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KUSUNOKIキーホルダーに思う。

皆さんは、日本に
2つの核爆弾(原子爆弾)が
1945年の夏に落とされたことを
ご存知のことと思います。

このKUSUNOKIキーホルダーは
長崎の空に落とされた核のもと
焼け出された荒野より
新しい芽を出した「命の証」です。

これは、シンガーソングライターの
福山雅治氏の呼び掛けによって被爆樹木の
廃材(剪定されたもの)によって作られていた
ものになります。

もちろん、購入の全額は寄付に当てられて
います。ちなみに購入方法は抽選で決定
されています。(初回のみ先着購入)

私は、父方の祖母が広島県内に当時
暮らしていたため、
幼い頃にほんの少しだけ
原子爆弾の恐ろしさを聞いたことが
あります。

隣接の町だったと聞いています。
投下当時大勢の人々が祖母の住んでいる
町にも逃げてきたことを。

広島にて
広島にて

「水が飲みたい」
皆、一様にそのように
言っていたそうです。
祖母は勿論わかっていました。

水を飲ませば命が助からない

喉に火傷をしており、水を飲むことで
喉の気道を塞いでしまうためです。
命が危ないことを覚悟して、
それでも
「飲みたいと言う方」
もしくは
「もう助かる見込みはない方」に
水を差し出したそうです。

その水を美味しそうに飲んだそうです。
幼心に私はなんとも言えない思いを
持ちました。

「KUSUNOKIキーホルダーに思うこと」

このタイトルにしたのは、これは
単なる記念グッズではないと
私は伝えたく思います。

この剪定されたクスノキのもととなったのは
山王神社のものになります。

山王神社にて

キーホルダーの裏にはこのように
記されています。

「194508091102」

これは、
1945年8月9日11時2分に長崎に
原爆が投下されたことを記すものです。

裏に印刻の194508091102

私はそうした経緯や私自身が日本史を
学んできた経緯もあって日本人として
しっかりと後世に伝えたく購入しようと
初回からもとめてきて
やっと手に入りました。

これは思えば、多くの人々が苦しみ
それを見届けてきた樹木が
今日戦争前戦時中、戦後と長崎にて
復興していく様子を被爆樹木である
自身の命でもって
照らしてきた証でもあると
私はそう考えています。

この年輪にはそのときのクスノキの思いも
おそらく込められているでしょう。

昨今、核兵器についての問題が度重なって
叫ばれています。

「2度と同じことは起こさせてたまるか」
と心に思いました。

広島平和記念資料館の美濃焼の鶴とともに

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