2月の学級経営
結論
2月は、1月までの子どもたちの様子を思い浮かべながら、違うところを探していきましょう。
2月の荒れを5つの観点からチェックしよう。
①授業中の挙手が減った。
他人任せの子やめんどくさがる子、やる気ない子が増え、真剣に授業に取組まなくなってきた可能性があります。
②担任が子どもを見る時間が減っている。
例えば、担任が体調を崩し、自習が増える。子どもの登校時間前には教室にいたのに入れなくなってきた。などといった状況が起き、今までよりも子どもから目を離す時間が増えていると、好き放題やり始めます。手は放しても目を放すのはやめましょう。
③物がよく落ちている。
目の前の活動に集中できていないため、持っている物をよく落としたり、落ちていることに気付かなかったりします。
④レクやお楽しみ会の自由参加に人が集まらない
今までは集まってたのに、自分の遊びを優先する子が半分ぐらい出てくると危ないです。
⑤小グループ化が進んでいる
最初のころは、不安で仲がいいお友だちと一緒にいるのはいいと思います。ただ、クラスに慣れてきて小グループが減ってきたのに、2月になり増えてきたら危ないです。
全部当てはまったからと言って『荒れ』ているとはかぎりません。一つの判断材料として見ていただければと思います。
『荒れ』を引き起こしやすい指導2選
悪いところが目につき、指導などが多くなる
事実確認せずに叱る
先生方は、最初のころはいいところも見つけ、褒めたり、事実確認を得て指導していると思います。なぜ、2月になるとできにくくなってしまうのか?
原因は、焦りです。2月になると年度末に向けて忙しくなります。仕事が中々終わらなくなり、寝不足になる。ちゃんと終わるか不安になる。といった、原因でストレスも溜まり、焦りが生じます。
そうならないために、冬休み中に年度末までの計画や成績処理などできる範囲で進めておきましょう。だいぶ楽になりますよ。
2月に入ったらやっておくとよいこと
2月はどんなクラスも荒れるということを子どもたちに示し、自分の生活を今一度見直させましょう。
気をつけたほうがいいことを考えさせ、
『問いかけ』→『板書』→『目標を書かせる』
この行程を行い、自己決定させましょう。
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