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てふ
2022年4月24日 23:21
↓前に書いた短編小説はこちら。ギリシャ神話を知らないとなかなか読み取れない節がありそうだったので、恥ずかしながら、自分で自分の書いた短編の解説をしていきたいと思います。このお話のベースは私が最近見た夢の内容になっています。色々と脚色していますが、舞台は春の公園。あんなにたくさんの花々は咲いておりませんが暖かな陽に包まれていたところは一緒です。夢に登場したのは彼だけのように書いていま
2022年4月24日 23:20
夢を見た。午前4時。夜も明けきらない内。海中にいるような薄暗い青が部屋の静寂を告げる。まだ起きる時間でもないのに意識はしっかりと覚醒していて、高鳴る胸の音が空っぽの体内で激しく拍動している。ベッドサイドに置いていたペットボトルを手に取り、温くなった水を喉に流し込みながら今見た夢を逡巡する。春の陽が差す公園。頭上には満開の桜、足元には芽吹いたばかりの色鮮やかな花々が咲いていた。遠くにはネモフ