風俗嬢に100の質問をしてくるお客の思い出
100質系客
YouTubeを見ているとよく「100の質問に答えてみた」企画をやっているYouTuberさんが多い。
ファンとしては推しの知らなかった一面を知る事ができるて嬉しい企画だ。
そういうノリなのかなんなのか、これを風俗嬢にやってくるお客が数少ないが存在する。
事情聴取…?
100質系客とは10年間で2人出会った。
両者ともにネット指名で来店したのだが、会うなり「ずっとブログみてたよ!あなたが元風俗嬢さんですね!」と、大変感激している様子である。
そんなにブログを読み込んでるなら早く来店せい!やっと来店したか!と思うが、好意的に見てくれるのは私も嬉しいのでお客に対しても良い印象が芽生える。
するとお客はラブホのフードメニューの下に隠してあったクリアファイルをおもむろに取り出し、何やら印刷された書類を取り出してこう言った。
「元風俗嬢さんのことが知りたくて質問を考えてきたよ〜!ブログを読んでたらいくつかわからないことが出てきて、答えてもらっていい?」
ぞぞぞぞぞぞぞ,,,,,,,,,
好意が一気にしぼんで行くのを感じた。
興味を持ってもらえるのは嬉しいが、なんだろう、単純にキモい。
が、心とは裏腹に「すご〜い!こんなに質問書いてきてくれて嬉しい!」と言っていた。プロって怖い。
100の質問はかなり盛ってしまったが(タイトル詐欺ごめん!語呂がよかったもんでw)、A4用紙に数枚、ビッシリと質問が書いてあって、絶対に50問以上はあったと思う。
自宅のパソコンを使いワードで打ち込んで印刷したらしい。
私が丁寧に質問に答えると、ふむふむ!と言いながらお客の持参したボールペンで回答欄に記入していた。
100質系客からするとワクワクタイムだったのだろうが、あのブログの写真はどこで撮ったの?他撮りの写真だったけどだれに撮ってもらったの?など、私としては質問というか事情聴取されている気分であった。
リピーターになるか?ならないか?
初めての100質系客の接客が終盤を迎え、ラブホのロビーでお別れの時間になった。
お客は大変満足した顔をしていたが、わたしは「また来てね!待ってるから。」とお客に言いながら思った。
「このお客、次は絶対こないだろうな」と。
私の予想通り、そのお客はその後来店することはなかった。
2人目の100質系客も初回の質問(というか職質)タイムでは大変盛り上がったが、予想通りそれきりだった。
100質系客の中では、写メ日記を魚拓(削除されている過去日記が見れる、違法アーカイブ)まで読み尽くし妄想を高め、質問を作成、実際に質問するまでの一連の流れが楽しいんだろう。
会ったら最後、そこで完結してしまうのである。the end
推しのことは知りたいが、知りたくないこともある、というのが一般的なファンの気持ちだと思う。
謎めいたところがあるから惹きつけられるのであって、全部の謎を解いてはいけないのだ。
ちなみにこういう質問系のお客に、こちらが同じ質問返しをするととても嫌がられるという傾向がある。
「え?俺のはいいよ。」
と言うんである。
100質しておいて「え?私の場合はいいの?」って感じであるw 10年風俗で働いたが、いつでもお客は謎多き存在だった。
いまも元気に100質してるかな?
この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
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