職場環境の不安について考える

20年以上、IT業界にお世話になっている。様々な案件に関わると色んな事を体験する。

日本のIT業界は、コンプライアンスに対しては厳しく、ドラマであるような見てすぐ分かるようなハラスメントもあまり見なくなった。

しかし、案件の途中での離脱者や、離職者は相変わらず増えている。
前向きの理由もあったかもしれないが、ほとんどが職場環境が起因するものだと思っている。

最近「カスハラ」のニュースをよく見るが、正にこれが結構多いのである。ブラック顧客対応でメンタルに問題が出ている。
日本は「お客様は神様である」と言うある意味洗脳が浸透している。しかし、あくまでも商売と言う契約の中で成り立っている話。日本は契約違反している顧客にも泣き寝入りしたりする。スタッフ側は大変である。

そんな矛盾した状況が続き、改善の兆しがなければ、休職したり、転職を考えたほうが良いかもしれない。我慢は美徳と言うのも支配者のご都合主義であり、洗脳である。

一般的な話を書いてきたが、逆に人間関係や仕事内容に対して、それほど問題がある環境ではないのにも関わらず、なぜか会社に行きたくないかったり、憂鬱になることが結構ある。意外に苦しいものである。

このケースは結構困る。
一つ考えられるとしては、経営者や責任者のビジョン・ゴールが、メンバーのゴールを包括するようなものではなかったりする。抽象度の低いか、そもそものゴール設定が間違っている。

以前、ゴール設定ができると「今が変わる」と書いたが、その体感がなければ、そうだろうと考える。離職者も出てくるだろうと思う。

大事なのは会社自体ではなく、経営者のゴールをしっかり確認し、賛同できるかを見る。それと、自身の心から達成したいゴールも設定していくことも忘れずに。

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