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スキルとセンス

スキルとセンス:能力を分ける二つの要素

能力を「スキル」と「センス」の二つの要素に分ける。スキルとは、例えば英会話、マーケティング、IT、会計など、習得可能な知識や技術。一方、センスとは、その人固有の考え方や感性、創造性などを指す。

スキルは「できるか、できないか」で評価される。習得するための方法論も確立されている。 一方、センスは数値化が難しい。客観的な評価もしにくい しかし、いうまでもなくどちらも重要な要素である。

求められる「スキル」

仕事をするうえで、ビジネススキルやコミュニケーションスキルなど、幅広いスキルが求められる。 デジタル庁の「テキスト生成AI利活用におけるリスクへの対策ガイドブック(α版)」でも、DX推進には、プロジェクトマネジメント、データ分析、セキュリティなどの専門知識が必要であると述べられている。

求められる「センス」

一方、スキルだけでは補えない「センス」も求められる。 それは、

  • 新しい技術やサービスに対する感度: 常に最新の技術やトレンドをキャッチアップし、自社のビジネスにどのように活用できるかを考える能力。

  • 課題発見能力: 現状の業務プロセスやシステムの課題を見つけ出し、改善策を提案する能力。

  • コミュニケーション能力: DXプロジェクトの関係者と円滑にコミュニケーションを取り、合意形成を図る能力。

  • 創造性: 既存の枠組みにとらわれず、新しいアイデアやサービスを生み出す能力。

といったものが挙げられる。

センスは、一朝一夕に身につくものではない。 仕事や自己学習、趣味の時間、ちょっとした発見を通じて、経験を積み重ね、視野を広げることで磨かれていくものである。


中小企業DX事典|Iwakami Sho|note
「DXが浸透しないのは言葉の定義が曖昧だからでは?」という仮説をもとに「デジタル活用=DX」という広い定義を設定しました。具体的なデジタル活用に役立つノウハウをまとめます。スキマ時間でサクッと読める内容を目指しています。

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