白や余韻に魅力を感じました。
それぞれの夏の句の描写がとても見事でした。
🌻🌻🌻
憧れは浴衣の中の赤いヒレ
普段、詩を詠まれていらっしゃるので、俳句もとても詩的で、素敵だなぁと思いました✨
特に縁日で売られている金魚の憧れが「浴衣の中を自由に泳ぐ金魚」という発想が秀逸でした(*'▽')💕
俳句の中では、浴衣と季重なりになるのを避けるために季語の金魚を避けるために考えたという「赤いヒレ」という表現も素敵です💖
金魚に思いを寄せる句が、それだけでファンタジックなショートストーリーのようです(´▽`*)✨
🌻🌻🌻
夕焼けにサティの調べついてきて
何だか夏って、サティの調べに合うなーと私もよく思っていました。
以前、夏至の短夜の頃にサティで作句したことがありました。
夏の夕焼けも似合いますよね。
(*^-^*)💞
🌻🌻🌻
夏雲の自慢げな顔魅せられし
記事にあった雲⛅の写真📷✨すごいですねー!
確かに🐟大魚が大口を開けたように見えます😲
仰るように、夏の雲は、雄大で威厳があるのが多いですね。
「自慢げな顔魅せられし」がとっても上手い表現で、思わず笑みがこぼれました✨
(´∀`*)ウフフ
🌻🌻🌻
キャンプ行き優しく歌う森の音
さくらゆうくん、リコシェさんの小5のお子さんで、チルドレン部でのご参加でした。うれしかったです✨
学校で俳句を習ったのですねー😊
素敵な発見で、それを17音の俳句にすることが、出来るってすごいことです(´▽`*)✨
そして、俳句だけでなく、森のイラストも描いてくれました。
うっそうと木がおいしげっている様子、雰囲気が、うまく描けていました✨
(・∀・)イイネ!!💮💮💮
🌻🌻🌻
初蛍指きりの先淡き夏
はんなりと月も化粧す半夏生
なおみさんらしい世界が広がっていて、美しい俳句で堪能いたしました。(´▽`*)✨
初蛍と半夏生の月🌕が特にお気に入りでした💖
(≧▽≦)💕
🌻🌻🌻
地平線青の光りて海のはて
セブンソードくんは、十六夜杯、白熊杯、ライラック杯、旬杯と4回目のご参加でとってもうれしかったです✨
そして、俳句もぐんぐん上達して、さらに上手くなってますよねー
びっくりしました!!😲
もう大人顔負けで、花丸💮💮💮です。
(´▽`*)✨
🌻🌻🌻
路の先ノウゼンカズラ生きて会おう
ちよさんらしい世界観の句ですね✨
ストーリーが成り立ちそうな、いや、すでにストーリーがあって、そこから切り取られた一句のようです。
勝手に想像するに.....
この句を読んで、唐突にアニメ「86」を思い出してしまいました!!
https://anime-86.com/
自分でもびっくりだったのだけど、86しか私には考えつきませんでした💦
「ノウゼンカズラ」は、もちろん花の名前なのですが、86の主人公が「シンエイ・ノウゼン」で、別名「死神」と呼ばれているのです。
「生きて会おう」なんてセリフは、86での会話以外にないですよね😅
早く第3期が観た~い✨
萌え句でした(*'▽')💕
🌻🌻🌻
静寂の幾何学模様涼雨かな
突然思い立っていかれた北陸🚄の旅での一句。
初蛍の闇の中に見えないものを見る句や梅雨の月の句も、もちろん素晴らしかったのですが、私が一番心に残って魅かれたのが、こちらの句でした。
最初、「静寂の幾何学模様」が何かわからなかったけれど、解説を読んで、梅雨の人口池に落ちる同心円状の波紋だとわかりました。
禅の枯山水の日本庭園では、白砂に砂紋をつくって流れを表現し、石を配置して山を表現するなど、抽象的な表現で世界を作り出しているのはよくあります。
でも、すうふ。さんが観たのは、人工池に偶然に☔降ってできた梅雨の雨垂れの波紋◎。それがとても啓示的で、美しい調和に感動したのが、俳句によく表現されているなぁと思いました。
きっと、時間が止まったかのような、どこまでも静寂な世界だったんだろうなぁと想像しました。
🌻🌻🌻
蝉しぐれ忌明けお斎の椀朱し
「お斎(おとき)」は、法事・法要後の個人を偲ぶ食事会のことですね。
精進落としもお斎の一種だとか。
最近では、故人の好きだった料理を最後に皆で一緒に食べることもあるようですが、宗派や昔ながらの伝統的なお斎では、朱色の食器、お椀で振舞われることがあります。
真夏のお寺の法要後、降り注ぐような蝉時雨のなか、朱色のお椀の精進料理を召し上がり、皆で思い思いに故人の思い出を語り合いながら故人を偲ぶ様子が想起されます。
夏の青い空と、蝉時雨から浮かぶ深い緑の樹木に、朱色のお椀、そして忌明けの黒。
くっきりとした様々な色合いが、1句の中でコラージュされているようでした。イメージが拡がり、余白・余韻を楽しめる句でした😊
🌻🌻🌻
群青の波のルフラン夏帽子
夕凪や肌に馴染みし藍浴衣
素敵な夏の青を演出・表現されていて、素敵ですね(´▽`*)✨
その中でも、1句目の「群青の波のルフラン」と3句目の「藍浴衣」がお気に入りです💙
写真📷との取合せも効果的で、よかったです😊
🌻🌻🌻
💐 勝手に十六夜賞🌖(俳句編)は、以上の17名です。
㊗受賞🎊🎉おめでとうございます💐
(´▽`*)✨
受賞の皆様へのCanvaの賞状です。
3種類用意いたしました。
よろしければ、お好きなものをお持ち帰りくださいませ✨
(*^-^*)💞
💎✨💎✨💎
さらに今回は、特に心を揺さぶられた俳句を1句
「💎✨勝手に十六夜大賞」として選ばせていただきました。
大賞の方には、お名前入りのCanva賞状を用意いたしました。
よろしければ、お持ち帰りください(*´▽`*)✨
なお、一部記事やコメント欄より引用させていただいています。
m(__)m
💎✨勝手に十六夜大賞(俳句)🌖
夏終わるすべてを包む風でした
この句にすべてが凝縮されてますね🌈
素敵な句をありがとうございました💐
(*^-^*)💞
💎✨💎✨💎
以上、「💎✨勝手に十六夜大賞(俳句)🌖」でした
㊗受賞🎊🎉おめでとうございます💐
(´▽`*)✨
💐💐💐
他の方の私設賞「勝手に賞」などは、こちらをご覧ください。
(随時更新)
「勝手に賞」(私設賞)には締切りがありません。
たくさんの素敵な作品の中からゆっくりと、それぞれの推し作品を選んで、この機会に皆さまも表彰してみませんか。
(´▽`*)✨
👑✨👑✨👑
👑みんなの俳句大賞👑決まりました✨
riraさん㊗大賞受賞
🎊🎉おめでとうございます💐
(≧∀≦)💗
🎆🎆🎆
このあとの旬杯のスケジュールです✨
みんみんが作ってくれました(*‘∀‘)💕
どうぞ最後まで旬杯をおたのしみくださいませ🎆
(*^-^*)💞
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読んでいただけてうれしいです。ありがとうございました。 (*^-^*)