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イトナブの始まり

始まり

2011年3月11日に東北地方が大きく揺れ、甚大な被害をもたらした「東日本大震災」
死傷者合わせ2.4万人、東日本大震災は人々にも地域にも大きな傷を与える大震災でした。もちろん自分の地元宮城県石巻市も大きな被害を受け、震災後実家の復旧活動の為地元に戻ったときの街の姿は衝撃的でした。
たくさんの被害、たくさんの傷、本当に復旧はするのだろうかという不安と心配が多くあった中、外からたくさんのボランティアの人々が、それぞれの地域に入ってきてくれました。中には仕事を辞めて来るなど、自分の人生をかける勢いで街の復興に向けて動いてくれる人たちもたくさんいました。

東京でウェブ系の仕事をしていた自分は定期的に石巻に戻り復旧活動をしておりましたが、石巻出身者でない人たちが、石巻を自分の街のように思い、なんとか立て直そうとしている”背中”にすごく触発されました。
石巻出身者である自分が、一番に先陣を切り街の再生に動かなければいけないのではないかと感じ、東京の会社を退き、石巻にUターンをしてイトナブを立ち上げました。

イトナブとは

イトナブは地方都市部で潜在的能力があるにも関わらず、その能力を開花點せれていない若者に、プログラミング教育を通じて「自ら学び」、「コミュニケーションをとる」能力を養い、「挑戦する力」を身に付け、地方都市からでも世界で活躍できる若者を育て、未来の日本を活気づけることを狙っております。
名前の由来は「遊ぶ」「学ぶ」「営む」「イノベーション」×「IT(イト)」の造語でイトナブという名前にしました。

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イトナブのプログラミング教育の特徴は以下の3点が大きな軸となっております。

特徴1:若者の「自ら学びたい」という姿勢を重視
若者が自分で興味のある部分を学び、わからないところを大人に質問する形式をとっている。
特徴2:若者が「自分で考えて、自分で決める」
自分でどのようなプログラムを作成するか、から始まり、プログラムの設計などを自ら考え、行動し、他者とコミュニケーションをとる能力を育てています。
特徴3:技術の活かし方を提供
ある程度プログラミング技術を学び始めると若者たちは自ら学ぶ環境を作り始めます。
しかし、学んだ技術をどのように活かせばいいかといったことに関しては、実践レベルでの学びが必要です。
イトナブでは、すでに技術を活かしているトップクラスのエンジニアと出会う場と、活かされているサービス・プロダクトに触れ合う機会を多く作り、若者たちが学んだ技術をどのように活かすかを考えられる環境を作っております。

なぜイトナブを立ち上げたのか?

自分は高校時代、はやく石巻から出ていきたいといつも「モヤモヤ」した気持ちを抱えて生活をしていました。
街は好きでしたし、友達も好きでした。しかし、テレビで流れる情報はいつも都市部の内容で、新しいモノやコトはすべて都市部が中心なんだなとおもっておりました。結果大学は都市部の大学に進学をしました。

進学した大学で自分は大きな変化を仲間達からもらえました。
そのチームはいろんな大学のメンバーたちで構成されており、それぞれがいろんなビジネスにチャレンジしている仲間達でした。
自分も彼らが実施しているプロジェクトに参加する機会をもらえ、ITという仕事を少しずつし始めました。
そのときにたくさんのチャレンジしている仲間たちや大人たちの存在を知り、自分は強くその仲間たちの背中に”触発”され、自分も何かをしてみたいという気持ちが大きくなり、結果ウェブの仕事を大学卒業後からすることになりました。

その時、石巻で感じていた「モヤモヤ」というのは、何に向かって走っていいかわからない「モヤモヤ」だったのだと気づきました。
たった1つの出会いやきっかけでモヤモヤが晴れ、進むべき道がわかるのであれば、そういった環境を地方部に作れば、きっかけを得られず、モヤモヤしている若者たちが進化できるのではないかとおもいプログラミング教育という機会を提供し、きっかけを得られる場を震災を期に地元石巻に2012年1月に団体を立ち上げました。

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これからのイトナブ

都市部も地方部も格差なくプログラミングを学び、活躍できる環境を構築する。

イトナブが掲げる目標
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1,地方都市部で眠っている優秀な人材を発掘して育成します
2,どの地域でも若者がプログラミングを学ぶきっかけを提供します
3,学んだ技術で働きたいと思っている若者をサポートします
4,地域間協力(行政・民間企業・地元エンジニア)で若者を育てます
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2012年から始まったイトナブは、石巻で築き上げたノウハウをベースに地方都市部をメインに若者たちがチャレンジするきっかけが得られる環境を作っております。(10地域展開中。2019年12月現在)
これからもイトナブは地方部でモヤモヤし、潜在的にねむっているヤバい若者たちを発掘して育てていければとおもっております。

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