いっつみい

2022 .08〜 会社員4年目、女性、26歳。都内在住。 映画と本と音楽と観葉植物とかいろんなものが好き。 姉の妊娠をきっかけに、もともと好きだった絵本を前のめりに読むようになったので、それもnoteにまとめていきます。

いっつみい

2022 .08〜 会社員4年目、女性、26歳。都内在住。 映画と本と音楽と観葉植物とかいろんなものが好き。 姉の妊娠をきっかけに、もともと好きだった絵本を前のめりに読むようになったので、それもnoteにまとめていきます。

    最近の記事

    『十二支のお節料理』|版画をあじわう、お正月を楽しむ|大人も楽しめるおすすめ絵本

    もう10月。年の瀬までもう少しだ。姪にとって初めての新年になる。 11月になる頃にはきっと、クリスマスや大晦日、お正月、新年のもので書店が賑わうだろう。 そんな年末の絵本といって私が思い出すのは、このおせち絵本だ。 川端誠さんは新潟県出身の絵本作家。絵本評論家としても活動されている。 Instagramから活動を拝見することができ、また著作された絵本のホームページも運用されている。 絵だけでなく、文字も全て版画。味わい深く、踊るように生き生きとした文字が、目に語りか

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      • 『魔法のことば』|言葉を楽しもう、生命力を感じよう。力強く鮮やかな絵の生き物讃歌|大人こそ楽しめるおすすめ絵本

        私は日本人として、日本に生きている。(多分)先祖代々日本人で、日本人の両親に育てられ、一度留学で日本を離れたことはあれど、日本産を自称するくらいには日本にどっぷり浸かってきた。つまり、日本語をずっと使ってきた。 そういった背景もあって、日本語という言語が好きだ。日本語がとりわけ素晴らしい言語だとか、それ以外の言語がどうだとかそういうことではなく、ずっと付き合ってきたパートナーだから、ずっと自分に寄り添ってくれた表現手段だから、信頼しているし、素敵なやつだと思っている。 子

        • 『んんんんん』五味太郎|声色と想像力でお話は無限に広がる|大人こそ楽しめるおすすめ絵本

          まだまだ生まれたばかりの姪っ子に贈る絵本について考えるとき、大切にしいているキーワードが「想像力」だ。想像をかきたてるような内容で、想像によって何通りものお話が楽しめること。 その想像力というキーワードで、私が一番最初に思い出すのが五味太郎さんだ。絵本や教科書などで、一度は五味太郎さんの作品に触れたことのある人が大半だろう。 400冊以上の絵本に携わり、作詞家やエッセイストとしても活動されている日本を代表する絵本作家だ。 そんな五味太郎さんの絵本の中から、今回はこの1冊

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          • 『ペレのあたらしいふく』|瑞々しく輝く、スウェーデンの暮らし。羊毛から新しい服を|大人も楽しめるおすすめ絵本

            身の回りのものについての絵本は、きっと子どもにとって自分ごととして捉えやすいことだろう。 お絵描き、遊び、歌、ご飯、おもちゃなど、自分の生活の一部や持ちものが絵本のテーマになっていたら、きっと興味を持ちやすく、自分に重ね合わせやすいはずだ。 そんな共通点絵本としておすすめしたいのが、スウェーデンの少年の新しい洋服についての物語『ペレのあたらしいふく』だ。 エルザ・ベスコフさんはスウェーデンの児童文学作家・絵本作家。小学校の美術を教えていた経歴の持ち主だ。 舞台はスウェ

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            『トヤのひっこし』|雄大な自然と、モンゴル遊牧文化。同じアジアの、違う生活に香るロマン|大人も楽しめるおすすめ絵本

            姪に贈る絵本を選ぶときいつも思うのが、いろんな文化を紹介してあげたいということ。いろんな場所にはいろんな暮らしや伝統があること、そこには姪と同じくらいの歳の子が暮らしていたりすること。 絵本の物語を楽しみつつ、絵本の登場人物の目を通して、いろんな世界を見て、いろんな体験をしてほしいのだ。 そんな異文化体験絵本の中に「引っ越し」がテーマのものを見つけた。日本とは全く違う引っ越しの文化にどっぷりと浸かり、主人公の目を通して、現地の引っ越し疑似体験が楽しめる。 イチンロブ・ガ

