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ドミニカ移住 #18 : MLB選手もプレーするドミニカ共和国ウィンターリーグの球場に初めて訪れた日

__________2018.6.24(日)

ドミニカ共和国のプロ野球リーグについて

ドミニカ共和国にはウィンターリーグといわれるプロ野球リーグが存在する(https://twitter.com/lidomrd?s=21)。

正式名称は「リーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(Liga de Béisbol Profesional de la República Dominicana)」で、略して「LIDOM」と表記されることが多い
(日本の「NPB」みたいなもの)。



 野球好きの人なら何度かその名を耳にしたことがあるかもしれないが、それはこれまでに日本球界からも多くの選手が派遣されてきたからであろう。現地のチームに加入しプレーしたり練習に参加したことのある選手は筒香嘉智選手、乙坂智選手、山井大介投手、吉見一起投手、浅尾拓也投手、又吉克樹投手など、また2018年(私が球場内でアルバイトしていた年)には山本由伸投手がドミニカへ現地観戦に訪れている。夏季にMLBでプレーするスター選手も数多く凱旋するこのリーグは、MLBやNPBをはじめとする各国の球団スカウトが選手をチェックしに来る場所でもあり、ドミニカ国内に留まらず中南米地域からの注目度も高い。

 このリーグは全6チームで争われるが、そのうち2チームは首都サント・ドミンゴにある球場「エスタディオ・キスケ―ジャ(Estadio Quisqueya)」を本拠地としている。

ロビンソン・カノ―、フェルナンド タ―ティス Jr らがプレーする今年も、かなり盛り上がっている!!


エスタディオ・キスケ―ジャ(Estadio Quisqueya)に行く


2018年6月24日、そのエスタディオ・キスケ―ジャでトライアウトが行われるという話を聞いた私は、公共バスと徒歩で球場へ足を運んだ。ウィンターリーグが開幕する10月まではまだ4ヶ月あることもあり、球場付近は閑散としている。しかもどうやら改修工事が行われているようだ。


しばらく入り口が分からず球場の近くをうろうろしていると、バックスクリーンと思われるものが見えた。

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これまでみてきた練習場とは異なり、ナイター試合用の照明やバックスクリーンがある本格的な球場の姿に胸が高鳴った。


薄暗い正面入り口から球場内に入り、通路を通って客席に出てみると、思ったよりも閑散としたスタジアムの景色が広がっていた。観客席の多くはシートがかけられ、外野の広告板にもまだ何の掲示もなされていない状態だ。人気がなく閑散としているせいで、少し拍子抜けしたが、スタジアムの広さと雰囲気にはやはり興奮するものがあった。


結局、近くにいたおじさんに聞いてみるとこの日行われていたのはトライアウトではなく13~14歳の少年たちによる国際試合(vs カナダかアメリカ)とのことで、またどこから来たのか分からない情報に振り回されてしまった一日だった。

p.s. のちのち色々な出会いが重なって、数か月後、私はこの球場で売り子をすることになるが、この経験はかなり貴重なものだった。




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