見出し画像

【子育て】子どもの成長に合わせた部屋の環境づくりの重要性

4月から小学生になる娘が自立した生活をおくれるように、部屋の環境を少しずつ整えています。ランドセルや教科書の置き場、おもちゃの配置など、数週間前からあれこれ考えてみては「うーん」と行き詰っています。

わたしの家のモノの配置は、娘の成長とともに変化してきました。そして最近では、娘が自立して生活できる環境が、もれなくわたしの子育てと家事をラクにしてくれるということにも気づきました。

「娘の自立」と「家族の過ごしやすさ」がマッチした環境がベストだと思っています。そうなると、モノで溢れ返った部屋よりは、すっきりとした部屋で、ゆったりとくつろげる空間が理想です。

現実は、幼稚園で作ってきた廃材のおもちゃや、行き場のないモノがその辺に置かれていたりすることもよくありますが(笑)
まあ、まあ、まあ。そんな日もあってよし!です。

子どもの成長に合わせた環境づくり

わたしは長年、幼児教育に携わってきました。私立幼稚園、公立幼稚園、こども園、小学校で働いた経験や、他園での研修、療育センターや児童養護施設の見学をさせていただいたこともあります。

決して1つの場所で仕事が長続きしなかったっていうわけではないですよ(笑)

それについてもまた記事にできたらいいなと思っていますが、とにかく、どの教育現場においても、「やっぱり子どもの環境って大事だな」というのは感じていました。

環境とひとことで言っても、人やモノや場所など様々ありますが、子どもにとって家(部屋)もひとつの環境ですよね。

乳幼児期に大切なこと

当時、娘が1歳まで家庭保育をしていました。なるべく支援センターへ行ったり、散歩にや公園へ行ったりしていましたが、毎日、長時間なんて絶対ムリです(笑)
なので、大体は家の中で過ごしていました。

1日のほどんどを過ごす家の環境は、娘にとって快適な環境にしたいです。
幼稚園に就職してからずっと「環境は大切だ」と言われてきましたから、もう無意識、刷り込みの領域ですけど、「したい」というより「しなきゃ」と考えていたかもしれません。子どもの発達、興味・関心に合わせて、そのつど見直してきました。

けれど実際やってみて、今では「やってよかった!」と感じているので、間違ってはなかったんでしょう(笑)

娘にとって快適な部屋とは

「快適な部屋」というよりは「娘にとって窮屈な部屋ってどんな部屋?」と考える方が考えやすいかもしれません。
わたしは娘に「触っちゃダメ!」と言わない環境づくりを目指しました。

乳幼児は、とくに興味本位で身近にあるものをなんでも触ってみようとします。2歳3歳くらいまでだと、おもちゃや絵本、リモコンなどその辺にあるモノをまず口に入れようとしますよね。そのとき思わず、「ダメだよ」と言ってしまいそうなります。

けれど「それがダメな行為なのか」というと、子どもが触れたり口に入れることがダメなわけではないんですよね。子どもの「知りたい」「これはなんだろう?」という意欲的な行為ですから。

触ったら困る、口に入れたら危ないモノだからダメなんです。つまり、はじめから危険なモノに触れる環境をつくらなければ、子どもに「触っちゃダメ!」と言わなくて済みます。

「ダメ」という言葉は、子どもの発達にいい影響を与えないうえに、自己肯定感を下げてしまう言葉でもあるので、なるべく子育てのはじめのうちから使いたくないなぁと思っていました。なので子どもの分別がつかないうちは、危険なモノを娘の手が届かない場所に置くようにしようと決めました。

洗面所やキッチンなどの絶対に開けてほしくない扉、書類や大事なものをしまってある絶対に入ってほしくない部屋には、ネットショップでそれ用のロックを購入して設置。とにかく触ってほしくない物は、全て避難させました。

たまーに、おしりふきやティッシュを置いたままにして娘に山のように出されてしまうこともありましたが、かき集めてジップロックに入れれば問題なし。DVDデッキは常にポチポチされていましたけどね、壊れませんでした(笑)

「子どもが手の届く範囲であれば、なんでも触れていい環境」というのは、子どもが自由に活動ができますし、ママもイライラしなくて済みます。

わたしは毎日ワンオペで朝から寝るまで子どもと一緒だったので、ずっと子どもから目を離さないでいることもできません。「子どもの手の届かない場所に危険なものは全て置く」ようにするほうが、決定的に家事や育児もラクだったんです。

おもちゃの配置、おもちゃの量は適切か

部屋の中におもちゃが散乱している光景って、忙しいママにとってモヤモヤの原因のひとつだと思うんですが、片付けても片付けても、片付けた端から散らかしていくのなんなのって思います(笑)

ただ、そのときに立ち止まって考えるのは「娘にとっておもちゃが片付けやすい環境になっているか」ということ。

どこに何を片付けたらいいのかわからない、おもちゃが溢れ返っているのを見ると片付ける気にならないのは、大人と同じですよね。子どもは大人よりさらに未熟ですから、できなくて当然のところからスタートです。

我が家も気づいたらおもちゃが増えていて、片付けにくくならないように、年齢に合わないおもちゃや遊ばなくなったおもちゃは置かないようにしています。

そんなわけで、我が家は絶賛「整理整頓・断捨離」期間に入っています。春は気分も軽く、明るくなってきますよね。まー、自園のクラスの卒園と娘の卒園・入学に向けて感情の波が激しいですが、4月から気分も新しくいいスタートを切りたいところです。

サポートしていただけたら嬉しいです!