休職期間を振り返って:傷病手当とか、お金のこと
3月上旬から5月末までの約3か月間、人生初の休職をしました。その期間を振り返っています。
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今回はお金の話です。
休職することになった。が、
お金ってどうなる??
振り返ると、めちゃくちゃ不安でした。
まあ悲観的に考えると、出た診断書に書いてある期間で無事に復帰できるかも分からないし、復帰したとてまた休職するかもしれないし、そこまで潤沢な貯金はないし。
手当について、不安で事前に調べまくる方もいると思います。(調べまくりました)
一つのケースとして、誰かに届けば幸いです。
まず金額
なお、わたしは全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険に入っています。
加入期間は、支給日開始以前に、12か月間以上ありました。
一般的には、傷病手当金の額は、下記の通り計算されるようです。
この②の金額が、支給日額と呼ばれるものです。
休業1日につき、この金額が支給されます。
たぶん。
大雑把にいうと、
最初の3日間は待機期間なので、手当は支給されません。傷病により4日以上休んだ場合に、支給を申請することができます。
支給のタイミングには、たぶん決まりはないです。
わたしは休職期間が3か月間だったので、約1か月ごとに申請していました。
金額はこんな感じ。
1か月目 78,400円
2か月目 84,000円
3か月目 86,800円
で……、わたしの手取りを書いたところで、傷病手当金の計算に戻るんですけど。
これだけ見ると、傷病手当金の金額って「額面の2/3くらいかな」って思うんですけど。
実際に支給されたのは、平均すると、手取りの半分ちょいくらいでした。むずい。
なお、協会けんぽだと、支給される傷病手当金の総額は1年6か月分が限度です。たぶん。
社会保険料と税金
休んでいたとしても、納めなきゃいけない社会保険料などはあります。
休んでいても納めないきゃいけないものは、
・厚生年金保険料
・健康保険料
・40歳以上であれば介護保険料
・住民税(住民税は前年の所得に対して、翌年納税するものなので)
逆に免除される(そもそも発生しない)ものは、
・雇用保険料
・所得税
納めなきゃいけないものの金額は、これまでの給与明細を見てみてください。
これがあるため、個人的な体感では、手元に残るお金は結構心許ないという感想……。
受給のスケジュール感
傷病手当金はいつ振り込まれるんですか??? という話。
休んだ期間に対して、後から郵送で申請をします。
申請書は自分だけでなく、医療機関や勤務先に書いてもらわなきゃいけない箇所もあります。
わたしのスケジュールは、結果的にはこんな感じでした。
3/1〜3/31 休む(3/7に診断書もらう)
3/22 かかりつけ医に申請書の記入を依頼する
4/5 かかりつけ医から記入した申請書をもらう
4/8 協会けんぽに書類を発送する
4/17 3月分の傷病手当金が振り込まれる
4/1〜4/30 休む
4/19 かかりつけ医に申請書の記入を依頼する
5/2 かかりつけ医から記入した申請書をもらう
5/7 協会けんぽに書類を発送する
5/17 4月分の傷病手当金が振り込まれる
5/1〜5/31 休む
5/30 かかりつけ医に申請書の記入を依頼する
6/13 かかりつけ医から記入した申請書をもらう
6/14 協会けんぽに書類を発送する
6/28 協会けんぽから、書類不備のお手紙が届く!
一部記入漏れがありました。
同日、補完して返送。
7/11 無事に6月分の傷病手当金が振り込まれる
というわけで、
発送元や発送先の地域・宛先にもよるとは思いますが、わたしは発送から振込まで10日程度でした。
書類不備には注意……!
お金を気にせず休みたいけど
お金のことを気にしないで休める人って、そんなにいないと思います。
お金が必要だから働いてるわけだし……。
休むための資金って、どのくらいいるのか。
これはほんと生活費とかを計算するしかないです。
傷病手当金が振り込まれることを加味してもいいとは思います。意外とちゃんと振り込まれるので……。
お金が心配で心から休めないこともあると思います。
わたしも若い時は少なからずそういう気持ちにより、休むことを選択肢から外していた時期がありました。
でも、いくらかは支給されますので……。
持ちこたえてほしい。
お金のことを気にしながら休むって大変ですけど、先に生活費などを計算しておいて「このくらいの資金と、このくらいの手当支給があって、このくらいの生活費で過ごせば、◯か月は大丈夫!」と思えていれば、いくぶんかは楽になります。
でもやっぱりお金のことがあって多少無理して復帰する人もいると思うし、会社の雰囲気によって長く休みづらい場合もあるかもしれないし、状況は本当に人それぞれだと思います。
家族に頼れる人もいれば頼れない人もいるし、頼れるかもしれないけどそんな気力がない人もいるし。
なので、せめて支給時期や金額については、わたしのケースが誰かの心を少し軽くしたり、覚悟を決めるためのヒントの一つになったりすればと思います。
休む前に知りたかった。こういうこと……(笑)。
いただいたサポートで、ちゃんと野菜を食べようと思います。