解離について

テレビで解離についてある番組が紹介していた。過去書籍で解離について知り自分にも心当たりがあると小さい衝撃を受けたことを思い出した。番組の中で当事者が記憶をなくすと言っていたがこれも当てはまる。自分がしている、話していることがひどく人ごとのように感じられ別の場所から眺めている感覚も同じだ。みんなから良く思われなければという思考も同じ。また出演していた精神科医が過去のショックな出来事がそれを生んだ可能性を示唆していた。その大きな出来事を受け止めきれずに自己防衛のため解離が起こるのだと。自分のケースだけについて言えばその出来事がきっかけで行動のシミュレーションを頻繁にするようになり、それが行き過ぎた先に解離が起こってきたと思う。思考が鮮やかすぎて実行したことなのか想像に留まっているものなのか分からなくなるときがある。だから同じことを同じ人に話したりふるまったりしていた。

みんなから良く思われなければと思っていたがそれは現実的に無理なので当然失敗ややらかしがある。それが自分の思考や決断に自信をなくすことにつながる。それを繰り返してますます自己否定が強くなる。土台がない。だからいつもシミュレーションする。どこまでいっても不安。そうだった。そして、ある時この流れに気づいて、もう価値観を外側に求めるのをやめにしようと決めたんだった。いつも頭が忙しいから気づいたことや決めたことを忘れやすい。思い出せて良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?