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言葉が広がるキーワード:「形容詞」


形容詞の大切さ


形容詞とは?
形容詞は、物事の性質や状態を表すことができる便利な言葉です。
例えば、「高い」や「美しい」といった言葉が形容詞です。

急に言葉の発達に「形容詞」が大事!と言ってもあまりピンとこないかもしれません。
しかし形容詞を学ぶことによって、それまで学んできた言葉をワンランク上にレベルアップすることができるんです!
例えば、「さかな」をすでに学んでいる子供がいるとします。
ここに形容詞「大きい」「きれい」などを学ぶことよって「大きいさかな」「きれいなさかな」というように同じ魚でも、どんなさかななのかを表現できるようになります!

まだ「くるま」「さかな」など目に見える物の言葉しか出ていない子供でも形容詞を使えるようになることでどんどん言葉が広がっていくんですね^_^

ではもう少し形容詞について深掘りしていきましょう!

形容詞の役割

  1. 「気持ち」を伝えられるようになる:
    形容詞はこれまで「物」しか表現できなかったのに加えて自分の感情や印象を人に伝えられるようになります。
    例えば「楽しい遠足」や「怖い夢」など

  2. 文章レベルの発話が増える: 形容詞を使うことで話す言葉自体も長くなります。
    そのため「単語を組み合わせて話すと伝わりやすいぞ」という経験を積むことができるんです。

  3. より具体的に伝えられる: 物の特徴をより具体的に伝えれるようになります。同じ「くるま」であっても「こわい、くるま」というのと「かっこいい、くるま」では子供の伝えたい内容は全く違います。
    それまで「くるま」しか表現できなかった子供はどっちなのか伝えるすべがなかったことになります。

子供に形容詞を教える方法

絵本や物語を活用する: 色々な形容詞が登場する絵本や物語は子供たちに形容詞の意味や使い方を理解しやすい教材です。
実際の場面よりも繰り返し確認できる絵本は形容詞を学んでいくのにとっても適しています♪

子供の体験を言葉に出してあげる
:
子供には実際の経験から形容詞を教えると効率的に学んでいけます。
「大きなボール」や「美味しいケーキ」など、身近な物事を使って、子供が経験していることを親が言葉に出してあげることで形容詞を説明してあげるといいと思います。

まとめ
形容詞は目に見えない言葉で子供にとってよくわからないもの。
生活の中で繰り返し使ってあげることで少しずつ習得していきます。
ぜひ、楽しくたくさん声に出してあげてくださいね^_^

いわたコトバのそうだん室では、小児〜成人の言葉のお悩みについての相談を受け付けております。
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