『十二支のお節料理』|版画をあじわう、お正月を楽しむ|大人も楽しめるおすすめ絵本
もう10月。年の瀬までもう少しだ。姪にとって初めての新年になる。
11月になる頃にはきっと、クリスマスや大晦日、お正月、新年のもので書店が賑わうだろう。
そんな年末の絵本といって私が思い出すのは、このおせち絵本だ。
川端誠さんは新潟県出身の絵本作家。絵本評論家としても活動されている。
Instagramから活動を拝見することができ、また著作された絵本のホームページも運用されている。
絵だけでなく、文字も全て版画。味わい深く、踊るように生き生きとした文字が、目に語りかけるようだ。新年を迎えるにぴったりの、凛々しく清々しく、ぬくもりのある雰囲気に包まれる。
タイトルの通り、十二支の動物たちと、お節を始めとした年末年始の食文化についてのお話。
お正月を迎えるにあたっての日本的な文化、十二支と(お節)料理。この2つが一気に楽しめる、お正月らしさ満点な絵本だ。
十二支の動物たちがお節料理の準備をする姿も愛らしく、なかなか覗くことのできない、自分の家族以外のお正月の過ごし方を鮮やかに見れるのも魅力だろう。
動物たちが、それぞれ割り振られた役割を全うしているので、それに倣って子どもにお手伝いをお願いしたりしても楽しそう。
新年を迎えるにあたって、絵本でシーズンムードを高めつつ、節の文化を家族で楽しむ。そんなことができるのも、絵本の魅力だろう。
絵本についての私のnote
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