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            ルリユールおじさん|お直しの技術と伝統を、パリの路地裏で。少女の宝物が特別な1冊に|大人も楽しめる、一生の絵本

            だいすきな絵本作家さんが何人かいる。そのうちのひとりが、いせひでこさんだ。 絵も文もどちらも担当されることが多く、水彩やアクリルで描かれるやわらかくたおやかな世界感が印象的な作家さんだ。 そんないせひでこさんが、素敵な文化・伝統を紹介してくれる絵本がある。今回はその1冊を紹介したい。 『ルリユールおじさん』 作:いせ ひでこ 講談社  定価:1,760円(本体1,600円) サイズ:20×28センチ ページ: 56ページ 舞台はパリ。女の子が路地裏の静かな通りにあるお

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            自分の言葉が空っぽで、グレーな気分になるとき|形容詞から離れて表現すること、話すこと|ひとり暮らしの会社員が考えていること

            自分の話す言葉が、書く言葉が、なんだか空虚だと感じることがある。内容ほぼ無いなあ、ありきたりな表現でそれっぽい文章にしてるだけだなあ。自己肯定感がぐんと下がり、地面すれすれをかろうじて浮いているような気分になる。 秋だから感傷的な気分になっているのか、最近そう思うときが多くなった。そんな気分になるのは悪いことではないにしろ、自分の言葉への満足度は向上させたく、対策を講じることにした。 それが、形容詞を使わないこと。 悲しい。寂しい。つまらない。楽しい。嬉しい。難しい。厚

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            『夜をあるく』|いつまでも記憶に残る、どきどきの夜|大人も楽しめるおすすめ絵本

            子どもの頃、まだ小学校に上がる前くらいの、本当に幼かった頃、夜に外にいることは特別だった。心配性でどちらかといえば保守的だった母のもと、夜は早く寝る・テレビもお昼だけという生活を送っていたが、親戚宅にいる時や、従兄弟たちと花火をするときなどは、たまに日が沈んだ後に外に出て、遊ぶ時間があった。 その時間は特別で、いつもは寝る支度をしている時間に外にいることの背徳感や高揚感でどきどきしたことを覚えている。夜は人の顔を必要以上に照らさず、昼間や電気の下にいるときよりも表情のダイナ

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            『タンタンタンゴはパパふたり』|多様性とかその前に、愛は愛。みんな違うじゃん♡|大人も楽しめるおすすめ絵本

            多様性などの概念が広く使われるようになってきて、それを扱った本も増えてきた。絵本も然り。 そんな中で、同性愛を扱いつつも、愛は愛じゃんというメッセージを強く感じた1冊に出会ったので、紹介したい。 ジャスティン・リチャードソンさんは医学博士。ピーター・パーネルさんは脚本家。イラストはヘンリー・コールさん。3人ともアメリカ在住だ。 尾辻(正しくはしんにょうにひとつ点)かな子さんは衆議院議員。同性愛者であることをカミングアウトした最初の議員として知られている。翻訳家・作家など

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            本は、胸を張って衝動買いしたいから|週に一度は書店をぶらぶらする、お金と時間のゆとりを|お金と、時間の使い方

            私はお金持ちではない。そんなに稼いでもいない。奨学金の返済もある。 だから、基本的にお金の無駄づかいはできないのだが、本だけは予算がゆるい。必要だと感じたら、買っていいことにしている。 最近姉に子どもが産まれ、叔母になった。そのお祝いに絵本をるため、毎週書店を巡っては絵本を見て回るようになった。それをきっかけに、絵本以外の本も広く見るようになり、新刊にも詳しくなった。 元々小さい頃から本が好きで、文学や画集を中心にたくさんの本を読んできた。 だが、あまり立ち入ったこと

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            『100年の旅』|人生に寄り添ってほしい1冊。不安や孤独を包み込む人生讃歌|大人も楽しめるおすすめ絵本

