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壮大な目標よりも小さなステップで着実に前進する

壮大なビジョンと現実的なステップのバランス

明確なビジョンと目標設定は大切ではあるものの、壮大な目標を掲げるあまり、その道のりが複雑になりすぎる。

プロジェクトメンバーが迷子になってしまうケースも少なくない。

DX推進において重要なのは、壮大な目標と現実的なステップのバランス。目標達成までの道のりを小さなステップに分割する。一つずつ着実にクリアしていくことで、プロジェクトメンバーのモチベーションを維持して前進を実感しながら進むことができる。

小さなステップで進めるメリット

小さなステップでDXを進めるメリットは、以下の3点に集約できる。

  1. 目標達成までの道筋を明確化: 壮大な目標を細分化することで、各ステップでの具体的な目標やタスクが明確になる。これにより、プロジェクトメンバーは、何をすべきかを理解しやすくなり、迷うことなく行動できる。

  2. 達成感とモチベーションの向上: 小さなステップをクリアするたびに、達成感が得られる。この成功体験は、プロジェクトメンバーのモチベーションを高め、次のステップへの意欲を促進する。

  3. 柔軟な対応と軌道修正: 小さなステップで進めることで、状況の変化に応じて柔軟に対応し、軌道修正が容易になる。DXは予測不能な変化が伴うため、柔軟な対応が求められる。

小さなステップの設定方法:企業の状況に合わせて柔軟に

小さなステップの設定方法は、企業の規模や業種、DXの進捗状況などによって異なる。重要なのは、プロジェクトメンバー全員が理解しやすく、達成可能なステップを設定することだ。

例えば、最初のステップとして、既存の業務プロセスをデジタル化するといった取り組みから始めることも有効だろう。その後、徐々に高度な技術を導入していくことで、無理なくDXを進めることができる。

まとめ:小さなステップでDXを推進する

DXは、企業の競争力を高め、新たな価値を創造するための重要な取り組みである。しかし、壮大な目標を掲げるだけでは、成功には繋がらない。小さなステップを積み重ねることで、着実に目標達成に近づけていく。


中小企業DX事典|Iwakami Sho|note
「DXが浸透しないのは言葉の定義が曖昧だからでは?」という仮説をもとに「デジタル活用=DX」という広い定義を設定しました。具体的なデジタル活用に役立つノウハウをまとめます。スキマ時間でサクッと読める内容を目指しています。

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