いとま

『 すべての「ひと」が心地よく共生できる社会を地域から。』を目指して活動する団体です。…

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『 すべての「ひと」が心地よく共生できる社会を地域から。』を目指して活動する団体です。子どもの穏やかな見守りと力を抜いた応援、さまざまなひとに偏見のない相応しい理解…伝えたい、拡げたい。よろしくお願いします。 https://www.facebook.com/ITOMA.CC/

最近の記事

子どもの成長に影響する「ほめ方」のポイント

子育てを始めたころ、「子どもの教育は、ほめて伸ばす」というふうに、「叱ることよりもほめることが大事」といった情報をよく目にしました。一方で、後に詳細にふれますが「ほめるすぎることは良くない」とか、「能力や評価をほめることは良くない」といった考え方もあることを教わったので、紹介しようと思います。 ほめすぎることは、承認欲求を高めることにも だれでも、ほめてもらえると嬉しい気持ちになります。そして、自信の形成にもつながると考えていました。だから、よく言われる「子どもはほめて育て

    • 地域の大人だからきっとできる、「面白がる」ことから始める、子どもたちとのステキな関係。

      公園や道ばたでみかける、ほほ笑ましい子どもたちの姿をみて、思わずニコッとしたり、声をかけたくなったりすることありますよね。最近は、挨拶をしたり声をかけただけでも「不審者情報」として通報されたりすることがあり、「うかつに声もかけられない」「なんだかさみしい世の中だな」と感じてる方もいらっしゃると思います。 一方の子どもたちは、小学生でも学校の宿題や習いごとに忙しく、自分の自由になる時間がほとんどない子も多く、遊ぶ姿をあまり見かけることが少ないと感じることもあります。 自信を失

      • 子どもの「叱り方」が、成長に影響するかもしれないなんて

        強く言ったら、子どもに分かってもらえる? 子どもが言うことをきかなくて、イライラすることって、多いですよね。時には、しかたなく(というか、怒りがこみあげてしまって) ・強く大きな声で怒鳴ること ・楽しみや好きなことを取り上げること ・肉体的な暴力(体罰)に訴えること で、子どもたちを屈服させて、親の望みどおりの行動をとらせてしまっていること、誰にでもあると思います。 このことは、強いものが弱い者に対して考えの違い埋めるためには、暴力や恐怖、脅しを使っても良いとうことを、子ども

        • いとま ごあいさつ

          いとま(ITOMA Community and Communication)は、『すべての“ひと”が心地よく共生できる社会を地域から。』を目指して活動する団体です。 noteでは、まず「子ども」との関りについて、「こんな考え方もあるのね」「なにそれ、知らなかったんだけど」等、知ってもらう、関心を向けてもらうきっかけるような記事を目指して書いていきます。 穏やかな見守りと、力を抜いた応援をいとまは、それぞれの子どもたちが自分らしく成長することができる地域を実現するために、次の

        子どもの成長に影響する「ほめ方」のポイント

        • 地域の大人だからきっとできる、「面白がる」ことから始める、子どもたちとのステキな関係。

        • 子どもの「叱り方」が、成長に影響するかもしれないなんて

        • いとま ごあいさつ

          あなたもできる、地域の子どもの未来を変える「見守りの極意」

          子育てで「母性」と「父性」の役割が子どもの成長のに影響すること、そして、「母性」と「父性」の順番が大事であることについて以前の記事で書いたことがあります。また、この「父性」の役割を果たせるのは父親である必要もなく男性である必要もありません。「母性」についても同様で母親でなくても良いのです。つまり、親であることや性別は条件ではないのです。 家庭や親だけへの押し付けは、もう限界 「父性」にしても「母性」にしても、働く親はいつも忙しく、気持ちに余裕を持って子どもに接することができ

          あなたもできる、地域の子どもの未来を変える「見守りの極意」

          子どもは「あこがれ」を見つけて自ら育つ、その空間を実現するために必要なモノとは?

          以前の記事で、「自発的で自由な遊び」が子どもの育ちとって大切であるということを書きました。今回は、その「遊び」の環境(場所や空間、条件など)について、昔の話を少し織り交ぜながら書いていきたいと思います。 子どもは「あこがれ」によって自ら育つ 子どもの遊びは、近い年齢の子どもどおしの交流だけでなく、体力や知力などの発達が先の段階にいる異年齢との交流が、子どもたちの中に「あこがれ」の対象を生み出すと言われています。子どもは、外からの力によって育てられるのではなく、自分自身のなか

          子どもは「あこがれ」を見つけて自ら育つ、その空間を実現するために必要なモノとは?

          子どもの可能性を拡げる、「遊び」のポイント

          以前のnoteに、子育ては、「熱中する子どもを見守ること」という記事を書いたことがあます。今回は、この「熱中すること」を「遊び」と呼び変えて、「遊びが子どもの育ちに大切」ということと、そのポイントを紹介したいと思います。 みなさんは、「遊び」という言葉から何を連想されるでしょうか?液晶のゲームや動画を見ること、中には、勉強などのやらなきゃいけないことをサボっていること、といった否定的な表現として捉える方もいらっしゃると思います。 「遊び」とは与えられるものでなく自ら生み出す

          子どもの可能性を拡げる、「遊び」のポイント

          子育ては、「熱中する子どもを見まもること」なんだ

          子育てや子どもとの関りについて、とても素敵な説得力のある本に出会いました。嬉しくって是非とも皆さんに紹介したいと思い、『第4章 子どもが育つ条件とは, 奪われる、子どもの「機能の喜び」』から、少しだけ転記させてもらいます。専門家のていねいな文章は、ズシリと響きますね。 「熱中すること」は育つこと 子どもが自発的に熱中する活動は、子どもが育つことそのものなのです。それは大人の計画や教育以上のものです。自分ができるようになった力を使って発見し、新しい知識を得る。そして「でき

          子育ては、「熱中する子どもを見まもること」なんだ

          わが子を「叱らない」でもよくなるために、心理学者アドラーの教え

          親(時には子どもの周辺の地域の大人)は、子供の自立に必要な支援をすることが子育てであると言われています。 子どもの将来を心配して「勉強しなさい」「あなたのためよ」と叱ることがたくさんあると思います。子どもを守るためにという気持ちが強すぎて、勉強だけでなく、子どものやることに口出し、手出ししてしまう。そのことで、子どもを追い詰めたり、子どもの自立を妨げことになることもあります。 「ヨコの関係」で「人間扱い」 心理学者アドラーは、次のように子どもも含めてあらゆる人との「ヨコの関

          わが子を「叱らない」でもよくなるために、心理学者アドラーの教え

          つい、わが子を怒鳴ってしまうパパ(お父さん)に知ってほしい大切なこと

          幼児や小学生のわが子に、きつく怒鳴ってしまっているお父さんはたくさんいると思います。休日の公園でもよく見かけますし、私もそうでした。約束事を守るとか、正しいルールを教えるとか、世の中で不可欠なことはとても大事だからと、つい声も大きくなりがちでした。そして、やめるように言ったことを子どもに繰り返されると、つい、感情的になって怒ってしまうこともあると思います。 これは、子どもの不安や心配を和らげるよう安心させてあげる「母性」に対して、「父性」と呼ばれ、たとえば次のような性質です。

          つい、わが子を怒鳴ってしまうパパ(お父さん)に知ってほしい大切なこと