またひとつ歳を重ねて気づいたこと。

今年もまた6月22日がやってきて、無事にひとつ歳を重ねることができました。

毎年ひとつ歳を重ねる前には「◯歳の自分はどうだったかな？」と思い返すことにしています。

ちょうど6月下旬の生まれなので、誕生日の前、そして年末の振り返り…と、わたしには年に2度、それまでの自分を振り返る機会があります。

今回は特に大きな気付きがあったので、記事に書きたいと思います。

31歳、オトナの響き

30代の最初の1年間がもう終わってしまうなんて、なんだか信じられないような気持ちです。
31歳、なんてずいぶん大人になってしまったけれど、年齢に相応しい人間になれているのかどうか…。

と真面目に考えてみたけれど、最近のわたしは、少なくとも20歳くらいのときに考えていた”30代”よりもずっといいセルフイメージを持って生きています。

若い頃想像していた30代は、なんだかぼんやりしていて、よくわからなかった…。
さらに、自分のことが嫌いだった当時の自分は「自分の遺伝子をこの世に残したくない！こどもなんて嫌いだし、結婚して出産なんてしたくない！」と思っていました。

でもなんだかんだと愛する人に巡り合い、今は1児の母になっていて。
想像していた31歳よりも、ずっとずっと楽しく生きています。

それに、失敗も多いけど、少しずつ”オトナ”になれてる気がするかな…。そう思えるようになったのは、本当に、ここ1年間の話だと思います。

自分を磨くという”本当の”意味

30歳の1年間で1番の気づきは、自分を磨くことの”本当の”意味を身をもって知ったことです。

今までの人生、それなりに(わたしなりに)頑張ってきたつもりでした。
でも、考えてみると、その頑張りは自分自身のための頑張りでしかなかったのかも。

ひとりの人をすごく愛して、結婚をし「この人の人生を半分背負う」と思っていたけれど、今までは結局、夫の器の大きさに甘えていたと思います。
夫の大きな掌の中、結局は自分の好きなように生きていたなぁ…と思うのです。

ですが、妊娠し出産して、初めての子育てが始まると、今までと同じ頑張り方では通用しないことばかりでした。

今までは、自分のほんとうに正しいと思う道を歩くためなら、誰かと争うことになってもかまわない、と思ってました。
だから自分の進む道の前に立ちはだかる岩には、いちいち体当たりしていた気がします。

『サラリーマン金太郎』みたいな性格だったのです。

立ち塞がる者すべてをぶちのめすサラリーマン金太郎。

だけど、子どもが生まれてはじめて、いのちよりも大切なものができました。

自分のプライドを守るために、その宝物を危険に晒すわけにはいかない。
だから、今までとは違う闘い方をしなければならないし、時には闘わないという選択をする必要がある。

さらに、夫が休職したことで（無事に7月から復帰が決まりました！)、今までずっと人生の主役だった自分が、夫や息子の黒子的存在になるという場面が増えました。

”守るために生きる”ということは、わたしの未熟な精神を炙り出すこともあったし、おそろしく攻撃的になってしまったこともあった。
どうすればいいのかわからず、大海原に放り出されたような気持ちになったこともありました。

でも、それらの経験がすべて、”本当の意味で”自分を磨いてくれた、としみじみ感じています。

自分以外の者のために、自分のできること、自分の力を注ぐということ。
これが、今までの自分に足りなかったもの、そして大きく成長させてくれたものでした。

言葉を言い換えれば、この経験は”苦労”ということになるのかもしれないけれど。
息子や夫がいなければ、今回の気付きには辿り着かなかった。

そしてこれらの経験が、未熟だった自分自身を少しずつ、玉のように磨いてくれたのです。

家族にはもちろん、試練を与えてくれた人たちにも本当に感謝しています。

終わりに

20代はあっという間に過ぎ去ってしまったけれど、30代は階段を一段ずつ登っていくような感覚です。

大好きな街・鎌倉。6月22日に行った円覚寺にて。

【自分にできること】はなんなのか、
わたしにには【誰のために】、【何ができるのか】、
いつでも問い続けながら、一歩一歩進んでいきたいと思います。

大義名分かもしれないけど…、
失敗もあると思うけど…、
それでも、とにかく一歩ずつ。

そして、30歳の自分はまた、noteと共に在りました。
たくさんの刺激をくださるnoterさんたち、いつもありがとうございます。

31歳の糸崎 舞をこれからもよろしくお願いします。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました！