指差しはほとんど言葉?!:子供の指差しの重要性
おはようございます。神奈川県で小さな言葉の教室をしています。
いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士、岩田です。
今日は「指差しの重要性」をお話ししていきます。
言葉は自分の感情を相手に伝える時に使います。例えば「あれが欲しい」「感動した」とか。
「自分の気持ちを伝える手段=言葉」なんです。
指差しも同じで「自分の気持ちを伝える手段=指差し」なんです。
子供は最初に指差しで感情を表現し、徐々にそれが言葉に変わっていきます。
指差しから言葉へ: コミュニケーションの大切なステップ
赤ちゃんがどのようにしてコミュニケーションの能力を発達させていくのか、特に「指差し」から「言葉」への移行についてお話しします。
1. 「手を伸ばす」指差し
最初は、子供はただ何かを指さすだけ。これは「あれが気になるな〜」という感じで、まだはっきりとした意味はありません。
指を差すというより手を伸ばしている感じです。
2. 「〜して」「が欲しい」の指差し
次に、子供は「それ欲しい!」とか「こっち見て!」という意味で指を使います。これで、子供は自分の欲しいものを伝えることができるようになるんですよ。
3. 「見て見て!」指差し
もう少し大きくなると、子供は「見て!あそこに犬がいるよ!」という風に、自分の発見を共有したくなります。これがコミュニケーションの始まりです。
4. 「これでしょ」の指差し
大人が「これな〜に?」と聞くと、赤ちゃんは指差しで答えるようになります。これで、質問に答える練習ができるんです。言葉は理解できてるけどまだ話せない時に使われます。
5. 「言葉と合体」指差し
指差しをマスターすると、子供は言葉と一緒に指差しを使って、もっと複雑なことを伝えられるようになります。「お水飲みたい」と言いながらコップを指さす、とかね。
6. 一語文の登場
1歳半くらいから、赤ちゃんは「ワンワン」「ママ」といった単語を使って意思を伝え始めます。これが言葉を使ったコミュニケーションの第一歩です。
7. 二語文への進化
そして、子供は「ママ、来て」といった二語文を使って、もっと具体的な要求を伝えられるようになります。
このように、指差しは言葉を学ぶための大切なステップなんです。赤ちゃんは指差しを通じて、どんどんコミュニケーションの力を育てていきます。そして、言葉を使って、自分の思いをもっと色々な方法で表現できるようになるんですよ。
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