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つい、わが子を怒鳴ってしまうパパ(お父さん)に知ってほしい大切なこと

幼児や小学生のわが子に、きつく怒鳴ってしまっているお父さんはたくさんいると思います。休日の公園でもよく見かけますし、私もそうでした。約束事を守るとか、正しいルールを教えるとか、世の中で不可欠なことはとても大事だからと、つい声も大きくなりがちでした。そして、やめるように言ったことを子どもに繰り返されると、つい、感情的になって怒ってしまうこともあると思います。
これは、子どもの不安や心配を和らげるよう安心させてあげる「母性」に対して、「父性」と呼ばれ、たとえば次のような性質です。
・社会の規範やルール、道徳、価値観を子どもに教えること
・善悪を教えること

この「父性」はとても大切なものですが、時に大切な子どもの心を傷つけることもあり、いきすぎる(強すぎる)と、次のように成長に影響することもあるそうです。
・他人の教えに抗うようになり、人の言うことに反抗的になる
・他人の教えに追従するようになり、人の言うことに隷属的になる。
・自分の意見や考えに自信が持てず無気力になる。

大事なのは順番
このようにならないために、是非とも知っておいてほしいことがあります。それは、『順番』です。(ご存知の方も多いと思いますが、知らなかった人に少しでも届けたいという想いで書いています。)

まず「母性」
子どもを受け入れ、甘えさせてあげてください。具体的に、
・子どもと一緒に遊んだり、一緒に寝たりしましょう。
・子どもが聞いて欲し話を聞いてあげましょう。
・子どもの楽しい、嬉しい、悲しい、悔しい気持ちを受け止めてあげましょう。
・そして子どもをギュゥと強く抱きしめてあげましょう。

そして「父性」
「母性」の深い愛情によって自分が愛される価値のある人間だということを認識することで、自己を形成していくそうです。その上で「父性」によってルールや善悪を学び、社会に順応することができるようになります。

伝え方も大事
ここで、もうひとつ大事なことがあります。それは、伝え方。特に幼少期の子どもに対しては、怒鳴って恐怖感を与えるよりは、やさしく丁寧に伝えることが大切です。ぜひとも試してみてください。

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「いとま」は、子どもの穏やかな見守りと力を抜いた応援ができる地域を目指し、子どもを理解する大人を増やしたいと活動しています。地域のさまざまな方との交流や書籍等から関心を持つようになったことを少しずつ紹介していきます。専門知識のない素人ですが、このような考え方があることをみなさんに知ってもらう糸口になれば、嬉しいです。感想やご意見をお待ちしています。
参考文献:父性の復権、 林道義、中公新書

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