葛藤を抱く現役女子大生が求めた「ありのままの自分」とは。
11月の物語は、人気の旅するシリーズ第2弾。
旅する焼エビとのこんなことあったかもしれないお話。
今回、モデルをお願いしたのは、鹿児島大学3年の松田和美さん。
撮影場所は、阿久根駅を出て真正面に広がる阿久根の港。
物語では載せきれなかったオフショットを交えてご紹介します。
イワシとわたし モデルvol.9 松田和美
「鹿児島大学農学部食料生命科学科3年の松田和美です。」
――普段は何をされているんですか?
「農業のお手伝いをしたり、ダンスをしたり、アカペラをしたり……ちょいちょいかじっていくタイプです。
最近は、独りで出掛けたりも。映画観て一人で号泣したり、買い物行ったり」
――松田さんにとってありのままの自分とは?
「今回みたいな撮影のときとか、アカペラで人前に出るときとか、ダンスで撮影するときとか……出たい自分、みんなに見てほしい自分がいるんですよ。そういうのが自分の中に。
そういう自分がいたっていうことをみんなに知っててほしいというか。
その反面、自信が全くなくて。怖いというか。
人目が怖いし、なんて言われるか分かんないし」
――結構人の目気にしちゃうタイプ?
「はい、めっちゃ気にします。分かってるんですけどね。見てない、気にしてないっていうのは分かってるんです、そんなのは。自分も見てないから」
「後悔はしたくないから、いつも、やろう、やろうっていう気持ちでやってはいるんですけど、反面、あーどうしよう、みたいな」
――常に葛藤?
「そうなんですよ。やりたいんだけど、周りにどう見られるかとか。それをいつも葛藤していますね」
――ありのままの自分を大切にしている理由は?
「後悔はしたくないからですかね。やっぱり一回しかないし、今しかないことってあると思うから、今やっておきたいって思う自分がいるので、行動するかしないかでいったら、するようにしています」
「そんなこと言っても、なかなかできないことはいっぱいありますよね。お金の面だったりとか、どうしようもないことは結構ある」
「ありのままの自分を大事にしている、つもりなんです。まだ」
――自分の中では、まだ大事にしている……ではない?
「つもりなんです。頑張ってるつもりなんです」
――途中なんだ。
「はい」
出たい自分と自信のない自分。
葛藤の中、それでも、後悔したくないからと沢山のことにチャレンジする。
等身大で人間らしい強さがかっこいい松田さん。
これからも応援しています!
撮影地:阿久根駅から港まで
今回は限定的な場所ではなく、少し広めに設定しました。
まちあるきしながらの撮影です。
まず気づいたのは、街灯がいかり型だったこと!
道路の真ん中に並ぶ街灯と歩道に並ぶ街灯で
少しだけランプの形が異なっています。
港町らしいデザインですよね。
車で何度も通った場所でしたが、今回の撮影で初めて気づきました。
公園近くを歩くと、見覚えのある木箱……お魚を入れるトロ箱がありました。流石、港町阿久根。
後ろの建物では、鯛やヒラメなど一本釣りされたお魚運ばれる場所。
カメラマンのこじょうかえでさんの「色が可愛い」の一言で、
確かに可愛いなと、ハッとしました。
なんとなく歩いただけでは「ただの道」と思っても、撮影として歩いてみると、また違った見え方が。
実際に歩いてみると面白い!という発見が多かった撮影でした。
オフショット 撮影後記
せっかくならばと青信号と走行車のいないタイミングを見計らい、横断歩道を渡っている瞬間も撮影。
一人ビートルズしてもらいました。
真ん中にキャッチコピーが入り、ここから何かのCMが静かに始まってもおかしくない。そんな一枚。
イワシとわたし恒例。
「商品を頭に乗せましょう」
定番のポーズもしてもらいました。
黄色い花可愛いよねと松田さんとこじょうさんと見つけて撮りました。
この植物が何かは知らず、調べてみると、セイタカアワダチソウでした。
アレロパシーという植物の成長阻害物質を出すらしく、セイタカアワダチソウが群生してしまうとススキなどの秋風物詩が生えてこなくなってしまうとか。恐ろしい草でした。
カメラに向かって弾けてくれます。
今回の撮影BGMはTWICEの曲。時折踊ってくれました。
ほっぺたをむにゅっとしてくださいという要望にも、「恥ずかしい」と言いながら答えてくれる松田さん。優しいです。
女性が髪を耳にかける姿ってどうして魅力的に映るのでしょうか。
これはどうやらロングだけの特権ではないようです。
「MVに出てるようなすまし顔の女の人みたいにしてみて」というお願いにも応えてくれました。
隣で軽トラが走ってもひるみません。
モデル経験は今回が初めてだという松田さん。
写真を確認するたびに「絶対嘘だ」と思いました。
この顔は絶対経験している人の顔。
トップス、アウター、スカートは今回もLIZEさんご協力のもと。
「近所を散歩するような感じで」と少しゆるめのコーディネート。
ワントーンコーデで、靴下やスニーカー、そして旅する焼エビの赤が映えます。
「商品アップも撮りましょう」
そして撮られたポーズがこちら。
こじょうさん「マタニティーフォトじゃん」
撮影スタートから数分の時点。
「商品をどう持つのが正解なのか?」試行錯誤してくれました。
「真顔いこうか」の要望に直ぐに応えてくれる松田さん。
このあと、すんごい笑顔を見せます。
「振り返ってー」と言えばいいのに、「振り返り美人してー」と要望。
でも、この言い方の方が伝わる不思議。
NO TABIEBI , NO LIFE.
やわらかい笑顔にリラックスしてしまいます。
「商品を顔の横に!」
こちらも、イワシとわたし定番ポーズです。
彼女はいったいどこを見ているのか。何を考えているのか。
撮影終了後の取材。
答えてもらいながらもたい焼きも食べてくれました。
以上!オフショットでした。
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写真に隠された物語も是非読んでみてください。
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