            この絵本を読んだとき、この本は一生の友だと思った。出会えたことに、心から感謝した。この本を家に連れ帰ることができて、本当に嬉しかった。 子どもも大人も楽しめて、楽しみ方が年々深まっていくような、そんな絵本。 そんな1冊がこちら。 『100年の旅』 著:ハイケ・フォーラ  イラスト:ヴァレリオ・ヴィダリ  訳:前田 まゆみ  かんき出版 定価 : 1,760円(税込) サイズ : A5判変形 ページ: 208 著者はドイツ人の雑誌編集者、ハイケ・フォーラさん。ヴァレリ

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            『おひめさまは ねむりたくないけれど』|眠りにつくまでの、豊かな親子の時間|大人も楽しめるおやすみ絵本

            寝かしつけ絵本には、いろんなタイプがあると思う。 そのうちの1タイプが、おやすみの時間が過ぎていても起きている子どものお話。眠れなくて困っている子ども、眠りたくなくて、ベッドを抜け出す子ども、おもちゃや動物に誘われて、夜の世界へ冒険に出かける子ども。 今回はそんなお話の中から、ねむりたくない子どものお話を1冊紹介する。 『おひめさまは ねむりたくないけれど』 メアリー・ルージュ パメラ・ザガレンスキー 浜崎 絵梨 そうえん社 サイズ:23.6cm x 28.8cm ペー

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            『鹿よ おれの兄弟よ』|いのちをいただくこと、いのちがめぐること、生きていくこと|大人も楽しめるおすすめの絵本

            姉の妊娠・女児出産、つまり姪の誕生により、絵本を探しに定期的に書店へ足を運ぶようになった。 そんな中印象的だったのが、印象的なタイトルの多さだ。 そんな印象的なタイトルに導かれた出会いから、1冊紹介する。 神沢 利子 作 / G・D・パヴリーシン 絵 福音館書店 ページ数 : 36ページ サイズ : 29×31cm 神沢利子さんは福岡出身の児童文学作家。『くまの子ウーフ』などの著作で知られている。 G・D・パブリーシンさんはロシア極東の地ハバロフスク在住。表紙を見た

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            『星どろぼう』|ドラマチックなファンタジーと一緒に、夜空の星に手を伸ばそう|大人も楽しめるおすすめ絵本

            星をつかみたい、手に入れたい。そんなふうに思ったことがある人もいるはずだ。ポケットに星をいっぱい詰めて家に帰り、部屋を星で飾りたい。1つでいい、たった1つだけ、星を自分のものにして、大切に大切に育てよう。 そんなピュアな夢を実行にうつした泥棒が主人公の絵本がある。 アンドレア・ディノドさんはニューヨーク在住の作家。絵のアーノルド・ローベルさんはアメリカ出身の絵本作家。『ふたりはともだち』などの「がまくん」シリーズでよく知られている。 タイトルの「星どろぼう」。これを見た

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            天の火をぬすんだウサギ|遠い地で伝わる伝説に、思いを馳せよう|大人も楽しめるおすすめ絵本

            遠い地で伝わる伝説は、その国の香りや文化を色濃く伝えてくれる。 その地に行ったことがなかったとて、何だかその地を身近に感じることができるような気がする。 そんな伝説の物語で描かれた絵本がこちら。 作者のジョアンナ・トゥロートンさんはロンドン在住のイラストレーター・作家。 こちらから彼女の活動や作品を拝見することができる。 水彩の鮮やかで軽やかな絵が、臨場感たっぷりに物語を展開してくれる。 北米先住民の伝説をベースに描かれたこの作品。タイトルの通り、天の火を盗もうと

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            『ずぼっ じー』|オノマトペで、感覚を楽しもう。言葉で遊ぼう|大人も楽しめるおすすめ絵本

            絵本の魅力のひとつは、子どもの自由な感性を存分に発揮できるところだろう。絵本の物語や斬新な表現、楽しいオノマトペと一緒なら、子どもの感覚・感受性を最大限に伸ばしてあげられそうだ。 今回はそんな楽しいオノマトペにあふれた絵本を紹介する。 作者の高橋裕次さんは絵本作家・画家・イラストレーターとして活動されている。 電子書籍でも楽しむことができるので、外出先のタブレットやスマホでも読むことができる。 タイトルの通り、そして表紙の通り、砂場に指をずぼっと突っ込んで、じーっと横

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