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『んんんんん』五味太郎|声色と想像力でお話は無限に広がる|大人こそ楽しめるおすすめ絵本
まだまだ生まれたばかりの姪っ子に贈る絵本について考えるとき、大切にしいているキーワードが「想像力」だ。想像をかきたてるような内容で、想像によって何通りものお話が楽しめること。
その想像力というキーワードで、私が一番最初に思い出すのが五味太郎さんだ。絵本や教科書などで、一度は五味太郎さんの作品に触れたことのある人が大半だろう。
400冊以上の絵本に携わり、作詞家やエッセイストとしても活動されている日本を代表する絵本作家だ。
そんな五味太郎さんの絵本の中から、今回はこの1冊を紹介したい。
こちらが五味太郎さんの最新情報&公式ブログとのこと。
そしてこちらから、五味太郎さんの図書を一覧で確認できる。
この絵本はタイトルの通り、登場人物のセリフがすべて「んんんんん」で表されている。表紙の犬が散歩中に巡りあう出来事に対し「ん」の音を使って反応していくのだ。
つまり物語性をどのようにつけるかは、読み手がどうするかに委ねられているのだ。各ページの絵に寄り添いながら、物語の主体となれる。
子どもに読んでもらっても楽しいだろうし、読み方を一緒に考えても楽しいだろう。何度読んでも、読むたびに新しい1冊になる。想像力と声色で、無限の物語を楽しめる。
声やリズムで気持ちや状況を表現すること、そしてそれを読み取ることを、子どもが楽しんでくれたら、とても素敵なことだと思うのだ。
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