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映画でうるおす¦ゆるログ#2


映画が好きだ。

貪るように観始めたのは19歳くらいの頃。
当時よく聴いていた[Alexandros](まだ当時はぎりぎり[Champagne]だった気がする)の洋平さんがブログに映画の事を書いていて、「洋画を観る人ってかっこいいなあ」と思い、ゲオに走ったのだ。

憧れの人の影響を受けるのは昔からの癖である。
しかし、映画に関してはミーハーな気持ちが働いて本当に良かったなと思う。
映画で人生が変わったと言っても過言ではないからだ。

当時、洋画はほとんど観たことがなく、観るのはジブリかドラえもんくらい。
幼少期、ビール片手に金曜ロードショーを観る父親の横で何かしらの洋画を一緒に観ていたものの、内容がさっぱり分からず何も覚えていない。

そんな私の洋画デビューは、ベン・スティラー主演の「LIFE!」という映画である。
この一本から、私の映画オタク人生は始まった。

ストーリーに勇気付けられたのはもちろん、映像やBGMの美しさ、シーンの見せ方、切り替わり方、壮大なロケーション、全てに感銘を受けた。
「LIFE!」は9年近く経った今でも一番大好きな映画だ。

そんなこんなで、洋画の沼にハマっていく。
そして映画を観るときの(とてもめんどくさい)こだわりも生まれてきた。

洋画を観るとき、大体は字幕で観る。
吹き替え声優さんの素晴らしさはもちろん分かっているが、好きな俳優さんが出ていると、まずはご本人の声や演技を楽しみたいのだ。


そして、映画館で観るときは、朝一番かレイトショーで鑑賞するのが好きである。
特に朝一番は、何となくマナーが良い人が多い気がする。
上映中にコソコソ喋られたり、スマホを開いたりする人がいると本当に腹立たしいので、自分の心を守るためにも時間は慎重に選んでいる。


そして、これは当たり前っちゃあ当たり前かもしれないが、エンドロールは絶対に最後まで観る派だ。
素晴らしい作品を創ってくれた俳優さん、監督、スタッフさんへのリスペクトの気持ちもあるし、エンドロールの時間にゆったりと余韻に浸るのが好きなのだ。

特に、予想外の終わり方をした映画や、「うわああ…」と胸くそ悪い結末を迎えた映画などは心の整理が付かなかったりする。
エンドロールの時間は、少し心を落ち着かせる時間でもある。あの時間がないと、心も頭も整理が出来ず、ろくに立って歩けないような時もあるのだ。


映画は、自分を潤してくれる。
そして自分の信念や人生の一部になるような作品も沢山ある。
(もちろん悪い意味で忘れられないトラウマ作品も沢山ある)

この先の人生、そんな作品に1つでも多く出会いたい。
そして今週も来週も、眠い目を擦りながら早朝の映画館に足を運ぶのだ。

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