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不登校からの難聴学級

4月始業式
難聴学級が新設して初めての新年度。

うちの息子にとっては
一年半ぶりに朝からランドセルを背負って
学校へ向かう日。

久しぶりの姿に母の私は
嬉しいでもなく
よかったと安堵してるでもなく
これからに期待してるでもなく

なんだか結構無の状態だった。

何で無だったのかそれは
一つのことを気にしていたように思う。

それは
学校へ行く間
学校に着いた時
学校の様子

どの時にも
もう帰りたい、
もうしたくない

と息子のSOSが出たら
それに応じようと思っていたからだ。

だから期待も嬉しいも安堵もまだない状態だったと思う。

どう初日の学校で無理させない
ここで
大丈夫を,育むかに
かかってるって思っていたからだ。

だから、帰りたかったらいつでも帰れるよーってスタンスでいたからか

この日息子から帰りたいと言うことはなかった。

緊張で爆発しそうで怖かっていた。

やだ
怖い

は出てきたし

転校生の集まる教室には入れないし

全校生徒の集まる体育館には入れないし

みられるのが怖いから
私の後ろに隠れていたし

全校生徒の前で
前に出て自己紹介もあるけど
それも出れなかったし

できてないことあげればキリがないほど
ある。

だけどそんなのどうでも良くて。

些細な
出来ていたことに注目してみたら。

息子が学校に足が向いて

学校の中に入れて

帰らずに集会の話も聞けて

自分の教室
難聴学級にも入れて

机と椅子に座れて

先生の話を聞けて

補助の先生と一緒に文字をかけて

号令で立って礼ができて

学校に2時間いらた事が
本当に
本当に
えらいんだ。

そんなの一年生でもできるだろ?
って思う事がえらい?
って思うかもしれない。

そんなのできてあたりえ
って思うかもしれない。

だけどその当たり前が
出来なくなっていたんだ。

初めてのことも緊張するけど

出来なくなったことは
時間がかかる。

出来ないに理由があるから。

その理由が呪いのように押し寄せてくるから。

だから
出来なくなったものにトライする時

本当に勇気がいる。

本当に大丈夫か?

また出来なかったら。

また怖い思いしたら。

それが付きまとう。

それを払拭できるようになるまで
時間がかかる。

そして個々のタイミングもある。

その日は学校にいこうと思えた。

これだけでもすごいこと!

そして
学校だけが居場所じゃないを
ずっと心に思う。

私はいつ息子が
学校にNOを出しても
OKって言っていること

行くことないよ

他の道もたくさんある!

だって学校行ってない私(母)だったから
学校は学びたくなったら行けばいい。

学び直しっていつでも出来るのよ。

だって引きこもりで
6年遅れで高校学び直した私がいる。

ダメな見本?
そうかもね。

でもわたしは行けなかった自分も好きなんだ。

だって
私が私である理由はそこにある。

だからね。
息子よ
今日も行かなくても大丈夫!

行くならたくさん見守って大丈夫を
送るからね。

そんなことを思った。
4月の桜を眺めながら
学校と難聴学級が始まって思ったことでした。


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